2015-12-13

サンジ君がカムバックしない』に対するアンサーブログに関し

腐女子じゃないっていちいち書く意味があるのかと言っていた人がいるが

個人的には表明した意味はあったと思う。

何故ならこの二つの文章を見比べる事により、これまで腐女子フェミニストに感じていた違和感が浮き彫りになったから。

彼女達は男性作家の書くホモソーシャルを表面上は批判しつつも、それにより萌えという恩恵を得ているからだ。

サンジが女体を賛美しつつも女性人格尊重しない、それよりも男同士の絆を重んじるキャラクターなのは明らかだ。

サンジワンピース「少年」中心思考を形作る一要素だし、尾田氏のスタンス批判するならば当然その批判の中に含まれるべきキャラクターからだ。

から作者のスタンス批判的ならばサンジというキャラクターにも批判的になるし、サンジのファンならば作品まるごと受け入れる…それが自然

キャラ肯定するが作品否定するというスタンスは変なのだ

キャラクターのファンであるが作者や作品批判的というのは、少年漫画場合ナミやロビンのような女性キャラのファンならば分かる。

NARUTOサクラファンやブリーチルキアファンがその該当キャラに肩入れして「所詮少年漫画における女の扱いなんてこんなものか」と失望するのも分かる。

しかサンジは男キャラであるし、その中でも特に「女は若くて美しくなければ駄目!」という価値観体現している。

カマバッカ島へ行くまでもなく、ドラムの時点でサンジのそういう人格は明らかだ。

本来意味フェミニストであれば到底支持できるキャラではないのである

サンジよりもジョジョホル・ホースの方がよっぽど女に優しい女好きキャラだと思うが

腐女子に受けるタイプキャラではないからフェミニスト腐女子の旗印にされる事はない。

女をモノとしてしか見ていないホモソーシャルキャラサンジは、男性同士の恋愛妄想する上では実に都合のいいキャラなのだろう。

それゆえに作品「少年」至上主義批判しながら、それを形作るサンジキャラ否定しない。

腐女子でなおかつフェミニストであり、そこを混同してものを話す人々に感じる違和感の正体が分かった。

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