そろそろ「やっぱり俺オタクじゃないかも……」と予防線を張っておいたほうがいいと思いますよ。
なぜならオタクというコミュニティの崩壊が近づいているためです。
それが「オタクというコミュニティ」全体に対して適用される時期が来たのです。
昔ながらのネットユーザーの抱くオタク像とはかけ離れたであろう自称オタクが大勢ヒットします。
「オタクがメディアで(比較的)好意的に報道されるようになったことでメジャー化したと思って名乗りだしたオタク」とでも言いますか?
言うなれば「日和見オタク」あるいは「周回遅れ勢」のようなタイプが現在の自称オタクの主流派である様子。
そして、その一方で所謂「萌えオタ」の姿が見られない、ということです。
一昔前であれば「萌えオタ」が自称オタクの大半を占めていたことでしょう。
SNSでオタクを名乗ることでオタク軍勢に勝手に「戦力」としてカウントされるのが令和のリアルです。
萌えオタの好む「アニメアイコン」が文字通りのアイコンとして機能している実情があります。
しかし「オタクが一般化した」という体感とは裏腹に(萌えオタに代表される)従来のオタクはむしろ少数派となりつつある、ということでしょう。
逆に言えば、未だに萌えオタをやっている方々は相当先鋭化した集団であるということです。
そして、それら人種が極めて好戦的であることはネットユーザーには改めて説明する必要もないでしょう。
合わせて「オタクの共同生活」というミームが同時多発的に立ち上がりつつあります。
これは日和見オタク(仮)をターゲットとしたものでしょうが、先鋭化したオタクのハブともなり得る危険性を指摘します。
すなわち山岳ベース事件のオタク・バージョンが起こりうる下準備が完成に近づきつつあるということです。
今までオタクの引き起こす事件は単独犯だったため「一部のオタク」として切り捨てることが可能でした。
しかしオタクの共同生活が事件を誘発することでオタクという「場」にこそ問題があることが露呈してしまうのです。
そして日和見オタクにはポリシーがないので「ヤバイ」と感じたら蜘蛛の子を散らすように退散するでしょう。
オタクというコミュニティの崩壊は、もはや既定路線として過言ではないでしょう。