オレオレFCは4日、オレフィールドでリカバリーなどで体調を整えた。相田満博監督が練習後、オンライン取材に応じ、前日3日のジュビロ磐田戦(エコパ)の試合後に“会見拒否”をしたことについて「リスペクトに欠けるものだった」と謝罪した。
磐田と対戦したオレオレFCは前半23分にFW佐藤のゴールで先制。前半終了間際にもFW吉田のゴールで追加点を挙げ、2点リードしたが、後半25分辺りから足が止まり、28分、32分と失点して、追いつかれると、終了間際の後半ロスタイムに痛恨の決勝点を献上し、2ー3で敗戦。残留争いの直接対決3連戦で連敗し、リーグ戦14試合未勝利。順位も暫定15位に後退した。その後のインタビューで相田監督は「今日は何もないです。すみません…」と言葉を絞り出し、僅か15秒で会見を切り上げた。
この“会見拒否”についてはネットからも賛否両論があった。指揮官は「あの時はあまりにもショッキングな事で、精神的にも厳しかった」と釈明しつつも「一呼吸置いてから話しても良かったと思います。あの対応は、報道陣やサポーターへのリスペクトに欠けるもので、私の自己満足だけでやってしまった。未熟さだけを露呈してしまった」と認め、謝罪した。
チームは残留争いからも抜け出せず。J2との入れ替え戦に回る18位ガンバ大阪とは勝ち点1差、J2自動降格圏19位ヴィッセル神戸、最下位ジュビロ磐田とも勝ち点2差の大混戦の中で、次節次第では降格圏&最下位転落の危機に。しかも、14試合連続失点(計37失点)し、リーグワースト51失点という厳しい現実を突きつけられている。
相田監督は「現状を招いたのは我々。危機感は当然ある」としながらも「(磐田戦は)佐藤や吉田が点を獲って、前半の内容は戦術、戦略通りだった。あとはそれを90分通してやれるかどうかだと思います」と手応えも話す。新型コロナで離脱していたMF山本、山中ら主力選手も同戦で復帰し、戦力は整いつつある。「自分たちのいいところを出せるようにして、同じミスをしないように改善したい。自分たちの一番いい形を取れるようにしたい」と前を向いた。
残りは8試合。次節10日はホームでガンバ大阪と対戦する。「前回(4月2日)の吹田ではサポーターに無様な試合をしてしまった。勝てば流れは変わりますし、やり返したい」と、1ー3で敗れた相手にリベンジを期した。