16mm または(9mmとかの)小型モールドのカーボンで、ノーブランド品というか、どこがつくってるかよくわからない製品ばっかり。
なので、まあ買えるところで買えばよいか。って感じになるんだけど、こないだエフェクター作っているとき、チェックのためにマスターvolをつながずミキサーにつないでモニターしてたんだけど、その後マスターvolを挟んでモニターしたら、音が全然違うんだよね。
ハイがやたら丸くなって、全体にのっぺり。みずみずしさも奥行きも一気に失われる。情報が少ない。
あまりにショックだったので、可変抵抗をいくつか買って評価選定した。
せっかくなのでこの情報を共有したい。エフェクター製作を趣味とする人の参考になれば幸い。
ただ、あくまで主観でしかないので、あくまで参考として、最終的には自分でヒアリングして決めてほしい。
評価は、ギター -> 可変抵抗 -> ミキサー で行った。
可変抵抗はいずれも100kA。
作ったエフェクターはmantra overdrive。fet 4個で構成するオーバードライブ。
マスターvolには東京光音電波のコンダクティブプラスチック CP601 を採用した。
押し出し、みずみずしさ、奥行き。全てにおいて一番良かった。音のツヤがすごい。
エフェクターには高額だと思うが、入手性は良い。
マスターvolなど、ここぞというポイントに使うと良いと思う。
TT Electronics/BI P160シリーズ。コンダクティブプラスチック。
gain と tone stack には、TT Electronics/BI のP160シリーズを採用した。マルツで150円ぐらいだが、コンダクティブプラスチック。
コンダクティブプラスチックで安い製品が少ないので、貴重な製品だと思う。
CP601 と比べると、すべての要素で見劣りするが、奥行きとみずみずしさを感じたので採用した。
押し出しは弱いと感じたので、前に出る音を好む人には向かないかも。
素直で癖がなく、レンジも広くて良い音。なんだけど、ややのっぺりしている。あと、みずみずしさとか、音のツヤが今一つ。
オーディオ用途だと、このくらいのほうがイイのかもしれない。CP601は音のツヤがわざとらしいと感じる人もいるかもしれない。
ギターはギラギラしてるくらいが良いので、91シリーズはギターエフェクツにはあんまりかなあ。
トーンスタックに採用しようか迷ったけど、前述のとおり"のっぺり"だし、CP601と同じぐらいの大きさだし、価格も安くないので、採用を見送った。
linkman R1610N-QB1 マルツで売ってる16mm。カーボン。
押し出しが強い。ミッドが張り出す。みずみずしさや奥行きは皆無。質感が荒っぽい。
なぜかやたらミッドが出てくる。ダイオードクリップ系のオーバードライブやFUZZに合うかも。
自分が今回目指していた方向とは違ったので採用を見送ったが、方向性によっては検討対象にすると思う。
多くのアンプビルダー/エフェクタービルダーと同様に、ほとんどのパーツをギャレットで購入してきたし、今後もほとんどのパーツをギャレットで購入すると思うが、こいつはダメだった。
最初のマスターvolあり/なしで違いに驚いた時の可変抵抗がこれ。