ガチオタでは全然ないけどアニメは見るよ、って程度の人が言うことなので、まぁさらっと流してほしいと前置き。
休みでやっと録画いろいろ消化して、録ってたラブライブ!サンシャインも見終わった。
ストーリーはさておき、バンドとかダンスとかをそこそこ知っている観点で見ると、わかってるとは思うが、まぁツッコミどころ満載なわけだ。
●ピアノでメロディができたかと思ったら、いきなりフルバンドでコーラスワークバリバリの曲ができている
音楽作り的にはまさにありえない話で、ここがいちばん違和感がバリバリ。
ピアノは弾けてもバンドのキーボードのアレンジができない人なんてごまんといる。
ベースラインとかドラムの打ち込みとか、激しいギターソロとかまで作曲できたら、小室とかつんくとかヒャダインになれますな。
でも、一介の高校生にそんなことができるわきゃないので、せめて代わりに
③CubaseやらVOCALOIDやらを持っててDTMができるメンバーが中にいる
とかそんな背景があることにしてほしい。
●なぜか屋外の練習で振り付けとフォーメーションが完璧にできている
ダンスの練習するときのマストアイテム、鏡とビデオカメラがないぜぇぇ!
そしてやっぱりダンスはインストラクターやガチでうまい人に基礎から習わないと絶対うまくなれんのだ。
そうでなければ、YouTubeでお手本になる、いわゆる「踊ってみた」ではない本物のダンスや、アイドルの動画か何かを見ていてほしい。
でも、別にそういうことをがっつり表現してほしいわけじゃない。
別にメインのストーリーと一切絡まなくていいから、ほんのワンシーンというか、ひとカット程度でいいんで、そういうリアリティをちょっとだけ匂わせる一コマを入れておいてほしいんだ。沼津っていうリアルな世界を舞台にするならなおさら。
必要ないよそんなもん。 だから描写しないの。 苦しみ続けろ。
シナリオ構成上、それは余計なこだわりと名づけられるんじゃないかな。構成上大事なものからとっていったら残るはずのものを敢えて取り入れるということはアニメの世界を壊しかね...
なるほど、「アニメのリアリティ」ね。おもしろい考え方だと思う。 様式美的なものと近いのかな。 ハリウッド映画とか特撮ものにも同じことが言えそう。 かわいいキャラとか衣装が...
そうそう、結局のところは最後に書かれていることに行き着くと思う。別のことを感じさせないこと、つまり没頭させることはエンターテイメントの最大の目的だと思われる。 そうした...
やたら美少女が出てくるとか、萌え要素が多めとか、水着回とかそういうのに全然魅力を感じないんだけど、ストーリーに必要がないことしてて緊張感がないから、なんかそこだけ分断...
ピアノのメロからいきなりフルな曲になるのは、ミュージカル映画でピアノやギターで弾き語ってたところからシームレスにフルオーケストラで歌って踊れる曲になってくのと一緒なわ...
ミュージカル的な要素を想定してるんだろうなってのは見てて汲み取れる部分はあるんだよね。 でも、決定的に違うのは、歌と踊り=表現を作り込んでいく、いわゆる「制作過程」って...
リアルなことを言ったら高校生があのレベルの曲・ダンス・衣装を半年で何本も作るとか根本的に不可能なわけで かといって視聴者はしょぼい曲やダンスや衣装なんて見ても嬉しくない...
最近の高校生なら多分できるぞ! 強豪校の黒人留学生ならね!
現実的にできないのは前提として、理想との乖離の度合いってやつが気になるんじゃないかなと。 ピアノでメロ作って「できた!」って言ってるところから飛んで、衣装・ダンス・曲が...
そりゃプリキュアとかが初めての変身でがっつり決めポーズ決め台詞をかますのと同じお約束なので、突っ込んでも仕方ない