関東と関西で1年半くらい遠距離恋愛してて、私は実家、彼氏は一人暮らしなので私が彼氏の方へ行くことが大半だった。(彼氏にこっちへこられても余計にホテル代がかかってしまうので)
その際の交通費は全額私持ち。
私はまあまあいい給料を貰っていて、実家暮らしで、毎月彼氏のとこへ行ってても月10万貯金できるくらい余裕があったので、特に苦しくはなかった。そりゃあ彼氏が払ってくれるなら貰いたかったけど、普通に自分に充分な稼ぎもあって、彼氏に会いたくて会いに行ってるんだから、別に不満はなかった。彼氏に現金を渡される方が、なんかめちゃくちゃ気が引けるから、だったら自分で出しちゃお〜って思えた。その分東京での食事は奢って貰うとかしてるし。
その事を知り合いの男性に言ったら、「え、交通費出してくれないの?彼氏ケチすぎじゃない?」と嗤われた。
殺したろかと思った。
遠距離恋愛における交通費って実は物凄く見えづらいお金だと思う。
頭では大阪-東京の新幹線代¥15,000×往復=¥30,000と言うことはわかっている。
会いに行く側はそのお金を支払って、2時間半新幹線に乗って好きな人の元へ迎う。待ってる側は待ってるだけ。チケット売り場で現金を支払うことも、駅弁どれにしようかなって選ぶことも、ちょっとお尻痛くなってきたなって思いながら新幹線に揺られることもなく、ただ家で待ってるだけ。
自分が経験していない事象に対して淡々と金を払うのって、結構キツイと思うんですよ。
“自分のところまで会いに来てくれた恋人に、かかった費用の半額を負担して支払う”行為であることを頭で解っていても、実際に彼氏側が経験するのは“恋人に現金を渡す”行為だけ。新幹線にも乗ってない、500km移動もしてない、何にもしてない。でも、現金を払う。
これを淡々と継続すると、“恋人は現れるたび現金を渡さなければならない対象”になる。
自分と相手の意識に明らかなギャップがある状態で現金を受け取るの、私はめちゃくちゃ嫌でした。
充分な稼ぎがあるから出来ること。
充分な稼ぎがあってマジで良かった。
そりゃ彼氏が億万長者なら交通費請求するけど、別に大した収入じゃないのはわかりきってるんだから、交通費は自分で出して、その分東京で沢山楽しいこと出来ればいい。
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と言う日記を1年ちょい前に書いていたのを発掘。その後、私は無事彼氏と結婚し、交通費のかからない生活に。彼氏のことケチだと言った男は当時付き合っていた彼女と遠距離になり破局。ざまあみろ〜!!!!
単に『実家に入れる金<一人暮らしの家賃+光熱費+食費+他』が 『実家に入れる金+交通費orホテル代≒一人暮らしの家賃+光熱費+食費+他』 になっただけの話で、ワタシは出して...
この女おもしれーじゃん