2013-08-06

会社の仕組みぐらい学ぼうぜ

さすがにブクマいねこれは。

女子大生でも分かる、内部留保現金の違い。

http://blog.livedoor.jp/sharescafe/archives/30345738.html

ブクマにある反論をまとめると

言葉定義なんてどうでもいい。

要はそんなとこに貯めるんだったらまず給料を上げろよ、ということ。

その上で貯めるんだったらまあしょうがない」

という感じになるのかな。

頭金の説明の仕方は個人的にわかやすいとは全然思わんが

ただ、あれだけ丁寧に説明してんのにそれでも会社の仕組みすらわかってない人がいて

もうこれはどうしようもないというか、まあそういう人は居酒屋愚痴言い続けている

レベルでこの先も別に何も変わらないだろう。

経営側にいる人間として会社運営とお金関係を簡単に説明しよう。

-----------------------------------------------------------

売上高

皆がお仕事を頑張った結果です。

②原価

まずお世話になっている取引先・仕入先にお支払いしましょう。

③総利益

やっと正味粗利額が決まりましたね。

販売管理費

会社っていろいろとお金かかりますよね。諸々払っちゃいましょう。

まずは頑張ってくれている役員社員報酬払いましょう。

その次に家賃とか設備とかにお金払いましょう。

その他諸々雑費含めてお金かかってる分、まとめて払いましょう。

営業利益/損失

やっと利益出たー!今年も頑張ったー

とりあえずプラスであれば万々歳ですね。

でもいろいろ借金の利息とか払わないと。

経常利益/損失

え、会社で持ってた株が急落した?

じゃあ損失じゃねーか。その分を引きましょう。

あ、忘れずに税金も払ってね!

当期純利益

やっと最後利益出たー!

大事大事お金ですね、これは。

⑦じゃあこのお金はどうする?株主還元する?

でもやっぱり今後会社が傾いたりしないよう貯めときましょうよ。

-----------------------------------------------------------

これがP/Lの流れで、

気づきの方がいると思うけど、いわゆる「株主」が手を出せるお金というのは⑦の時点になってから

株主1「貯めるぐらいなら俺らに金配当しろよコノヤロー

株主2「いや、そんなしょぼい金額配当されても微妙から次爆発しそうな事業にぶっこんどいて、よろしく」

まり最後に残ったお金について文句を言うことができるとすればそれは「出資」を

行っている株主であって、従業員ではない。

給料上げろ」というのは至極真っ当な提言だとは思うが、従業員の給与が決まる仕組みと

この最後に残る純利益をどう分配するのかということは何ら関係がない。

もう言わなくてもいいと思うが、「給料上げろ!」というのは経営側の人間とは真反対の考えである

株主代表取締役社長を決め、社長経営方針を決め、その方針のもとに一年間活動し、

残った利益をどうするか出資してくれた株主に示す。このループ会社運営であり、

業績が良かったならば一人一人の従業員の給与を上げたりボーナスあげたりする会社もある。

ただそれは言うまでもなく従業員の士気を高め、来年もっと大きい数字を稼いできてくれることを期待してのことだ。

「そんなことはどうだっていいんだよ。給料上げろと言ってるだけなんだけど」と

従業員が主張している限りは経営陣としてもどうしようもない。

「そんなことはどうだっていいんだよ。もっと数字稼いで来い」と

真っ向から対立されるだけなんだから

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん