2013-02-10

M3という即売会がある。

http://www.m3net.jp/

普通即売会がいわゆる「薄い本」を頒布するのに対して、

ここでは音楽CD映像ラジオといった音が出る作品を売っているイベントだ。

しかも売るものは個人製作に限らないということで、現役の声優メジャーデビューしたバンドがいたり、

はたまた個人開発の音楽用のDSソフトなんかも出してるサークルもあったりして、周ってるだけでも結構面白いイベントだ。

最近KORGとかの企業も出展してたりする。

何せCDが売れない売れない騒いでいるこのご時勢に、1000を超えるサークルさんが手売りでCD売っている。

中には数百枚以上一日で売ってしまうところもあるらしい。割と音楽業界でも注目するイベントなんじゃないかと思う。

そんな感じで買う側の自分もたくさん買い込むわけなんだけれど、帰ってやることといったらエンコエンコエンコの連発でこれが非常にめんどくさいわけですよ。

CDの売れ行きが減ったのはこんな感じでメディア自体が使い捨てになったからじゃないかと思いながら毎回作業やってる。

これは何とかしたいなあと思っていたら、最近CDプレーヤーに直接SDカードとかにエンコードできる機能が付いたものがあるそうで。

「これなら帰宅中の電車エンコができる!」と買う気満々になってた。

けど落ち着いて考えると音質とか、後でタグけが必要とか、気になるところは多いので一長一短かもなあと。

電池持たないというレビューもあったし。同人だとCDDBないものも多いけどね。取り敢えず購入は見送りで。

で、ここからが本題。試聴の話です。

薄い本の試し読みだったらサークルスペースの前でぱらぱらめくってはい終わり、になるのだけれど、音楽CDだとそうはいかない。

わざわざ再生機とヘッドホンサークルの方に借りて、残念だったら聴いた後にごめんなさいしなきゃいけないつらさがある。汗っかきなので余計に、だ。

そこで便利なのが視聴コーナー。サークルさんのCDが置いてあってイベント時間内は自由に聴けるという大盤振る舞いのコーナー。

CDプレーヤー必要なので借りて入る場合は順番待ちの長蛇の列が。入るのに30分以上かかるらしい。

でもCDプレーヤー持参してればそのまま入れるので、自分はやっすいプレーヤーを持ち込んでいる。

正直便利すぎてそのまま聴いたサークルのところに行ってCD余計に買っちゃってお金がなくなるといううれしい悲鳴がある。

このコーナー、一応入場チェックはあるけどあとは参加者良心を信じます的なスタンスで、盗難の恐れがすごくあるんだけど、

そういう話は聞いた事がない。ほんとすごい。参加者モラルがすごく高いんだと思う。

で、先ほどの録音つきプレーヤーの話。

ぶっちゃけて言えば、これがあれば試聴しながら音源持ち帰れそうだなあと。

チェックする側も見た目にはCD聴いてるだけにしか見えないだろうし、判別は無理なんじゃないかなって。

いや自分はやる気ありませんが。

まあ、そういう目的の人が増えてもそういう人はもともとCD買わないような層だろうし、

そういう人が気に入って次の新作を買いに来ればそれは宣伝の一種だし、

この際にCDプレーヤー買った人が増えれば貸しCDプレーヤーを待つ列も減るし、何よりモノとしての実害も無いので、

この程度は黙認でもいいんじゃないのかなあというのが自分意見です。

このコーナーがあるからM3来てるようなものなので、出来れば無くならないで欲しいです。

M3スタッフはどう考えるのかな?

  • ぶっちゃけて言えば、これがあれば試聴しながら音源持ち帰れそうだなあと。 アウトに近いグレーってかグレーに見えるアウトじゃないかそれ。

  • 以前、本屋で写メ ってのが問題になったような気がするが、結局白か黒かは覚えてない で件の場合、本(アナログ)→写真(デジタル) と違ってデジタル→デジタルだから本より性質が悪...

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