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2023-11-13

ジェンヌの個人FC運営で鬱になった話

連日の報道で、忘れたい記憶がどんどんよみがえってくる。

劇団内部の人間ではないものの、その近くで数年携わり、生活精神も壊した身として、心当たりが多すぎる。

便乗ファンによる創作だと思ったら、どうか読んだら忘れてほしい。

固有名詞用語意味が分からない人は、そのまま一生分からずにいてほしい。

でも、どこかに、仲間がいると思うから自分以外にも壊れた人がいるはずだから

まとまりもないほどの書きなぐりになるだろうけど、腹を決めた今、匿名で言わせてほしい。

もう無視できないところまで来ていると、心当たりのある各位に気付いてほしい。

該当劇団には、公式ファンクラブ以外にもジェンヌ個人の私設ファンクラブ(以下「会」と呼ぶ)があることは有名だと思う。

いわゆる代表やお付きと呼ばれるマネージャー責任者と、スタッフやお手伝いといわれる他数名の小間使い組織運営している。

自分新人公演にも出演し、何度か主演も演じた人気ジェンヌの会運営スタッフを数年担当した。

明確な時期や個人名の明言は避けるが、当ジェンヌは現役在団中とだけ書き記しておく。

毎朝晩の入出待ち立ち会いかお茶会などイベント企画運営チケットの取次配席およびグッズ作成など...

所属経験のあるファンなら思いつくであろう業務、全部に携わった。会員数百人に対し、片手以下のスタッフで。

無給は当たり前、経費も持ち出し、24時間365日ジェンヌや関係者の呼び出しに応えながら平日フルタイム会社員

睡眠時間金も体力も心の余裕も何もかもなくなった。倒れて運ばれ、スタッフを辞めた。

業務をもう少し細かく説明すると、

・入出立ち会い

よく日比谷劇場前で見るようなスクワットでジェンヌのお迎え・お見送り。あれをやる時に暴走するファンが出ないか見張ったり、一般人クレームに頭を下げたりする。

毎朝7時前後、早いときは6時前に毎朝集合場所で立ち合いをして会社へ出勤。ジェンヌから翌朝の入り時刻連絡が来るのは平均深夜1-2時。

それを待ってファンクラブ会員へ見送り場所への集合時刻を配信、他ファンクラブ運営へ報告したりするので自分が寝られるのは3時を回るのもザラ。

毎日5時前には起床、始発の電車に飛び乗り現着から動き回ってフルタイム勤務で夜にはまた出待ちに立ち会う日々。

大体毎日何かしらの細かすぎる指導上級生会から入り、寝不足により回らない頭で必死謝罪文をしたためお送りしていた。しんどい

イベント企画運営

お茶会新人公演出待ち後のミニお礼グリーティング、季節や誕生日の入出イベントなどなどあらゆる企画運営

ただ企画すればいいだけでなく、上級生会に逐一お伺いを立て、実施許可を得、内容も重箱の隅を最早ぶっ壊れるまでつつかれまくる。

あらゆる方面の顔色を窺い、企画台本が出来上がるまで気が遠くなるほどの時間と神経を要する。

それでようやく実施まで漕ぎつけたと思ったらジェンヌ本人の機嫌ひとつで全部イチからやり直しになる。

三徹で必死に準備を間に合わせたお茶会を、本人会場到着までのタクシー内で「やっぱ嫌」の一言でひっくり返されたとき殺意が芽生えた。しんどい

チケット取次・配席

ファンクラブ会員はジェンヌ個人販売成績に結び付くよう、会からチケットを取り次ぐ。

が、限られた座席数、入団年数が長い上級生に多くのチケット劇団より宛がわれる、入団から5年くらいは1公演で2席しかチケットがないこともザラ。

それでも会員はもちろん贔屓の舞台姿をたくさん見たい、当たり前だ、たくさん申し込んでくださる、だがしかし席がご用意できない。

そんな限られたチケットと大量の申込データ(自会は全部エクセル手打ち管理)を照らし合わせ、ファンクラブへの貢献度諸々を加味し、どのお席にどなたへお座りいただくか決める。

こちらも最大限のチケット確保に奔走するものの、ご用意できなければ面と向かっての罵倒はまだ良し、掲示板に名指しで役立たずと晒される始末。

データ捌いて配席悩んで胃を痛めているところにジェンヌ本人や関係者からも配席や取次内容に文句を言われ身内用にチケットを攫われていく。しんどい

・グッズ作成

お茶会お土産、総見のおまけ、お茶会販売する小物や舞台写真、お礼状、グリーティングカード、挙げればキリがないほど準備物が多い。

ジェンヌ本人にイラスト手書き文字提供協力を頼みこむも多忙一言で切り捨てられ、こちらでロゴなど用意すれば会員やジェンヌ本人からすらもダサい文句を言われる。

しかも当たり前だがこれらすべて事前の商品発注で毎度結構金額必要とされる、が、ジェンヌの家族が会運営の経費用口座を管理していて前借も楽ではない。

結局毎回数万~場合によっては数十万円(お茶会会場費用など)も立て替える。そうじゃないと間に合わないほどすべてのスケジュールがカツカツなため。

しかも公演終わりの経費精算まで数か月待ったりする、携わっていた最後の公演では大卒初任給くらいの経費が返ってこなかった。

グッズの売り上げは全て会運営費としてジェンヌ家族が持っていくため、スタッフに一切の還元や儲けはない。公演期間中は飯が食えなかった。しんどい

・正直ここでしか言えないが人間関係が一番重労働

ファンクラブ会員、つまりジェンヌを愛し会活動に貢献してくださっている方々は熱量も並のものではない。そこは覚悟してスタッフ就任を引き受けた。

そのため会員からまれたり文句を言われたり、会の中での派閥争いや揉め事などは(楽ではなかったものの)捌くのもまあ堪えられた。

しかし何故か同じ運営という立場で苦楽を共にしている他会運営陣やジェンヌ家族関係者対応など、これが本当に一番きつかった。

ジェンヌたちが厳しい上下級生文化に生きているというのは既報の通りだが、ほぼその文化がそのまま会運営にも持ち込まれる。

朝は上級生会スタッフより早く出動・席および場所取り・雑用使いっ走り・全ての解散前には「ご指導」というクソ細かい姑のような小言...

劇場チケット出し前には劇場レストラン施設の一部(クリスタルルームでわかる人は仲間)を陣取り、謎の待機時間が発生する、もうこれが本当に耐えられなかった。

上級生会代表飲み物をお持ちし、その時通るルート差し出し方全てに厳格なルールがあり、数時間も使いっ走りに待機するのに作業および会話禁止という苦行。

2回公演の日ほど朝も早く夜が遅い、業務も溜まっていて限界なところにこの謎待機と小言で5-6時間は奪われる。

それもこれもすべて「上級生会の様子を見て学び、自分たちが将来は組の会全体を取り仕切れるように指導する」という、どこかで聞いたことのある理論

劇団への、ジェンヌへの、下級生会への愛があれば全ては指導という建前のもと許される。代表毎日きついいびりに泣いていた。本当に、本当に、しんどい

ジェンヌでもなく、会運営委託契約を結んだわけでもない、ただの一般人がこのザマである

会に所属したことがある人は、多少なりこの空気感をわかっていただけると思う。あの、「私たちも御贔屓の一部」と見做されるような感じが。

全ての言動根底には愛があり、清く正しく美しいジェンヌ像やファンダムイメージを求められていた、それにそぐわないものはすべて闇に葬られていたあの感じが。

運営陣は、ジェンヌを、劇団を愛しているから。

無給でいつ何時でも労力を捧げてくれる。常に最善最良の案を考え前向きに運用してくれる。寝る暇がなくてもそれだけ携われることが幸せ

妬み僻みも有難いご意見として真正から受け止める。上級生会から理不尽指導意味あるものとして理解昇華する。

仕事よりも私生活よりも会運営を何よりも最優先してくれる。どんな無茶ぶりや激務も手を取り乗り越え逞しくなってくれる。

そんなことがあるわけないだろ。

平日フルタイムで8時間仕事に会運営10時間以上を兼業し、公演期間中は1日1時間眠れたら御の字。仕事パフォーマンスはそれはそれは最悪だった。

盆や正月連休はもちろん全て会運営に求められ、ロクに身体を休めることも実家帰省することも友人と会うこともかなわなかった。

急いで来いと急な呼び出しがかかり、内容も知らされないが仕事を無理言って早退し駆けつけると「明日からの公演で必要ものを近所のドラッグストアで買ってきて」という内容だった。

社会人数年目で貯蓄もさほどなかった頃に無給の会運営で全国を飛び回り、立て替えの嵐、慢性的寝不足で眠気も止まらず、安価血糖値の上がらないもやしカット野菜しか食べられなかった。

周りのすべての人から「早く辞めろ」と言われ続けたが、もはや洗脳のように愛や貢献という言葉に縛られ何も自分判断できなくなっていた。

死にたいという気持ちが募り、毎朝駅で線路に飛び込もうか悩み始めた頃、千秋楽出待ち後に倒れ運ばれた。栄養失調だった、この現代社会で。

入院強制的劇団や会と離れられなければ、いずれ自ら命を絶っていたと思う。亡くなった彼女生活円グラフは、まさに会運営に携わっていた時の私のようだった。

鬱も発症精神的にも不安定になっていたことをやっと自覚し、ジェンヌ本人にスタッフを辞める旨申し出た。代表も鬱で会から去ったと聞き、LINEを送ったが既読がつくことはなかった。

