2014-12-21

カオスチャイルド感想孤独と向き合うということ」

id:pseudomemeさんのリクエストで書きます

ネタバレ有り有りなので、最初の数行を読んで、とにかく買いに走りましょう。

最初にハッキリと言おう。

カオスチャイルド科学ADVシリーズ最高傑作である」と。

「え? 科学ADVってシュタゲ以外ゴミじゃんw で、そのシュタゲ越え? 嘘つくなよwww 痴漢はこれだから困る」

と言いたくなる気持ちはよおくわかる。

よおくわかった上で、もう一度書こう。

カオスチャイルド科学ADVシリーズ最高傑作である」と。


まず始めに、今回カオスチャイルドを読み解くにあたって、科学ADV

孤独と向き合うシリーズ」という解釈のもとにざっくりと解説したいと思う。

カオスヘッドでの孤独の向き合い方

孤独はよくない! 恋人作れ! 外に出ろ!」

○ラブChuChuでの孤独の向き合い方

「でも、二次元大好きな自分否定しなくたっていいよ」

シュタゲでの孤独の向き合い方

孤独観測者だから寂しいと思うかもしれないけど、人は大なり小なり孤独なんだよ、だから寄り添い合って生きていこう。そのためにも仲間や恋人絶対必要!」

○ロボノでの孤独の向き合い方

恋人もいいけど仲間とか友情ってのも大事だよね」


とまあ、一口でまとめるとこんな感じだったと思う。

まり科学ADVにおける孤独とは否定されるものであり、

友達恋人は作った方が良い」という結論でした。

その象徴となるのが、人は微小ながらリーディングシュタイナーをもっている、って伏線はあったよ

にしたってそのラストは御都合主義過ぎないかい? と多くの人が疑問を抱いたシュタゲラストでしょう。

孤独観測者たるオカリン観測し続ける助手存在

まさに孤独全否定作品です。

カオへにしてもロボノにしても、最初孤独主人公ですが、

作品内の事件を通じて、孤独を解消していきます

もちろん、この作品構造自体に点数をつけて比較することに意味はありません。

意味は無い上で、カオスチャイルドがどう描いているのか?




「人は孤独でいいんだよ」と孤独を『肯定』しています


あーもう、これがたまらない!

最高傑作所以はココです!

ただ、作中に起こった事実だけを羅列すると、

辛くて悲しいバッドエンドとしか思えないかもしれません。

姉や妹や友人たちとは離ればなれになり、自分分身とも言うべき幼馴染みとはもうこれから一生心を通わさないことを誓います

しろ孤独肯定」して終わる作品ですから

オカリンやタクやカイと違い、宮代は残念ながら誰からも祝福されず、孤独な終わり方をします。

ですが、それが全く悲しくない。

しろ、これでよかった、こうじゃなきゃいけない、という読後感が沸いてきます

それがカオスチャイルドの「孤独肯定感」の面白さであり、楽しさでもあります

引きこもり中二病オタク、と歴代科学ADV主人公達は

その「子供っぽさ」を肯定されたまま終わります

けれども、宮代の「子供っぽさ」は否定され、ボロボロになりながら終わります

これが主人公として格好よくてたまらない。


あーもう、まだトゥルーエンドの興奮が冷めきらない!

二週目してくるんで、早くXboxOneごと買いましょう!

それでは! あでぃおすぐらしあ〜。

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