昔のしょうもない失敗がずっと尾を引いている。
自分でも呆れるくらい些細な失敗を10年も20年も覚えていて、
一人でいると突然それが浮かび上がってきて具合が悪くなったり、
眠ろうとしていたら無限に頭の中に出てきて寝つけなかったり、
漸く眠れても夢に出てきていきなり目が覚めたりする。
些細な失敗っていうのは、
それこそ学生の時分、まだ自分が何でも出来る特別な人間だと思い込んでいた頃の大言壮語や恥ずかしい勘違い、
仕事上のミス(それも、取り返しがつく小さいミスほどよく覚えてる)、
待ち合わせ場所を間違えたとかメールで余計な事を言ってしまったとかで知り合いを困らせてしまったこと、
ひどいのになると、街で手を振ってくる人が居たから自分かなと思って手を振りかえしたら後ろの他人だった、
ぐらいの事でもずっと気にして苦しんでいる。
そんな事が続くと段々不安になってくるのか、不安だからそんな事が続くのかはわからないけど、
失敗してはいけないとか、そんな失敗誰が覚えてるんだ、とか、
俺がやった余計な事でそいつの人生に永久に消えない悪しき記憶を残してしまったのかとか、
すべての行動とその結果に対していちいち必要以上の心配を抱くようになって、
でも肝心なところには全く注意を払えてないので、
トータルでは注意力が散漫になって結局余計な失敗が増える。
物事が不安になりすぎると、そんな自分を常に誰かが監視していて裏でバカにしているのではないかと思うようになってくる。
何かと曖昧で不審がった返事をかえす事が増えてしまい、昔からの知人は一人ずつ減っていっている。
平時はなんとも無いのだけれど、少し体調が悪くなってくると、
実は俺の知人でお互いに面識がないAとBは裏で繋がっていて俺の悪口を言っているのではとか、
ネットでよく喋っているやつらは実は同一人物ではないのかなんて無茶苦茶な妄想に頭が支配され動けなくなり、
他人の足音や話し声に必要以上に警戒したりするようになってしまう。
そんな状態が続いたせいでもう仕事どころか生活もまともに出来なくなってしまった。
自分がやってきた事、やってる事、これからやる事に何一つ自信がない。
別に大きすぎる責任のプレッシャーに潰れてしまって失敗が怖くなったとか、
失敗続きで後が無くなってしまったから何も出来なくなったとか、
取り返しのつかない失敗で他人の人生を狂わせてしまったとかそういうことは一切なく、
ただ何も成果を出さず漫然と生きてきて、辛さばっかり一人前に主張している。
他人の人生や成果物に俺や俺のやってきた事が組み込まれる事を想像しただけで申し訳無さから気持ちが悪くなってくる。
凄く辛い気持ちで苦しい時は、隅に転がったまま、死にたい、殺してくれなんて独り言が出るけど、死ぬ気も別に無い。
ただ死にたいとか殺してくれと延々呟いていると徐々に気が楽になってくるので、
辛さを他人に理解してくれという気持ちもそんなに無い、俺の甘えだと言われたら返す言葉はないし、
そんな事言えちゃう人は強い人になる努力をしたんだと思う。そんなの偉いし、偉い人のいう言葉には逆らえない。
ネットで色々な事に強い言葉を吐いている人も、自分の事にすら気を回しきれないので、他所事にまで回す体力や、
そういう事をできるメンタルはすごいなと思う。
最近は考えうる最悪の失敗を想定して、その失敗がやる前から誰かに流布されているような心持が続いていて、とにかく何も出来ない。
たぶん、何も考えられなくなるまで色々な事に苦しみ続けて、特に理由もない焦燥感に追われ続けるしか無いんだろうなと思っている。
過去の失敗を反省することも大事だけど、 ある時点で、 十分に反省した と、確信することが重要。 十分に反省したあとで、初めて他のことを考えることができるようになる。 「...
よく話を聞きもしないけど自分たちのエゴが通るまで虐待して反省しろ反省しろっていう病気の人達もいるからな
10年前はそんな感じで苦しんでいたが、 今では記憶力や感性や感情やら色んなものが老いたか摩耗してしまったらしく、 焦燥感を感じることが昔よりも少なくなってきた。 時々は強く焦...