これを読んで、
半分納得、半分違和感。
違和感、
まず、学校にどこまで求めているのか。
義務教育ではないし、自分で将来のことを考えて入学したのではないか。
縫製の知識がきちんんとついたら十分じゃないのか。あくまでも、きちんとだが。
そもそも、縫製の基本も知らないデザイナーより、知ってるデザイナーの方がいいにきまっている。
さらにデザイナーになろうと思ったら、学校の知識だけじゃなくて、自分でも色々研究するの当たり前じゃないか。
入学地点では高校生でまだ何もわからないかもしれないけれど、入学してからは自分で将来のことを考えてみた方がいいと思う。
それができていないから、いつまでも学校の授業に身が入らず、意味ないんじゃないの~のオンパレードになる。
パソコンの知識が身につかない、それはこの年になって学校でしがみついて学ぶことなのか。
実際、パソコンの授業があったとしてちゃんと学ぶ気あるのか?
授業があっても、画像をメールに添付できない人や、両面印刷、もはや印刷すらできない人が多い。
インターネットがフリーズして動かないとき、トラブルがあったときにタスクマネージャー出す、なんて知らない人が多い。
就職にしてもそう。
先生の顔をつぶさないくらいの働きがその会社でできると思っているのか?
でも、もしかしたらその先生は企業にあなたを紹介したくないのかもしれない。(紹介することで自分の顔がつぶれるかもしれないから)
デザイナーになりたい、と言ってるけれど、学校卒業しただけで即戦力になれると思っているのか、
そう思っているとしたら、それがそもそもの間違い。
どんな学校に行っても、社会に出たら学校で習ったこととは違うことだらけ。
それでも、基礎を知って応用を知るのが社会に出るということ。
もしかしたら、希望の職にはすぐには就けないかもしれない、今はその基準に達していないから。
短期決戦で成果を求めすぎだし、そこまでに達していない現在の自分というものを知らないといけない。
文句を言う前にもう一度、就職活動までの自分の活動を振り返ってみたほうがいい。
納得する部分。
10年以上企業に勤めて、などではなく長くても4~5年、もしくは全く企業に就職していない、いわゆる業界未経験者も数多くいるという。
なぜ学校側がそのような人を雇うのか、
学校に就職したいと戻ってくる卒業生の大半は、当たり前だが学校に好意的である。
おそらく、在学中に教師にかわいがわれたり、優遇されていた経験があるだろう。
学校側もよく知らない中途採用を採るよりも、扱いやすく業界経験も少ないので給料も安くすむ卒業生を選ぶ、という事情がある。
思っている以上に、激務の場合もあるが、なだめすかして扱える元学生のほうが楽なのだ。
一般教養が満足にできていなかった元学生が教師になるのだから。
中には30代、40代にして一度も企業に就職していないので、履歴書も満足に書けない教師もいる。
そのため、業界でのコネはあるはずもなく、学生に就職の指導ができないのは当然ともいえる。
また、自分にできることしか教えられないので、授業のレベルも下がるだろう。
もちろん、やる気のある教師は新しいことに挑戦して自分で努力する人もいるだろうが、未経験には変わりない。
文化に限らず高校以上の専門学校や大学にはお金とやる気のある人が行けばいい。
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