2020-07-04

「おけけパワー中島」のネーミングの素晴らしさについて語る

おけけパワー中島という概念流行っている。

元ネタについての解説はググれば出てくると思うので省略する。

私のツイッターアカウントのTLにも例によってその「おけけパワー中島」の元ネタ漫画がどんぶらこと流れてきた。読んだ。

そして、

登場人物への感情移入よりも先に、この「おけけパワー中島」というネーミングの素晴らしさに、雷を撃たれるような衝撃を受けてしまった。

私は「綾城」や「おけけパワー中島」なんかよりもずっと、漫画の作者・真田氏に強く嫉妬しそうになった。「おけけパワー中島」が出てくる引き出しがあるのがすごい。天才だ。

このたった8文字の中にある情報量がとにかくすごい。

「おけけパワー中島」は友達が多い

おけけパワー中島は恐らく、最初からおけけパワー中島ではなかったはずである

はじめは「中島」とか「中島〇〇」のような名前であった可能性が高いと思う。

そこから例えば「#リプもらった名前で1日過ごす」と言うツイッタータグ実施したり、

あるいは普段言動の中で「おけけパワー」と発言する事があり、いつの間にかそれが友人間で定着してしまって、現在に至るのではないかと推測できるのだ。

作中で描かれている中島の知人・綾城は品のある大人しげな性格だったので、おけけパワーとあだ名をつけるのに悪乗りするタイプではなさそうである

という事は、中島をおけけパワーと呼び、それを定着させるに至るに関わった人間は、綾城の他に複数存在する友人である

「おけけパワー中島」は表現者である

おけけパワー中島表現者である

これは作中で綾城が「中島さんの新刊も楽しみにしている」と言った事にも裏付けられているが、名前からも伺う事が出来る。

そもそも、おけけパワーとは何か?

おけけとは、恐らく「毛」を丁寧に呼んだ呼び方ではないだろうか。

では「毛」とはどこの毛か。パワーという単語が関わるぐらい中島にとって力強い存在であるとしたら、

そう、高い確率で「陰毛」ではないだろうか。

仮に「おけけ=陰毛であるとするなら、中島R-18系の創作をしている可能性が高い。

あるいは、中島推しが胸毛がボーボーの男性であった場合は胸毛かもしれないが、その場合エロシーンで胸毛を喜々として描く中島の姿が目に浮かんでくる。

「おけけパワー中島」はメタに響く

このように作中描写としての情報量も多いが、メタ的に考えたときにも「おけけパワー中島」の効果はすさまじい。

これは作中で中島嫉妬する人間視点でも、漫画を読んでいる我々の視点でも。

わず突っ込みたくなるフレーズであり、

ふざけているのかと腹を立てたくなるフレーズであり、

寝る時にふと布団の上で字面を思い出してしまフレーズであり、

それまで考えている事を一度忘れしまいそうな集中を削ぐフレーズであり、

おけけパワー中島とはどのような人間なのか真剣に考えてしまいたくなるような哲学的フレーズでもあり、

そして今「おけけパワー中島」は概念になろうとしている。

おけけパワー中島、これで君の人生は……始まりも、終わりもなくなった。

君という存在は、一つ上の領域シフトして、ただの概念に成り果ててしまった……。

  • 意味もなくキンタマキラキラ金曜日と似たものを感じたのは俺だけだろうか

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