2019-06-16

無気力

大学受験に失敗した。予備校に通うお金もなく、宅浪する覚悟もなくて、後期で受かった地方国立大に通って2年目。眠れないのは隣人の騒音のせいじゃない。

第1志望学科には合格できなかったけれど、最初のうちは長く続いた受験勉強から解放されたということもあり、自分なりに楽しもうと思っていた。でもダメだった。

周りと自分のやりたいことが全く違うのが苦痛だった。遊んでばかりいる人がやたらと目について、「本来自分はここにいるような人間じゃなかった」なんて考えるようになってしまった。

そんな態度が周りに伝わったのか、元々のコミュニケーション能力の低さが原因なのかはわからないけれど、友達もあまりできずに今は1人で講義に出ることがほとんどだし、サークルもやめた。バイトの同期は違う学科ほとんど会えない。土日は家から一歩も出ないことのほうが多い。今まで一度もできなかった彼氏は、今もできないままだ。

なんとなくフォローを返した大学の知り合いのインスタグラムストーリーには、毎週のように飲み会の様子があがる。

予備校に通っていた高校とき同級生は、志望の大学合格して楽しそうに毎日を過ごしているみたいだ。

親のことは大事だけれど、奨学金を借りずに大学に行けている人のこと、留学できている人、予備校に通える余裕があった人を見ると、羨ましくてたまらなくなる。

具体的に何が辛い、というのははっきりと言えないけれど、ぬるま湯につかったような毎日に、ぼんやり死にたいなあと思っている。やりたいことがないわけではない。好きなもの、楽しみなことがないわけでもない。だけれど、それすら面倒に思えてくるほど毎日億劫で仕方がない。

大学に入ってから顔への執着が酷くなった。周りの目線が怖くなった。

講義で当てられると泣きそうになった。

狭い講義室が怖くなった。

大学生なのに」充実していないことをみんなに悟られるのが心底嫌だ。

夏休み帰省するけれど、大学に行かない生活が長く続くと、もう行けなくなるのではないか不安になる。かと言って中退する勇気もないし、今まで大学に払ってきたお金無駄になるかと思うとこのままなんとなく通って卒業して、なんとなく就職するのだろう。

なんのために生きているのかほんとうにわからなくなってきた。

(6/16 誤解を招く表現があったため修正しました )

  • >>可も不可もないところに就職 なんて、できるつもりでいるのがすごい。 歴代の大学生がどれだけ就職で心を折られてきたことか。

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