「飲酒運転で銃殺刑」はいつ始まったデマか - 今日も得る物なしZ
http://kyoumoe.hatenablog.com/entry/20150107/1420612185
記事の内容自体はとても興味深いもので、アメリカで生まれた過去の文章が裏付けも更新もされずに新聞記事になったり国会答弁で例示されたり日本の自動車教習所で普通に教えられているという実態が明らかにされている。
ブコメではそれ以外に、筆者の能力への賞賛が数多くなされている。「その能力を仕事に使用すればニート脱出できる」みたいなコメントにスターがたくさんついていた。
今回の記事には、英語リンクも含まれているからか、いつもとくらべてインテリ属性が増している感じはする。やまもといちろうのように仕事のできるイメージが湧いてくる。
といってもこの手のネットの噂の追っかけをやったことある人なら分かるだろうが、こういう検証は延々と検索サイトとにらめっこしていれば自然とできることなので、仕事の能力とは何ら関係ない。特定のキーワードで当たりをつけて、時期を絞り込んでいって、時に言語設定や検索サイト自体を切り替えながら、延々とネット上のルーツを追っていく。知らない外国語だろうが、当たりをつけた単語を自動翻訳して追いかける。検索し続けると疑問点が増していくので、嵌ってしまうと1日潰れる。ニートにしかできない趣味だ。
しかも、こうして1日潰しても、所詮ネット弁慶な人ばかりなので、ネットの噂に対してある程度の発生源の目星をつけることができても、あくまで「目星」であり、「これだ!」と断定できない不毛感もつきまとう。ネットから離れた裏付け検証・裏付け取材ができれば良いが、それは非常にハードルが高くなる。そこまで出来る人、例えば荻上チキさんのような方ならば、仕事のできる優秀な人材として引く手あまただろうが、単にネットで延々と検索するだけというのは特殊技能でも何でもなく、時間があれば誰でもできることである。