2022-09-17

北陸新幹線ルートについて

シルバーウィーク東京から地元帰省してきたら北陸新幹線延伸の看板が駅にあってふと思い出した。

そういや北陸新幹線って敦賀から先はどうなるんだっけと。調べてみると敦賀延伸が2023年で、そこから先は北海道新幹線の整備に入るから一旦工事が止まって2031に敦賀から先を着工するとのこと。

で、気になったのが敦賀から先のルートのことだ。Google mapを開いてみると、敦賀大阪まで新幹線つなげようとした時、最短距離敦賀米原線路を敷設して東海道新幹線接続するルートになる。このルート建設距離が短くなるだけでなくて名古屋から北陸までの旅客需要も見込めるので一見合理的に見える。

だけどこの案は5年ほど前に否決された。実際に決定されたルートは、敦賀小浜ー地下トンネル京都ー新線で新大阪というぱっと見トリッキールートになった。このルートになった理由はいくつかある。代表的ものはこんな感じ。

東海道新幹線キャパが一杯で北陸新幹線接続されると捌けなくなる。

JR東海線路保有しているので、北陸新幹線運行するJR西使用量を払う必要があり運賃が割高になる。

小浜京都間に新規路線を引いた方が高速化寄与する(ざっくり20分ほど)

新規路線は将来山陰新幹線を作る時にも使える。

だけどだ、この辺の理由が決定的かというとそうじゃない気がしてるんだ。今は東京引っ越ししまったが、元々この地方出身の身としては、ビミョーなメリットのために建設費が1.5兆増えて税金から支出が増えるのがあまり納得いってない。前述のルート選定の理由も、自分のような素人目線で見ても結構ザルな感じがしてるからだ。例えばこんな感じ

東海道新幹線キャパについては、リニアが通れば余裕ができる。そうなればJR西新大阪米原間の線路所有権を買い取ったりすることはできないかJR東海にもリニア建設費の返済費用に充てられるというメリットがある。

山陰新幹線費用対効果の面で絶対無理だと思う。京都鳥取までの約230kmの区間人口18万人の鳥取市以外に10万人以上の都市がない。新幹線が採算取れてるのは、開業している高崎金沢間の約350km間にそこそこの規模の都市がたくさんあるから(上田市15万人、長野市36万人、富山市41万人、高岡市16万人、金沢市46万人)で条件が違う。

そんなわけで、コロナ対策等で財政支出が増えてる今こそ北陸新幹線敦賀以西ルート見直しするチャンスだと思うんだけどどうだろうか?

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん