最近、ある作品の二次創作でSSを書き始めたので、感想を書きます。いい大人ですが、今年に入って初めてpixivを見たようなずぶの素人です。
◯書いてよかったこと
作品そのものを読み込むのはもちろん、いろいろなレビューや派生する記事なんかを読んでアイデアを探すことで、新しい発見や解釈をたくさん知ることができた。絵コンテ集とかも買って、設定を学ぶのも楽しい。
・こんな素人の書く文でも読んでくださる人がいて、いいねを押してもらえること
村上春樹が昔、書くことは癒やしと言っていてなんじゃそりゃと思ってたんだけど、今ではそれがちょっとわかる。書いている間は嫌なことが忘れられるし、興奮状態なのがわかった。快感さえある。みんなやりたがるのがよくわかる。あと、自分の書く文が最高に面白く感じる。面白いなーと思って何回も読み返しちゃう。客観的に見られない。
◯書かない方がよかったこと
これはほんと不思議。最初は題材が被ったりしたら嫌だなって思うくらいだったのに、そのうち一番大好きだった書き手の人の作品すら読めなくなってしまった。たぶん、素人のくせに負けたくないような気持ちが出てきたんだと思う。あほらしいと思う。元々負けず嫌いなところが全然なくて負けても気にならない人間だったので、こういう気持ちは今まで感じたことがなかった。これはこれで面白いなとも思う。
・同じく、他の人の考察を読むのがつらくなった
考察というか、クソデカ感情をぶつけてる系のツイートを読むのがつらい。解釈は人それぞれなのが当たり前なのだが、この作品は公式にすら自CPの解釈違いについて文句を言う面倒な人がいて、そういう人は私の書いたものを見て何を思うのかなって考えたら、なんか離れたくなった。
書かない方がよかったことの二つは、私がこの作品にハマった直後に大いに楽しんだものだし、二次を書く動機にもなったものなので、マイナス感情が出て残念に思っている。むしろ全然大して活動もしてないのに、関係ない人に勝手な気持ちを抱いてしまっている自分をアホくさく思ってる。
前のように素直に楽しんでいた頃に戻りたい。修業が足りないのだと思って、もっと書くしかないのかな。承認欲求や独占欲が爆発してるだけのような気もするので、逆効果なような気もするけど。むしろ自分だけの一次創作をした方がいいのかもしれない。
よく分からんけど年齢が40超えたあたりから他人への関心や情熱というのがごっそりなくなる 愛を語る元増田はまだ若いんだろうな
それがですね、なんと35歳なんですよ。まだ心が若いということですかね。やっぱ40過ぎると枯れますか?
これホントに不思議だよねえ。「書かないほうがよかったこと」のすべてに共感するわ。自分で作品を書くようになると、他の人が作ったものを受け入れられなくなるんだよねえ…