コメディカル、後輩医師とついでにできない認定した先輩医師に怒鳴り散らすパワハラ野郎の専門がたまたま教授の専門分野と同じであったため、野放しにされてきた。更にその同期医師が最初は「あいつが暴れたら俺が止める!!」とか言ってたのに、いつの間にか「お前は間違ってねぇ!」とパワハラ野郎の味方をし始めてしまった。パワハラ野郎も同期医師のことが大好きで、例えば後輩がミスをすると怒鳴り散らすが同期医師が同じようなことをしても「あいつでもこういうミスはする」と普通に受け入れるのである。現場の医師が医局を運営する偉い人たちにこの地獄を訴えてもなぜかスルーされるという怪奇現象も頻繁に起きた。
おまけにこの同期医師は研修医を22時くらいまで残す(働き方改革はどこへ行った)、気に食わない研修医を無視する、自分が疑問に思ったことを調べとけと17時過ぎて研修医に言う割に自分はさっさとバイトに行くという気ままさ。しかも金が稼げるバイトが大好きで外勤も一番高価なところに行かせてもらえないとぼくちゃんやめちゃうよ?いいの?とまんまとゲットしている。この同期医師もパワハラ野郎とセットで教授のお気に入りなので特別扱いである。
それ以外にも、自分がやりたくないことはやらず都合よく体調不良になる子育て女医、贔屓されて特別ルールで突然大学院に行った挙句これまた突然海外に行きまーすと宣言した子育て女医など実にフリーダムな医局になってしまった。それもこれも女性に優しい医局をうたっているからしょうがないらしい。彼女たちの分まで当直している先輩たちを見ても当然でしょ、私たち子育て中で忙しいのよ!という態度だが少しでも勤務態度を注意すると偉い人に言いに行って怒ってもらうという技を持っているので始末に負えない。
夏から秋にかけては初期研修医が専攻科を決める、入局決定する時期なのだが当然ながらこの惨状を見てわざわざ入局するような物好きはごく一部を除いていなかった。というかまともな研修医ほど逃げてしまったのである。
人柄も良くぜひにと言われた女子、昔から当科医師になりたいと言っていた男子、ポリクリで当科を考えていますと言っていた某氏などほぼ全員が本学以外の当科か他科に入局表明してしまった。
春頃には今年もいっぱい入ってきたら困るよねーとか言っていたのに。
更に今までは使えなくても当直できるからと残っていた男性医師たちが次々と大学病院から追い出されることが判明した。当直してない女医は残しているのに???
このままでは私が追い出される日も遠くなさそうである。
パワハラ野郎は結局飛ばされる予定なのだがどうしても同期医師と一緒にいたいと最後までごねていた。同期医師もパワハラ野郎がいないとやっていけないと相思相愛の二人なのだ。
無駄にバディ感を出すなら二人一緒に飛ばされてほしかったが、偉い人たちの中では同期医師の評価が高いので残っていてほしいと思ってしまったのであろう。ここでも現場の声は黙殺されてしまった。
働き方改革を推進する側としては非常に参考になった 30年も変わらぬ姿の現場、というかそれがほとんどの職場ではフツーなのだろうね