何年経っても関西弁聞くと、月を見ると、タバコ吸っている人を見ると、バスの運転手を見ると反応してしまう。
勿論めちゃくちゃ意識してやってるわけではない、無意識に近い。とりあえず気を紛らわすために色んな出会いの場があるところに行き、沢山の男性と知り合い、その中にはとても素敵な方もいた。交際寸前までいった方も何人かいる。でも、心のどこかで引っかかってしまいお断りしてしまった。
再会できる確率なんか低いのに、またいつか会えるんじゃないかってどこかで信じている自分がいる。
一目惚れって何?意味わかんない?第一印象で好きになるって何?ただの面食いじゃん(笑)ってあの人に会うまでずっと思ってた。
あの人は一目惚れだった。一目見た時から言葉では表せない感覚に導かれた。彼に吸い込まれるような、不思議な感覚だった。
一目惚れなので名前も職業も年齢も何をしている人かも何もかも知らない。なのに、彼に一目惚れしてから早5年近く経つが未だにひっかかっているのである。一目惚れの威力はすごい。心臓が口から飛び出そうなくらい、ドキドキして頭が真っ白になって会話するのがままにならなかった。あの感覚。
でもいつまでもあの人のことを引きづりながら生きて行くのは違う。仮に再会出来たとしてどうするのか?ずっと好きだったとでも言うのか?そもそも彼は私のことなど覚えていないだろう。仮に覚えてくれていたとしても、彼がどんな人か知っていくうちに冷める可能性もある。だから、早く進みたい。これは一つの思い出と経験だと割り切りたい。そうずっと思ってるのに今も心に残ってる。きっとこれからも残るんだろうと思う。笑顔が本当に眩しくて、聞くと落ち着く声で、思い出す度頑張ろうって元気をもらっていた。勝手に好きになって勝手に元気を貰って気持ち悪いな私。でも一回きりの縁だとしてもこんな気持ちになる人に出会えたことにすごく感謝している。一目惚れなんか滅多に経験できることではないと思ってるから。ありがとうございます。
来週から彼に会った場所の近くで働くことになった。私の家から新幹線で3時間かかる場所。だからこそ一つの分岐点なのではないかと思っている。あの地に行くのも5年ぶり。勿論再会など期待していないが5年ぶりの地だからこそ感じる新しい感情があるのではないかと思っている。だから私は新天地で新生活頑張ろうと思う。
おい!いつもの!出番だぞ!!