2021-11-14

短期入院体験

3泊4日の超短期入院をしてきたのでその記録。

  • 症状

腫物の切除。神経通ってる部分に繋がってるかもというので要全身麻酔短期入院となった。

日程決めるのが大変。1週間前にはPCR検査。手術日の前日から入院しなくてはならない。

書類多い。費用現金払いだと要保証人クレジットカード払いだと保証人不要。5000円で保証会社契約するのもある。

賃貸住宅家賃保証会社は増えているけど、入院費にも導入されてるのかと驚き。

  • 手術前日

全身麻酔説明。気管を確保するので管を通すので「あー」とかで喉奥見られる。骨の形を見てるのか「アイーンみたいにしてください」がツボに入って笑ってしまう。麻酔科医は真剣

16時までにシャワーを浴びる。手術当日、翌日は浴びれない。

前日21時以降は水、お茶のみ。当日6時以降は水もダメ

  • 手術

手術前にT字帯という紙のふんどしみたいのをつける。付け方がわからないのでググる。あってよかったインターネット

8時に手術室へ。手術室は病室と違って、冷たくて無機的な部屋のつくり。

手術用のストレッチャーに乗せられ移動。動きながら天井を見るって不思議気持ち。もう自力では何もできない場所に来ている。そのまま手術台へ。

医師あいさつ。上から顔を覗かれるのも最近なかったな。甘い酸素を吸い込み、「眠くなりますよ〜」で記憶がない。

「◯◯さん、終わりましたよ」名前を呼ばれて目覚める。夢を見ていた気がする。予定より30分延長したらしい。うまく処置できたらしい。気管の確保もできたらしい。ちょっと朦朧としている。

そのまま病室へ戻る。

  • 術後

自分の後の人の手術が長引いて、同じ日に手術した同室の人は夕方スタートとなっていた。新しい患者入院してきていた。

点滴?の管をいっぱいつけられている。指先で酸素測るやつ、足にエコノミー症候群防止するやつ、いろいろついている。ひたすらうなされながら寝ていた。微熱が続いて、麻酔の影響か吐き気がする。

一度だけ胃液のようなものを専用の容器に吐いてしまう。二日酔いしかいたことないのに。すごく辛くて心細い。

同室の患者が夜に戻ってきて、自分の比ではない辛さのようだった。自分も出ていたのかもだけど、夜は呻き声がすごかった。

看護師にはトイレに行きたくなったらナースコールをと言われる。「今日、水一滴も飲んでないんで出ませんよ(キリッ)」って返したら、「点滴打ってるからますよ……」「えっ!」ってなった。その説明を呻いてる彼にもして去っていく。常識

夜中に点滴の管がついたまま、付き添ってもらいトイレへ。

  • 手術の次の日

きのうは何も食べなかった。朝食を貪るように食べる。なぜだかエヴァ食事シーンを思い出していた。

朝は給食みたい。パン牛乳チーズジャムスープフルーツ栄養バランス

病院食は味がとにかく薄い。わー卵焼きだ→味うっす、ネギだー→味うっす。普段塩分摂りすぎなのか。まー好き嫌いないので全部食べる。

食べたら寝るを繰り返した一日。点滴ついてると動きづらいのもあるし、病室って眠くなるようにできてる気もする。

微熱続く。汗めっちゃかいて、そのあと急に寒くなって。温度調整が難しい。

スマホを触っては寝る。点滴の針が刺さってて、文字が打ちにくい。Wi-Fiがないので、7ギガあったのに退院時には2ギガになってた。

手術を甘く見ていたので、仕事パソコン、読みたい本数冊持ち込んだけど、メールは数通返したのみ。本は寝るために読んでた感じ。そういう作業をする場所、できる場所ではない。

4人部屋で3人入室。なんていうか、いきなり共同生活を強いられる感じが落ち着かない。シャワートイレ、洗面台……。他人配慮しながら使う。プライベート空間のありがたみをめっちゃ感じる。

一方で医師看護師献身的姿勢には感謝しかない。数値異常だと駆けつけるし、夜中に点滴とかチェックしてくれるし。自分がそういうことをできない人間というのもあるけど、本当にすごい仕事だと思う。

最後の夜だけ寝付けなかった。天井を眺めてミスチルを聴いた。「365日」「口笛」「Sign」……。桜井さんの声が沁みる。病室のミスチルはいいぞ。

荷物をまとめて、今日タクシーで帰る。

帰宅して2日ぶりにシャンプーした。超気持ちいい!

すごく丁寧な対応をしてもらったけど、できることならもう行きたくない、かな。

健康普通に暮らせることの大切さがわかったよ。

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