なんでも屋としての総合職ではなくて、専門家として人を雇うやり方だ。
メンバーシップ雇用と言われる日本とは違い、アメリカやヨーロッパではジョブ型雇用が一般的だと言われている。
採用時に仕事内容が決まっていて、仕事内容に対して給料が紐付けられている。
日本でも医療の世界はジョブ型採用で、医学部を出たら医者の仕事に就く。
医者として採用された場合、医者の仕事だけやって、総務や経理に回されることはない。
年功序列というものは薄く、転職したら給料が下がるわけでもない。
ジョブ型採用の場合、学校で学ぶ内容と仕事が密接な関係を持っている。
小熊英二著『日本社会のしくみ』に詳しくあるが、欧米だと、経理の人を募集する場合、経理の学士または実務経験3年以上とかが条件になる。
日本みたいにポテンシャルで学部関係なく採用するわけじゃない。
だから、当然、大学で何を専攻するかで就ける仕事や給料が大きく変わってくる。
一流大学を出てても、「食えない」分野だとタクシードライバーしか仕事がないとか普通にある。
日本の場合、日大医学部を出て医者になると、多くの東大生よりも高収入になる。
日本がジョブ型採用になった場合、これと同じことが全学部で起きる。
つまり、日大で経営や経理(あるいはその他の「食える学問」)を勉強した人のほうが、東大で哲学や歴史学を勉強した人より、高収入になるってことだ。
東大入試は科類別で、何を専攻するかは入学後に決まる。この制度が維持出来ているのは、どんな専攻に回されたとしても、東大卒のポテンシャルが評価されて、就活でもその後の人生でも、大きく不利にならないからだ。
しかし、ジョブ型採用になれば、何を専攻するか次第で、東大卒の収入や社会的地位が、日大卒よりも低くなるのである。
そうなったら、入学後に専攻が決まるなんて悠長なことはできなくなるだろう。
今の大学制度全体も、メンバーシップ雇用を前提として組み立てられていて、ジョブ型雇用にするならば、産業界だけでなく、大学などの教育機関も大きく変革することになるだろう。
でも、そんなことは無理だから、この先もメンバーシップ雇用と、就活する年に不景気だと人生終了氷河期世代の理不尽は永遠に続く。
今までだって「イン哲行っても食えない」みたいなことは散々言われてたわけだからな
35で未だにTAの俺、耳が痛い。
まず日本は中間管理職多すぎやで 上や取引先から来たメールをうちらに転送する以外、何も仕事してない上司の下で仕事してた事あるからな・・・ 上級平社員みたいな人増やしてほし...
今でも日大文系卒でも成功してるやつもおるし 東大卒でも落ちぶれて無職のやつおるやろ 結局、個々人の力
その代わりに〇〇がやりたい!と思ってるやつはその仕事をしやすくなるからな。そして自分のやりたい仕事であれば高いパフォーマンスも出せるし。 今は〇〇がやりたい!と願っても...
医学部を出て高収入になれるのは医師免状を取得するからだろ。経営学部を出ても会計士や税理士になれるわけではないから、その理屈は無理があるぞ
横田だけどアメリカの上位大学の学部別平均収入のデータ見たら本当に専攻別に大差が付いてたよ。 はてブした気になってたけれど検索しても見当たらない。 社会学を専攻するとたとえ...