もう一度繰り返す。ジェンヌじゃない一般人にすらこれほどまでに異常な文化がまかり通っている。劇団内部はいかほどばかりか、想像するだけで息苦しくなる。

携わっていたジェンヌ本人も、本当に寝る時間もないほど過酷環境に身を置き、公演前夜の3時に稽古から帰るところも目撃したことがある。

運営に携わるようになってからは度々言葉を失うような「指導」の様子を伺うようになり、いつの間にか自分は一切観劇する気力が湧かなくなっていた。

何が愛だ。何が清く正しく美しくだ。何も清くも正しくも美しくもない。ただのパワハラ過重労働異常上下関係いびりしごきいじめ

社会的な常識が一切通用しない、異常な文化形成され受け継がれ、異を唱えるものは全て排除され隠ぺいされてきた、ただそれだけである

亡くなった彼女のおかれていた環境報道事実関係は知り得ないため、それに関しては軽率発言はできないものの、でも、遂にこうなったかと思った。

その手前でぎりぎり退団していった人を、何人も知っていたから。

巨大企業ファンダム抗う力を持ち合わせていないがため、ただ黙って去っていった人たちを見てきたから。

自分も、声を上げられなかったひとりだから

彼女の死は、自分無関係じゃないと、毎日罪悪感に涙が止まらいから。

溢れ出る記憶も思いも止まらず、何が書きたいのか、どこまで書けそうか、もう分からなくなってしまった。

このあたりで切り上げることにする。いつか追記修正をするかもしれないし、しないかもしれない。もうこの編集画面に戻ってこないことが最良と分かりつつ。

自分は今後二度と件の劇団に関わらないと決めているが、報道の行く末はしっかりと追おうと思う。

もう誰もこんな目に遭わない未来を願って。同じ罪悪感を抱えることがないように。誰かに手を延ばし声を上げられるように。

けがえのないいのちを、薄っぺら言葉で葬ることがないように。

妹さんにはお世話になりました、心からのご冥福祈ります

助けてあげられなくて、ごめんなさい。

2023-11-07

ネトウヨ頭が悪いなと改めて思った出来事

ある自衛隊員が訓練施設に向かう途中、車内からマスコミに向け中指を立てて挑発行為をしていた事がスクープされた

この自衛隊員が向かっていた訓練施設は以前に銃乱射事件が発生し、3人もの死傷者を出して訓練が中断されていた場所であり

そんな場所での訓練がようやく再開されるという事で、自衛隊モラルや動向に注目が集まっていた中での愚行だった

だがしかし陸上自衛隊守山駐屯地は当初この件について「指さし確認をしていたのがそのように見えてしまったのではないか」などとクソアホな言い訳をほざき

それを受けてネットでは馬鹿ネトウヨが「自衛隊様は中指なんて立ててない!マスゴミデマ!」と大暴れ

マスコミへのアクロバティック批判自衛隊へのアクロバティック擁護が吹き荒れた

しかし後に木原防衛相自衛隊確認した所、やはり中指を立てて挑発行為をしていたのは事実である事が分かり

「指摘は事実だと確認した。大変遺憾だ」「ようやく射撃再開に至った日に不適切行為を行った隊員がいたことは大変遺憾に感じている」「今後、確認を進める中で判明した事実に基づき厳正に対処していく」

というコメントを発表した

真実は常にネトウヨの敵だ

だがネトウヨ情弱かつ都合の悪い情報そっ閉じする為

未だにXでは自衛隊擁護してマスコミ批判しているド低脳ネトウヨ観測できて笑える

ネトウヨやらかし歴史に新たな1ページが加わり

こいつらの救いようの無い頭の悪さがまた証明されたのである

2023-10-26

anond:20231026213508

「無論である! 吾輩の愛は無尽蔵でその形を問わぬ!

だがしかし! 同時に吾輩はこの手で貴殿にあらゆる世の喜びを与えてゆく自信がある!

その中には性や己の身体との向き合い方を変えてゆく趣向もあろう!

案ずることなし! 我輩を信じて変化に満ちた明日をともに歩もうではないか!」

2023-10-21

anond:20231021141041

私もこの前「警鐘を鳴らす」と言うべきところを「警笛を鳴らす」と言われたが流したぞ。

あと「廉価な商品」の廉価が通じなかった。

だがしかし自分も気付いていないだけで時々やっちまってると思うのでそこはお互い様だ。

日本語は難しい。

2023-10-15

他人気持ちを察することができないタイプはい

知人については許容できずに連絡を絶った

もう10年近くになる

身内にもいるが、身内は身内だけあって利害関係として近いため、一見傍若無人に見える言動にも根拠推し量ることはできる

なので縁を切るところまでは行かずにいる

共感力の有無も生まれ持った資質によるところも大きく

そう思うとサイコなA氏も資質に恵まれなかっただけであり、配慮してやるべきなのかもしれない

配慮必要かもしれない、それは確かだ

だがしかしA氏の被害者我慢を強いるということではないのだ

2023-10-07

何故リベラルフェミ界隈の人達は「謝れない」のだろう?

人間からだってやらかすし、特に他害性が強いリベラルフェミ界隈の人達は「やり過ぎて」しまう事がよくありがち。

他罰性・他責性が強いが故に恨みを青田買いしてしまっているから、反撃される時は容赦なく滅茶苦茶燃やされる。

しか日本人は良くも悪くも甘い人間も多いので、「やらかした」時に形だけ・言葉だけでも

「あれは私もかったです、申し訳ありません」と謝罪をすれば

攻撃している側も止まる人は多いし、擁護する・したい側も「謝っているんだから」って助け舟を出せる。

ともすれば「あの人ちゃんと謝ってるのに、あれ以上責めるなんておかしい!」と反撃だって出来る。


だがしかし彼女ら・彼らは本当に謝れない。

自分自身が原因で首を締めているのに、何々が悪い誰々が悪い私は被害者だ!と主張する。

良くて最初は謝っても「でも◯◯も悪いですよね」とか言い訳を重ねてしまうから、余計に相手を怒らせる

やり過ぎた事はさておきそこまでヒートアップしてしまった気持ち自体は分かるから、表面上でも謝れば擁護出来るのに

それすらしないから、内心多少は同情してるのに擁護すら出来ない。

仮に口を出しても「でもあい反省してないだろ!」って言われれば「そうだよね、ゴメン…」としか言えないか


恐らくリベラルフェミでも内心やり過ぎたヤバいとは思っているだろう。

間違いを認めたくないだけなのだろう。(仮に本当に全く間違ってないと思っているのだとしたら単なる異常者である)

