経理担当が変わるとここまで変わるかというのを最近体験したので、忘れないうちに。
実績をあげる上で重要なのが、如何にクリエイティブにパフォーマンスをあげるかだ。
ただ、そのために常にクリエイティブな形で様々なキャンペーンを立ち上げる必要がある。もともと
そういったことが好きだったので、残業や通常業務外業務なども苦にすることなくやってきた。
ただ、これに関連して生じるのが様々な経理処理の例外、例外、例外。当たり前だ。マニュアル通りに業務を
こなして、パフォーマンスを上げられるのなら苦労はしない。時には競合と組んだり、ライブパフォーマンスを
入れ込んでみたり。これまでやっていないことをやり続けなくちゃいけないんだ。
そうこの例外、例外や特別キャンペーンなどで営業所にも戻らずにいると四半期ごとに
たまるのが領収書や事務処理業務。今回もそれを当たり前のように
担当経理に回して、次のキャンペーンを進めようとした。そこで止まったんだ...業務が。「これはなんですか?」と。
色々説明したが、全く受け付けない。さらに、領収書を見れば経理側で転記できる項目も
すべてやれという。大概経理は定時で直帰。我々は常に業務外時間での仕事に追われている。このような状況なので
もちろん、事務仕事をやる時間がない。それをやれと言えば、次のキャンペーンもすることができないからだ。
そこで気がついた、それを理解して、何も言わずにこれまでの経理担当がやってきたということに。これまでは、経理に新たな
プロジェクトについて「相談」さえすれば、経理処理は「普通」に行われいた。ほとんど空気のように思っていた。
逆に言えば、阿吽の呼吸でこちらが営業関連の業務に集中し、そこでパフォーマンスを上げられることさえすれば
プロジェクト終了前後でその経費に関する相談をすれば、あとは経理が「理解」して「処理」してくれていた。
先回りをしてくれたんだ。
だが、今度の経理は違う。むしろ処理の穴をついてくる。自分の業務範囲外だと思ったら突っぱねて
くる。やり直しを迫る。もはやこれは空気ではない。これまでの経理の人たちというのは如何に営業側の
相談に答えられるかを考えてきたように思う。それが経理のプロがすることと誇りすら持っていたように
思う。相談に対してズバっと答えられることに喜びを感じていたように感じる。
だが、今回の経理は、営業側が犯した書類上の過ちを指摘できることが高評価になると思っている節がある。
もしかしたら経理はそうだという人もいるかもしれない。会計監査の人間なら間違いなくそうだろう。
もちろんコンプラを堅持するのは当たり前だ。当然、こちらもそれを前提に動いている。
だが、経理が営業からの相談に対し「どうすればそれを経理として処理できるだろう?」、「営業担当が
スムーズに業務がするために経理としてどこまで動いてあげればいいのだろう」という考えを停止し
という発想で動く経理でスタッフが占められたら、その営業所のパフォーマンスが下がるであろうことは覚悟した