2014-04-06

人生のフルコースに手を伸ばし

はてな界隈の「少子化は由々しき問題だ」という論調に流され、ふと試したところ、本当に子どもを授かってしまった。

何度もシミュレーションして、30代の平均年収以下(首都圏在住・フルタイム正社員年収300万円台)でも、

今と同じ、「共稼ぎ」を一生続けることができれば、資金面では不足はないと確認した。

逆にいうと、一生涯働き続ける覚悟がなければ、もはや産み育てられないほど、「子ども金持ちしか持てない贅沢品」だ。

庶民には、手が届かない高嶺の花。一人はともかく、2人以上は高所得者だけの特権

しかし、それでも、比較安全平和な国、日本女性として生まれた以上、

大学進学、就職結婚結婚式新婚旅行)、そして出産子育てという「人生のフルコース」を味わいたいと思ってしまった。

子育ては、コース料理最後の「デザートビュッフェ」のようなもの。食べる/食べないは、個人の好み。

次々と新しいお菓子が出てくる「デザートビュッフェ」は、一度、足を踏み入れたら欲望が止まらない、半エンドレスステージ

そのためには、女性であっても、仕事に熱心に取り組み、配偶者に頼らず、自分人の力子どもを育てるという強い覚悟必要

ただ、実際に体感してみて、今の日本少子化が進むのはやむを得ないと感じた。

つわり」と総称されるさまざまな身体変化・不快感は、仕事と両立しない。

検索すると、どうやら、かなり軽い部類らしい。軽度でもこんなに不快なら、重度の人はまったく仕事にならないだろう。

少子化対策として、育休・産休取得者1名につき、国が相応の補助金を出せば、企業側の負担は減り、一般社員は、会社の業績や人員配置を気にせずに報告できる。

誰でも思いつくような、こんな簡単なことがなぜできないのか。

もう一つ、雑誌インターネット上のエセ科学辟易した。妊娠したらオーガニック推奨、健康に気をつけて、ではなく、

年齢や性別、体調を問わず、「健康的でストレスのない生活」を送れるようにするべき。

不安につけ込む関連ビジネスのカモにされている感は否めない。結婚式を含め、こういう独特の雰囲気が嫌いな人も多いはず。

未婚化・少子化の隠れた要因の一つかもしれない。

  • 逆にいうと、一生涯働き続ける覚悟がなければ、もはや産み育てられないほど、「子どもは金持ちしか持てない贅沢品」だ。 庶民には、手が届かない高嶺の花。一人はともかく、2人以...

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