https://kakuyomu.jp/works/1177354054889012856/episodes/1177354054889013851
ぎゃはは。
これあるあるだと思うよー。所属明かさないでずるいと思うけど言わせて。
■初作品が、タイミングがよかったとか装丁最高だったとかタイトルがよかったとか、いろいろ偶然が重なって割と売れる。
■とりあえず作家を鼓舞するために動かす。担当編集「次回作、会社も期待してます。アニメ化だって夢じゃない! 書いてみてちょ」
■作家「アニメ化ですと?」 かくしてノリノリでプロット送ってくる(ドヤ顔)。しかし、手垢のついたネタのオンパレード。展開・人物描写がテンプレ祭り。そもそも文章下手。
■編集者ここで気づく。こいつ、物語を編みたいんじゃなくて、ただ作家になりたいだけのやつや(前から気づいてたけど)。こいつに期待すんのは無理やから、トレンドにオンさせて、なんとか金にする方向探るか。幸いいまは時間あるし、作家さんに寄り添ってベストセラーにしてやんぜ!(この時点ではやる気ある)
■というわけで、プロットに変更を加えるのを打診する。「とりあえずケモノにしときます?」みたいな。
■このやりとり、意外と上手くいかず、そもそも、作家を目指すようなやつは合理的に物を考えられない文系・芸術脳やから、あえて指示に従わなかったりする。それでも編集者はモチベを保たせるため「いいですねー」なんて褒めながら進行。
■編集者、やりとりに疲れる。こいつどんだけ勘所悪いんだよ。もちろん作家も疲れる。
■編集者は忙しいので、かまってられなくなる。てか、いまの編集者は本だけやってるってのはレアで、映像やったり、ウェブやったり、イベントやったり、できるやつほど仕掛けてるから、できない作家さんの作文教室をしてる場合じゃなくなる。
■連絡が滞りがちになり、作家キレる。「どんだけ直させんだよ。編集者に合わせたのにひどい。クリエイターをなんだと思ってるんだ。リテイク代出せよ! アニメ化ってウソつきましたね!」
■編集者、心から謝罪する。しかし心の中で思う(いやでもさ、オーダー通りのものもらえてないんだよな。。。そもそもこいつ才能ないし、関わんなきゃよかった)。
■作家、怒りが収まらず、SNSに出版社の悪行を暴露する(作家視点から偏った見方の)。賛同する声集まる。出版社なんて滅びればいいのにの声多数。
俺がこういうトラブルを経てたどり着いた結論は、そもそも本作りはお金にならないってことを繰り返し伝えることかなと。
期待がでかいんよー。まじで金にならないから、物書くの好きでたまらない奴以外目指さないでほしいわ。
たまにすごい才能には出逢えるけど、ほんと一握り。
いろいろ偶然が重なって割と売れる。 の時点で違うパターンっぽいが。
作家希望者に大型書店に毎日行くように進めてくれよ で、おまえの書いた本ってそこに並んでたら手に取ってもらえるものなの?って質問してくれ