2018-03-09

まれて初めて同人イベントに参加した。

忘れかけていた劣等感を引きずり出された。

ものすごく小さなジャンルで、サークルの数は10を超えるかどうか。

その中で好きなカップリング新刊や既刊を買うと10冊足らず。

参加しているときは楽しかった。サークル参加する側も買い専もほとんどツイッターで繋がっているような小さなジャンルから

ちょっとしたオフ会みたいで楽しい時間だった。

家に帰って、買ってきた他のサークルの本を読んで愕然とした。

自分の本がいか稚拙で見劣りのするものか、並べてみたら一目瞭然だった。

装丁、内容、ボリューム、全てにおいて「初めてのサークル参加だから」という言い訳でが通用しないほどクオリティが低かった。

自分の見通しの甘さ、人生経験の少なさ、感受性の乏しさ、語彙の少なさ、そういうものを一気に突き付けられた気分だった。

お金を出して買ってもらう」商品だというのに、これだけのものしか作れなかった。

ネット作品を公開するなら無料だし、つまらなければ読み捨てられる。所有権はまだ私にある気がする。

でも、金銭を受け取って渡してしまった本は相手の所有物だ。

他人に所有されるようなものを、あんな形で作って頒布してしまって、本当に申し訳ないと思っている。回収したい。

「同じイベントで出されている本」という同列の中で、他人と同じカップリング作品を作る。

それが批評を受ける。

他人からおもしろかった」「つまらなかった」と思われる。

それが耐えがたいくらい辛い。劣等感を煽られる。

ツイッター相互になっているような人たちばかりだから普段当たり前のように仕事をしていたり学校に行ったりしているのを知っている。

同じ条件の下で、頒布するために書いたものにこんなに差が出るなんて。

私が出したのはたかが20pに満たないエロだけのBL小説だが、他の作品の中で「たかが20pに満たないエロだけのBL小説」がいか稚拙で、恥ずかしく、本にする価値のないものであったか、を思い知らされた。

自分なりに必死で書いたものあん低俗ものしかないなんて、自分人間としての底の浅さを知ってしまった。

どれほど努力しても、きっともうお金を出して買って貰ってもよいと自分で思えるようなものは書けない。

ネットで細々と、他人に所有されないものを書いていきたい。

同人やってる人みんなすごいわ。

  • 精進するしかない

  • あなたがあこがれてる人も自作に対してそう思ってるかもしれないよ 作者自身だって読者の一人でしかないもの 自分の作品を客観的に評価するには年単位で時間が必要 だから結局は自...

  • 気持ちめっちゃ分かる。 何年も何年も続けて最近、何とかちょっとだけマシになったかも・・・?っていうレベルに来た気がする。(漫画描きだけど) ご多分に漏れず最初にあまりのク...

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