しか彼女ら・彼らは何故か謝るのは負けだと思い込んでいるから、謝罪せずに正当性を主張し続けるというサンクコスト呪いにかかってしまっている。

自分は一切悪くない、攻撃してくる方が悪いし私は被害者!」と主張する姿は、有り体に言って醜悪である


そういう時、優しく諭せる周りの人がいれば良いんだけど、「謝れない人」がやらかしを超えたやらかしをし続けた頃には

そんな優しい人はとっくに居なくなってるか本人に遠ざけられているから、諫める声すら届かない、届けられない。


謝れないから、頭の一つも下げられないから、反省したポーズすら見せられないから、

本当に認知通りに周りが敵だらけになり、近くにいる人も味方なんだけどある意味敵(助長させるだけ)しか残らない。

さすがにここまでくると、色んな意味可哀想だし哀れだなって思ってしまう。


本当に何故、形だけでも折れる事が出来ないのだろうか。

現状は自業自得だとも思いつつ、悪循環の詰み状態にまで陥ってしまった事に対しては可哀想に思えてならない。

2023-08-21

騙される方も悪い

詐欺なんかは騙される方も悪いと思う。詐欺をやるやつが悪いのは百も承知だがしかしそれは詐欺対策をしない理由にはならない。盗んだ方が悪い、だから私は悪くない。ではなくて盗んだ奴が悪いのは当たり前だけど、それはそれとして現実には詐欺があるんだから個人個人しっかり対策しておこうという話なはず。詐欺対策根本は国や警察が何とかしてくれって話で。

2023-08-20

職場で食ってて頭おかしいと思われたもの3選

1位 焼肉

網、ガスバーナーを持ち込み、肉を炙って食っていた。

だがしかし、流石に安全上の懸念があるということで総務から待ったがかかった。

肉は焼きたてが美味いので無念である

2位 フルグラ(俺アレンジ

フルグラチョコワ、グミ龍角散のど飴牛乳レッドブル2本で割ったもの

俺はよく家で食っている健康食なのだが、「見た目が怖い」「臭いキツイ」とのことで総務から待ったがかかった。

食うとスタミナがつくのに残念である

3位 りんご

りんごを3個ほど持ち込んで会社の机で丸かじりしていた。

ダイエットのためだったのだが、「歯茎から血を吹き出しながらりんご齧ってるの怖い」とのことで総務から待ったがかかった。

女子力が高かったのに遺憾である

2023-08-10

しか弱者男性 弱者男性は放逐された美少女を追いかけ、スローライフ応援する

あらすじ

増田太郎は、ある日突然に、異世界に転生してしまった。

しかも、前世で憧れていた異世界生物小説のように、美少女を追いかける立場としてだ。

だがしかし太郎容姿は冴えないおっさんである

そんな太郎美少女が受け入れてくれるはずもなく……。

――――――

必死になって、俺は森の中を駆け抜けていく。

背後からは、複数足音と、「待てーっ!」「なあ、あんた! 頼むから俺の話を聞いてくれよ!」という声が響いてくるが、俺は気にせず走り続ける。

どうしてこうなった? 何度そう自問しても、答えなど出るはずもない。

俺こと増田太郎は、どこにでもいるようなサラリーマンだったはずだ。

それが今や、見たこともない森の中で、見たことのない弱者男性に追われている始末。

本当に一体どうなっているんだ? 俺はただ、いつも通り会社に出社しただけなのに……!

