『テラスハウス』って恋愛リアリティー番組で自殺者が出たそうだ。
『テラスハウス』(やバチェラーとかオオカミくんのような類似の恋愛リアリティー番組)は番組構造がそもそも負の感情を前提とした事実上のモキュメンタリーである。
恋愛リアリティー番組という場ではこういう自殺沙汰がおこりやすいし、事実洋の西洋を問わずして起こっている。
で、ツイッターとかで反応を見ていると「番組は悪くない!○○(=SNS・誹謗中傷)が悪い!」という評判ばかり。
なぜ自分が好きなコンテンツのせいで被害者が出たことに関し、視聴者は他責的なのか。
番組制作者側も一定の責任を負うべきだが、そういう番組をのさばらせてきたのはほかならず我々視聴者ではないのか。
「自分が好きなコンテンツは社会的害悪が大きかった。だから今後は見るのはやめよう。」となぜ言わないのか。
なぜ好きなコンテンツそのものやそういうものが好きだった自分を批判せずに、それ以外の要素に責任を擦り付けて何事もなかったかのようにふるまうのか。
結局この騒ぎで可視化されたのは、残酷な仕掛けのバラエティと、それを支持し反省できない愚劣な視聴者の群れだった。
アニメや漫画の世界も問題だらけだが(今あげたのは一例に過ぎない)、このような作品に対する批判への返しも『テラスハウス』愛好者のロジックと何ら変わりはない。
anond:20200523222731 八陳謝情報開示請求して裁判するまで誰なのか不明だろう