30歳目前にして、うっすらと調子が悪い。ただそれだけ。
まず、慢性的に膀胱炎である。常に残尿感と痛みがある。2ヶ月に一回血尿も出る。
流石に痛過ぎて眠れないレベルになると受診して薬を貰うが、それを飲み終えても3週間後には再発する。膀胱には本当に迷惑をかける。
便も出ない。たまに催して踏ん張るが、あまりの硬さに詰まり、肛門が拡張された状態で数十分耐えなければならない。
それでも頑張ってひりだすと、便器に当たって「ゴン」という無機質な音を立てながら、隕石が落ちていく。人はこんなに硬質なものを生み出せるのか。
かと思うと、たまに盛大に下痢を漏らす。私の腸は飴と鞭の使い分けが本当にお上手だ。
30歳そこそこの人間にさせるにはいささか重い内容だとは思うのだが、今の日本の状況からすると恐らくホワイトなので黙って働いている。でも定年間近でプラプラ遊んでいる爺さんは私の2〜3倍給料を貰っている。そういう層なので仕方ない。
夜勤明けには特に理由なく涙を流しながら帰る。幸いにも帰路はぶっとんだ人間が多い地域なので、情緒不安定な女に擬態できていると思う。いや、実際そうなのか。
夫はもっと調子が悪い。ただ、1〜2年前よりは快方に向かっている。本人もそう言うし、側から見てもそう思う。
夫は私に感謝するが、感謝されるようなことは何もしていない。それも少しつらい。
夫は極度に口下手なので、私が落ち込んでいても上手く慰められない。その代わりに尻を出して振り回すという安易な笑いを取りにくる。慰められてもどうしようもないので、実はそれがありがたい。
母は、裁判沙汰になっている。
本人は特に悪くないのだが、巻き込まれ体質なのである。周りに悪人が多すぎる。
そして母は正義感の塊なので、そいつらを決して許さない。許さない故に猪突猛進な行動をとり、警察も来る。
一緒に警察に行って説明したり、関係各位に謝罪したりする。でも私は何も言わない。猪はそういうものなので。
1年以上経つが授からないので、治療に踏み出すべきなのだが、時間と気力がない。
半年前に簡単な検査を受けてみたが、特に問題は見つからなかった。というかそこの爺医師とソリが合わなかったので、3〜4回通院しただけでやめてしまった。
爺「まだ深刻になるのは早いんじゃない?笑」
じゃあ世の中の「35歳以上の妊孕率は下がります」論はなんなんだ、私が勘違いしているのか?
というか、子供を産むことが正解なのかどうかも分からない。一つの命を生み出す程、私も世の中も余裕を持てていない。不幸にするかもしれない。こういう考えの人間に、コウノトリは子供を渡さない。
何はともあれ、
腸に超やさしい職場に即刻に転職するべき案件という話(泣)