関東圏でも関西圏でもない田舎で育って、田舎の大学に進学して、東京で働いている。
もう高校も大学も卒業してしばらくたったが、上京してからずっと私立コンプレックスをかかえている。
中学の同級生などは大学進学者自体が数えるほどしかいない。女は看護師か保育士か学校教諭か水商売かサービス業が大半である。
新卒で上京してからこれまで、いくつか渡り歩いてきた会社では、中高大の全てまたはいずれかが私立の人が圧倒的に多い。
都会では中高私立というのは特別ではなさそうだと頭ではわかっている。
でも都会だろうと田舎だろうと私立は国公立に比べて圧倒的にお金がかかる。
そもそも私立の生徒数の方が多そうだということもなんとなくわかっている。
でも、当たり前に私立に行って、留年や浪人をして、奨学金という名のローンも負っていない人が、過半数以上の職場ばかり見ていると、たまにドッと疲れる。
国公立で奨学金も一人で返済してることを認めてもらいたいのか。
親孝行だと言われたいのか。
私立に行ってた人は親の資金力という下駄を履かせてもらってずるいと思ってるのか。
女の私にお金はかけられないと言われ、自力で国公立に行く努力をしたことを褒めて欲しいのか。
一度、「俺も奨学金は自力で完済した」という国立出身の上司がいたけど、中高は私立だった。
貧しくは無かったけど私立を選ぶ選択肢がなかった私は無い物ねだりなだけなんだろうか。
だからといって人生やり直せたら私立に行きたいというわけではないし、学校では得難いものを得られたと感謝しているのだがずっともやもやしている。
地方だと高校は私立=公立落ちたバカが行く所、って認識じゃない?
定員割れしている公立も多いんで。 どっちかっつーと、上位公立に入れなかったけど下位校には行きたくない人の受け皿的ポジションだな。
「親のお金を頼りにする事は当然だ」という考えを持つ人に対して、もやもやするのだと思います。