――――――

その日も、朝早くから出勤し、上司から理不尽な叱責に耐えつつ、なんとか仕事を終えた。

時刻はすでに午後九時を過ぎており、疲労困ぱいの状態で自宅へと帰る途中のことだった。

ふらつきながらも、なんとか電車に乗り込むことに成功したのだが、そこで意識を失ってしまったのだ。

そして気が付いた時には、見知らぬ森の中で獣に襲われかけていたのである

最初は、夢でも見ているのかと思った。

だけど、頬を引っ張った時に感じる痛みや、身体中を襲う倦怠感などが、これは現実なのだと教えてくれた。

ならば、なぜこんな場所にいるのかという話になるわけだが……いくら考えてみても心当たりはない。

ただ一つ思い当たる節があるとすれば、それは『過労死』という言葉くらいだろうか。

実はここ数日の間、俺の仕事量は激増していた。

それというのも、取引先の都合で納品が遅れることになり、その対応に追われることになったからだ。

本来であれば、もっと早くに片付くはずだった案件なのだが、相手側のミスが発覚し、状況が大きく変わってしまったのである

結果として、連日残業をする羽目になり、睡眠時間が大幅に削られてしまったのだ。

正直言って、ブラック企業にも程があると思う。

まぁもっとも、上司役員たちをナイフで滅多刺しにした後だから今頃死体発見されて、ニュースになっているかもしれないけどね。

それにしても、我ながらよくあんなことをやったものだと呆れてしまう。

冷静になった今では、自分の行動にドン引きしているほどだ。

きっと疲れのせいで頭がおかしくなっていたに違いない。

あいうことは、もう二度としないと心に決めよう。

ともかく今は、この場を切り抜けることが先決か……。

このままではいずれ追いつかれてしまいそうだしな。

しかし、森を走り回ってわかったことだが、ここは日本どころか地球ですらないようだ。

そもそも日本では、森に弱者男性は生息してないしな。

それに何より、空を見上げれば月が二つもあるじゃないか

とてもじゃないが、現実光景とは思えないぞ。

しかしたら夢を見ているだけなのかとも思ったが、どうやら違うみたいだし……。

だとしたら、考えられる可能性としてはやはり異世界転生という奴なんだろうな。

小説なんかじゃよくある話ではあるが、まさか自分経験することになるとは思わなかったよ。…………って、ちょっと待ってくれ。

もし仮に、俺の考えが正しいとするなら……。

「――ああっ! やっぱりそうだった!」

俺は思わず悲鳴を上げていた。

なぜなら、俺を追いかけてきている弱者男性たちの顔に見覚えがあったからだ。

それも一人や二人ではない。全員の顔に見覚えがあるんだよ。

それも当然のことだろう。だって弱者男性たちは、俺が書いた小説登場人物なんだから

そう……俺は小説家をしている。といっても、専業ではなく副業だけどな。

2023-07-27

趣味スクーターに乗る

格好わるいんだろうか。

だがクラッチがめんどくさい

だがしかしスクーターのあの見た目が受け入れられない。

よって乗りたいバイクがない。

advはかっこいいと思う

趣味スクーターに乗る

格好わるいんだろうか。

だがクラッチがめんどくさい

だがしかしスクーターのあの見た目が受け入れられない。

よって乗りたいバイクがない。

advはかっこいいと思う

2023-07-12

ラーメンズ解散してないんだ

2020年小林賢太郎パフォーマー引退した。

小林賢太郎は、コント大喜利脚本など幅広く仕事をしていた。その中の一つとしてラーメンズがあった。

自分ラーメンズとの出会いは、今から約10年前の高校生の時だった。友達に教えてもらって知った。

とはいえラーメンズとしての公演は2009年最後となっており、公演に行くことはできなかった。

ましてや田舎貧乏な家庭に過ごし、いわゆる毒親の家庭に生まれ自分が、ラーメンズはおろか小林賢太郎の公演を見に行くということのハードルがあまりにも高く、「いつか見に行くんだ」という心だけを引っ提げて生きていた。DVDを何度も再生して、これを会場でみたら今の何倍面白いんだろう、なんて考えたりもした。

