外食にそこそこ行くので食べログのレビューを頑張って書いていた時期があったが全然書かなくなってしまった。食べログでレビューを書いていてわかったこと、書かなくなった理由を書きたい。いわば食べログのレビューである。
レビューをそこそこ書くとプレミアム会員権がもらえる。基準は公開されていないが、私は3ヶ月間、月10個は書いていた。しばらくモチベーションが下がって、月2~3になってしまったら3ヶ月ぐらいで解除されてしまい、それ以降はモチベーションが0になって1回も投稿していない。
「このお店はもっと評価されてもいいでしょ」と思って高評価をつけても、店舗の評価は変わらない。非公開の謎ロジックで点数がついている。たくさんのお店に行き、フォロワーがたくさんついている「影響力」のあるユーザーの評価が店舗の評価に大きく反映する仕組み。
「フォロー」の仕組みは、地域・好みが近いユーザーのおすすめするお店が見れるのは良い。ただ、前述の通り、食べログでレビュー書いているからには「このお店を応援したい」「このお店はもっと評価が低くてしかるべき」のような正義感みたいなものが出てきてしまい、自分のレビューに影響力がほしいと思ってしまう。そうなると必然的にフォロー・フォロワーをつけ、読まずにいいねだけ押していく関係が増える。
食べログ3.54、おっいいねと思って行ったらかなり残念、3.0でももったいないレベルのお店に出会うことも多くなってきた。こういうお店はだいたい「公式情報」マークがついている。食べログにお金を払っているから、点数操作を受けているんだろうなとか、著名レビューアーを買収するとか少々レビューで不正をしても目をつむってもらえるんだろうなとか感じざるを得ない(個人の感想です)。
「口コミ」の「評価」を見ると怪しさがよくわかる。次の2店舗の評価分布をご覧いただきたい。片方が「公式情報」の店舗、もう片方が同じエリアのまったく別の店舗である。
どっちの分布の店舗の方が点数が高いだろうか? あなたならどちらの店舗を選ぶだろうか? 前者が公式情報の店舗。こっちはレビューの総数は少ないのに極端に悪いレビューが目立つ。点数は3.54。後者は公式情報ではない店舗で、点数は3.21。平均値や中央値で考えるとこの2店舗の点数はだいたい同じになって然るべきだろう(高評価が怪しいということを考慮に入れなかったとしても)。食べログはもう点数の表示を単純平均にするか、中央値を出すほうがレビューサイトとしてまだ情報価値あると思う。
よく噂される、ウソのような本当の話。具体的には「火災報知器にラップがかけてありました。安全性は大丈夫なのでしょうか。」と書いたら消された。まったく事実だし個人の感想でもあり、そういう情報がレビューとして必要とされると思うのだが……。消されたら「この文が違反しているので消えました」と通知メールが来るのが武士の情けともいえよう。その文を修正すると公開はされる。ただ、やはり店舗が書いてほしくない文は書けない。食べログの気持ちはわかる。食べログのお客さんはユーザーだけじゃなく店舗もだもんね。でも店舗にいい顔しすぎると、今後「あ、この店は公式情報だからちょっとリスクあるな」となってしまうよ、逆に。それってお店にも食べログにも、長期的に見て厳しいよね。