思い返せば1年半前に留年が決定して、内定をもらっていた企業に就職できなかった所が人生の岐路だったのかなと思う。
4つだけ残った単位を追っかけながら、これからのことを考えてた1年前の今ぐらいの時期、何かできないだろうかと昔趣味で書いてたweb小説を再開してみた。
企業に声をかけられて書籍化になったわけじゃないけど、名前の聞いたこともない会社にライターとして活動してみないかと言われた。
当時は本当に何もなくて崩れかけていた自尊心が、その一言で回復した。
嬉しかったし、もしかしたら人生を変えられるかもと思って依頼を受けて、こっ恥ずかしい文章を書き綴った。
で納品してこれからどうなるのかなと思っていたら、そこはゲームを発売すること無く消えた。
俺の仕事は何のキャリアにもなってなくて、でもそれを認めたくなくて、ライターとしてやれると半ば投げやりな気持ちでクラウドソーシングに登録した。
バカみたいな単価の仕事をこなしながら、このまま就活せずに文章で食ってやると思い始めた。
多分大学の先輩の一人にライトノベルが大ヒットした人がいたのも要因の一つだと思う、俺もその後を追っかけたいなって漠然と感じていたから。
で、いつのまにやら2017年の5月になっていてふと友達と飲みに行った。
留年したから同期の人らはもう社会人2年目で、話を聞いていると「置いて行かれた」と強感じさせられた。
このまま毎日何時間もパソコンの前でキーボード叩いて、稼げるのは同期の三分の二ぐらい。
大体にして人生を振り返れば現状は自業自得と言わざるをえない状況なんだけど、それはわかっているんだけど、だからといってどうしたらいいのかって解決案には繋がらなくて。
書いてて何を伝えたいのかわかんないなぁ。こんな文章じゃリライト要求されちゃうよ。
でも漠然とした不安を言葉にしてみたらなんとなく安心してきた、結局将来的にキャリアアップができない感じがするから怖くて不安定になるんだと思う。
ただこれって多分会社員になってたとしても同じで、このままここで働き続けて良いんだろうかってなるんじゃないか。
結局隣の芝生は青く見えるってやつで、選ばなかった側がよく見えてきちゃってるだけなんだろう。