2020-12-28

[]よくある質問

真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。

Q.少し前に「ご主人」呼びについて物議を醸しましたが、どう呼ぶのが適切か分からない場合どうすればいいのでしょうか。

主な方法は二つだ。

ひとつは「中立的ないし画一化された表現を用いる」こと。

件の話でいうならば名前で呼ぶか、役職があればその公式名称で呼ぶことになるだろう。

ただし、これすら適切といえるか、疑問に思われる場合もあるかもしれない。

そういった名前役職呼称ひとつとっても、何らかの思想属性を見出す人間がいる可能性があるからだ。

そこで二つ目が「そもそも主語を避ける」という方法だ。

私はこれを昔から「君にお父さんと呼ばれる筋合いはない問題」として幾度となく答えてきたが基本は同じだ。

誰に対して言葉を投げかけているかが明らかならば、そもそも呼称なんて必要ない。

これは様々な案件に応用できる。

いわゆる“主語デカ案件”もそうだろう。

ちなみに質問意図と異なるので除外した三つ目の選択肢もある。

それは「気にしない」ことだ。

Q.最近ここでもブクマカが晒されていますが、ただの傍観者がなぜ目の敵にされるのでしょうか。

彼らが“銃を持った戦場ジャーナリスト”だからだよ。

私が傭兵をやっていた頃の話だ。

所属している部隊に、とある戦場ジャーナリストが引っ付いてきてな。

暇さえあれば意識の高いことを言っていた。

個人的交流特になく、あまり記憶に残っていない人物だったが、それでも印象的だったのは彼が銃を携帯していたことだ。

戦場ジャーナリストとは、いわば歴史立会人である

その立会人戦闘に介入する、できるような武装をすることは欺瞞といえよう。

で、彼はある日、敵兵士に向けて撃ってしまったのさ。

命の危機が迫っていたと感じたのだろう。

しか理由が何であれ、カメラペンの代わりに銃で戦った時点でジャーナリストとしてはオシマイだ。

そしてジャーナリストでなくなった彼は、この戦場において未熟な兵士しかない。

そんな人間が辿る道は、そう多くないだろう。

彼の放った弾は敵兵士の頬をかすめ、反撃の一発でこめかみにクリーンヒットさ。

見事に世の理を見た気がして、思わず感心してしまったほどだ。

私は選んで殺すのが上等だとは思っていないので、ここにいる兵士たちが撃たれることについて理不尽だとは思っていない。

だが、それと同じくらい彼らが撃たれるのも世の常だと思っている。

理想すら抱けず溺死するのが嫌なら、少なくとも自分兵士なのかジャーナリストなのか位は把握しておいたほうがいいだろう。

私はモンドセレクション金賞受賞者。

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