自分は氷河期世代よりも下のゆとり世代だけど、氷河期世代がかわいそうすぎる
日本の未来とか政治になんの期待感もない。そもそも政治が何かを解決しているところを見たことがないからだ。年金はまともな額はもらえないだろうし、終身雇用も危うい。退職金だって満足にもらえるかどうかわからない。
でもそういう「風潮」があった。就職活動には苦労するだろうし、給与は横ばいで日本が閉塞感どっぷりでも、そういうものだという「風潮」が。そして実際、覚悟していたよりは遥かにマシだと思えているのだ。
これは氷河期世代が苦労しているのを見ていたおかげだ。
彼らは非常に就活に苦労しただろうし、横ばいの給与にも辟易としただろう。我々世代と違うのはそれを相談できる相手がいなかったことだ。
就活なんてあってないようなもので、内定はほぼ自動的にもらえ、就職後も働けば働くほど給与はあがった。その実単なるインフレ&好景気なので、本人の努力とは無関係なのだが、この世代は完全に自分の成功体験として捉えている。そういう世代だ。
なんとか苦労して入社を迎えた氷河期世代は、今となってはコンプラ問題になるだろう長時間労働を強制されられ、それでも生活苦から抜け出せなくても「お前の努力が足りない。俺が若い頃は3徹でもしたもんだ」とバブル世代の働かないおじさんに説教を食らう始末。
2000年に導入された介護保険の導入、2003年には自己負担が3割になり、今までさんざ自分たちをいじめてきたバブル世代をなぜか支援しなければならない構図になっている。そして、2002年から老齢年金の受給開始年齢の段階的引き上げもあった。これだけ上の世代を支えながら自分たちの老後はおぼつかない。
最近だと国民年金納付期間延長の検討に入ったニュースがあった。政府は誰も何も言わないことをいいことにやりたい放題だ。ここまで来るとなんの暴動も起こさない氷河期世代が悪いんじゃないかと思うようになってきた。
我々はその屍を超えていきます。