社会人になって10年くらい、ずっと正社員で働いてた。わりと真面目なほうなので、任された仕事はきっちりやったし、会社の経営理念のかビジョンを理解して体現しようと努力してたし、どうしたら会社や事業をもっと良くできるかいつも考えてた。それなりにお給料ももらってたと思う。
数年前に身体を壊してしまって(メンタル面からくるやつ)、それでも会社続けたいと思ったので、休職したり薬変えたりを繰り返して頑張ってみたけど、体力がついていかなくて週5勤務がほんと無理になってしまった。散々迷った挙句、退職を決断した。
優しくて理解のある夫には、体を一番に考えてね、家事するためじゃなくて体を休めるために仕事辞めたんだから家事は無理にしなくていいよ、しばらく休んだ後は仕事してもしなくてもどっちでもいいけど無理だけはしないでね、と神みたいなこと言われた。
お言葉に甘えてしばらく専業主婦になったけど、昼間誰とも話さないことによる語彙力の低下とか、毎日予定が無いが故にずるずる生活リズムが崩れてしまうことに自分自身が許せず、何より自分のお小遣いは自分で稼ぎたくて、また働くことにした。
雇用形態はなんでもよかったけど、とにかく無理はしたくないので週3で働けるところを探した。
ちょっとした専門職なんだけど、週3でも可能な案件ってほとんどないことに絶望した。でも派遣会社のコーディネーターさんが一生懸命探してくれて、今年無事に派遣社員として働き始めることができた。
勤務先の会社は幸いにも派遣社員を差別するような風潮はなく、だからといって正社員と同じような責任感を押しつけられることもない。関わるプロダクトも興味を持てるものだったので、割といい温度感で仕事できてる。
正社員で働いてた頃は趣味と呼べるものがほとんどなかったけど、今年に入ってピアノと筋トレを始めた。土日は夫と過ごして、平日3日間は働いて、残りの2日間は趣味に没頭する。
出勤日の緊張感のおかげで、休日は解放感を味わって思い切り趣味を楽しむことができる。少し体調を崩してしまっても、ゆっくり寝られる休日が週に何度もあるので、次の出勤日には万全の状態で仕事できる。
正社員やってた頃に比べて収入は半分になったし、まだ薬は手放せないけど、たぶん今が人生で一番充実していて楽しい。
大黒柱となって働いてくれている夫への感謝を忘れず、甘え過ぎないようにせねばと肝に銘じつつ、この楽しい生活が続けばいいなと思ってる。
今はよくてもそのまま何年も続けば夫の方も「俺何でこいつ養ってるんだろう…」となるし、 子供でも産めば別だけどそうしたら正社員で働いていた時の方がマシってくらいの地獄にな...
増田はそうなったわけ?
半分はそう 半分は友人