2020-03-01

無償の愛を感じる

無償の愛ってあるんだな、って子ども育てながら感じてる。

から子へ、じゃないよ。子から親にだよ。

子どもの、あの無条件で親が好きな感情凄いよね。

子どもの隣で寝てて、寝返りをうった子どもの目が開く時があるんだけど、自分と目が合うとにこーって笑うんだよね。

母親が隣にいるというただそれだけでこんなに幸せな顔してくれるの、って毎回新鮮に驚く。

半分寝てるわけだから子どもが笑おうとして笑ってるわけじゃないと思うんだけど、母親が視界に入ると笑うってプログラミングされてるのかってくらい自然に笑うんだよ。

すごい。子ども育ててるだけで承認欲求なんてガンガン満たされる。

夫とも相思相愛結婚した訳だけど、それとはまた違った部分で満たされるものがある。

私がかける以上に、好意的言葉がじゃんじゃん子どもの口から発せられる訳ですよ。

お母さん大好き、お母さん大好きって。

自分子どもの頃は親から●●ちゃん大好きだよって育てて貰ったはずだけれど、大人になると人から好きって言われる機会も減るからね。これまで付き合ってきた人からも夫から好意は口にして貰っているけれど、子どもほど溢れるようには発言しないからね。

そんなんだから子ども世界の全てになってしまう人がいるのも分かる。

だって成長過程の一時期でしかないとはいえ1人の人間にとっての世界の全てになってしまえるんだよ。

その感覚が忘れられず、子ども世界が広がったことに気がつかず、自分だけずっと子どもを見てしまうんだろうね。

子ども幸せを望む余りにそれが本人との幸せ乖離してしまうこともままあるだろうし、見ていたものがいつの間にか見えなくなるなんて陥りやすい罠ではあるなと思う。

からと言って毒親擁護する気持ちは全くないけれど。

常々、今だけ、今だけだからね、こんな手放しで親の全てを好きでいてくれるのは今だけだからね、と戒めるようにしている。現状に胡座かいアップデートを忘れるとすぐ親子関係崩れるからねって。

自分だって子どもの頃は母親大好きだったし、ちょっと役員用事とかで母親幼稚園に顔を出した日にはニッコニコで飛びついてた。毎日同じ家で会ってるし、数時間後にはまた会うし、というか数時間前まで同じ家にいただろ、って今なら思うんだけど、私のお母さん!って喜びがあるんだよね。

でもそんな子ども時代があった自分も、今では年に数回会えば充分だし、お互い自分人生を歩みましょうねくらいに思ってるし、相手するのが面倒だなというのが正直な気持ちから自分自身の気持ちの変遷を自覚して子どもに対しても冷静な視点を忘れないようにしたい。

母親子ども関係は難しいね

願わくば嫌われたくないし、何かあったら悩み相談とかしてもらえる程度には信頼してもらいたいし、良好な関係を築いたまま成人を迎えてその先もやっていきたいし、その為に努力しようとは思ってる。

でもね、ほんと"私が居る"というただそれだけのことに、子どもが心から嬉しそうに笑うんだよ。

毎日毎日寝ても覚めても喜ぶんだよ。

子どもまれから1人旅行とかしてないから、生まれからこのかた母親に会わなかった日なんてないのに、何がそんなに嬉しいのか不思議なんだけれど。

産んだだけでこんなに愛してもらえるなんて凄い。

そりゃ毎日育ててる訳だし、育児は体力も気力も更に言えば金銭的にも負担は大きいのだけど、返ってくる愛情が大きすぎてなんだかお得感すらある。

ありがたい。頑張って産んどいて良かったわ。

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