一言でいうなら「このご時世メガヒットするのは『あそびのあるもの』」なんだな。
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たとえば。
仕事がら1か0か、明確にできるものはするのが普通って思っていて、18時が定時ならその時間にあがるのが常識と最近まで思ってたのだが。
ってスタッフに言えることが結構いい空気を作るって事例を目のあたりにして。
詳細をぼやかすこと(抽象性を持たせる)や余裕を確保することで、長期的にいい結果を発揮することもあると学んで。
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この映画なんてまさにそれ。
・音楽→RADWIMPSにおまかせ。J-POP垂れ流し状態。
・企業タイアップ→代理店におまかせ。どこもかしこも企業ロゴ。
・主人公のキャラ設定→細かい拘りは皆無。皆が投影できるキャラ。※注
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そうなんだよ。
この時代、選択肢が無限にあるこの時代に、例えばシンコジラの庵野みたいに、自分の「イズム」にこだわり続けていても、メガヒットにならない。
皆の平均点とれる作品、そういうものが、広く伝わる。皆で物語を共有できるんだ。
まあ、それはそれでいいんだと思う。
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もちろん
・定評がある美背景描写のコンボを、「十分な」予算でキメる(3D花火とかな)
・「中二物語」な脚本をRADWIMPSとスクリプトドクターを注入して完成度高める
あたり、押さえどころはちゃんとやっているわけで。
それでいいんだと思う。
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というわけで、映画っていっても、制作陣と同じ中年からすると、知っているものばかりで構成されているから(見たことあるやつ)、レビューとか書こうかな~って思いながら観てた。
※注 エロゲにありがちな自意識過剰、唯我独尊、男尊女卑、そんなイタいヤツを観る前期待してた
補足
ハルキストだ。 目覚めたのは高校生の頃。 たまたま手にしただけなんだ。嘘じゃない。 海外の日本人用の図書館で、赤と緑の装丁の小説が目について、 ちょうど年頃だったので恋愛...
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補足 (原理主義の観点から) セカイ系のはじまりは、「世界と終わり」らしいので、観ながら比較していたんだけど、 あの頃は「社会VS個人の世の中、折れるとこは折れるけど、勝ち...