2016-09-03

フライパンの選び方

http://anond.hatelabo.jp/20160903104319

手入れをいとわないなら鉄製をおすすめします。

火力が食材に直接的にはたらいておいしく仕上がる効果を実感できるでしょう。ただ問題は手入れの面倒さ。

使い始めに火入れを行い、使うたびに水気をとばして油をなじませ、保管する際にもサビに注意する……

そのようなことを生活の一部として楽しめる方には鉄フライパンが向いています

市販フライパンアルミ主材が圧倒的多数。その理由は熱伝導率の良さと軽さ。

熱伝導の観点からいえば本当のチャンピオンは銅製。

一流ホテルシェフ三ツ星フレンチ店のシェフが使っているのは銅のフライパンや鍋です。ただ銅製はたいへんこげつきやすく、

調理に高度なテクニック必要であり、手入れも困難。

鍋やフライパン毎日磨き込むようなプロ現場では何十年ともつ道具でありますが、家庭での使用には不向きと言えるでしょう。

熱伝導率では次点アルミですが、扱いやすさやと軽さから市販フライパンほとんどがアルミ製で圧倒的多数。あ、これさっき言いましたね。

ただ、アルミ無垢ではこげつく

そこでコーティングを施したもの市場に数多く出回っていて、市販フライパンアルミ製に焦げ付き防止のコーティングをしたもの・・・とほぼ言い切れます

それゆえに、フライパンを選ぶときコーティング仕様に着目するべきです。

「テフロン」という耳なじみのあるワードは、フッ素加工におけるデュポン社の特許技術で、そのグレードのレベルは厳しく管理されています

一般的ないわゆるフッ素加工は、その効果をはっきり実感できるのは長くて3年。アルミ問題ではなく、

コーティング材の耐久性ゆえに、アルミ製のフライパンは2~3年で買い換える消耗品であると、まずは認識していただきたい。

ただ、フッ素加工にはピンからキリまであります

デュポン社が家庭用最高級グレードとしているのは「テフロンRプラチナプラス」ですが、これを付与されているものは信頼に値するといえます

技術的にはもちろん、工場での生産工程もチェックした上でしか与えられないグレードであり、耐用年数もっとも長いと思われます

長くなったので、まとめましょう。


フライパン消耗品として割り切って全然OKな方→アルミ製のできるだけ安価もの

調理を「栄養素を摂取するため」の行為とする忙しい方→アルミ製のフッ素加工(高グレード)

調理趣味の一環でもある方、道具フェチな方→鉄

というふうにライフスタイルに合わせて選ばれるのがよろしいのではないでしょうか。

こげつきにくい鉄フライパンも一部に販売されているようです。鉄の表面に凹凸加工を施すことによってこげつきを防ぐようです。

試してみたらレポします。

記事への反応 -
  • フライパンを買い換えようと思うんだけど、ネットだと鉄がいいテフロン加工は素人、あんなの誰も使わないみたいな意見が即飛んでくるんだけど 鉄製のフライパンが売ってるのなんて...

    • http://anond.hatelabo.jp/20160903104319 手入れをいとわないなら鉄製をおすすめします。 火力が食材に直接的にはたらいておいしく仕上がる効果を実感できるでしょう。ただ問題は手入れの面...

    • インターネットマンは隙があればマウンティングする生物だからなあ 楽天界やアマゾンの奥地で売ってんじゃないの

    • 鉄フライパンがいいとか言ってるのは、一部のマニアか 「ていねいなくらし」派か、それに憧れるニワカ 北アのテフロンフライパン良いぞ

    • たまご料理用のフライパンは鋳物にした。 もうビニールのような白身の目玉焼きはコリゴリ。 ごまかすためにターンオーバーで焼いてたけどさ。

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