だがしかし、やっと自由に公演に行くことができるようになってすぐ、新型コロナウイルス流行に伴い、様々な公演が中止。

そしてついに、小林賢太郎パフォーマーとして立っている姿を、生で見ることはできないまま、小林賢太郎肩書からパフォーマーが消え去った。

正直、自分の中で受け止められない現実だった。

ラーメンズを生で見ることができないのだと思うと、心が引きちぎれそうになった。

そして自分は、ラーメンズ作品を見ることをやめた。

最近小林賢太郎無料公開している動画を、たまたま見た。

別に深い理由は無く、いくつかのコントをみていたらYouTubeからおすすめされたのだ。

なつかしくなり、数珠つなぎで再生して、ああやっぱり面白いなあなんて思いながら、明日会社だというのに夜を明かしてしまった。

そんな中で、カジャラの片桐仁が出ている動画発見した。

そこにいたのは、ラーメンズ片桐仁だった。

片桐仁テレビに出ていると、見ようと思っていた別番組ことなんて一瞬で忘れるほど見入ってしまうことが、一度や二度ではなかった。

だがそれを見ているとき感想は、ラーメンズでやっていた片桐仁というよりは、俳優片桐仁だ。

そこで気が付いたのだ。片桐仁小林賢太郎が作った、ラーメンズ片桐仁という役を演じている役者だったのだ、と。

ラーメンズは、舞台上で片方が一切しゃべらないものもある。

舞台上に片方が出てこない作品もある。

「だめじゃないのにだれもやっていないことをやってみた」というようなことを小林賢太郎が言っていた。

ああそうだ。

ラーメンズは、パフォーマーを辞めた時にも解散なんて言っていない。

事実上解散、として扱われているだけだ。

そして小林賢太郎は、ラーメンズ解散はありえない、と昔言っていた。

まり小林賢太郎が出ていなくても、小林賢太郎が作ったコントに、小林賢太郎が作ったラーメンズ片桐仁が出ていれば、それはラーメンズの公演で、ラーメンズなんだ。

いつか、片桐仁オンステージディレクションライター小林賢太郎で「ラの付く人」なんて公演をしてほしい。

そう思いながら自分は、出た賞与ラーメンズDVDにつぎ込むのであった。

2023-07-11

バイクMT面白さがわからない

バイクミッション、ただひたすら面倒くさい。

教習所で一時間だけスクーター乗るけどあれは楽だなと思った。

だがしかしスクーターの見た目がかっこいいと思えなくて買いたくない。

これ、ずっと仕組み変わらないけど進化余地はもうないということなのか?

DCTもあるけどミッションが大きくなってオイル量も増えるんだとか。

車との違いとして、

全てのギアからNに入れられない。

飛ばしシフトができない。

最近はそうでもない車種もあるがひと目で今何速かわからない。

足指でペダルを上げるため靴が痛む。

車はエンストしてもまたセル回すだけだがバイクエンストからのたちゴケの危険性がある。

低速でバランスとりながら半クラシフトインジケータあるなら見て、2速くらいにして曲がりながら駐車スペースへ。フロント握りすぎるとエンストからのたちゴケ。

気使うよなーと。この前ローソン駐車場でレブル乗ったねーちゃんエンストしてこけそうになってた。そこそこ重さあるから周りの人に助けられてた。

クイックシフターもそこじゃないんだよ。半クラ自動にしてほしいのよ。普通に走っててギア変えるとき操作別に大した負担はないんだよ。

そんなこんなでハンターカブに乗ってるけどこのミッションもっと増えてほしい。

完全ATでもないしMTでもない。

これを250とかで出すとブリピング失敗したときトルクかかりすぎて危険なんだろうか?

からパワーのない125まで、ということなのだろうか。

もうMTが完成形だ、というのならカブミッションもっと増やしてほしい

2023-07-05

RSワークス商法

スズキの車の商法

アルトターボRS(オートマしかない)を出しておいてあとからMTアルトワークスを出した。その後RSは販売終了

スイフトもそう。 オートマしかないスイフトRSTを出しておいてあとからMTもあるスイフトスポーツを出した。その後RSTは販売終了。

ホンダカブ方向性は違うが、クロスカブは110ccしかないが、燃費計やトリップシフトインジケータ付でメーターが充実、タイヤチューブレスだがしかしエンジンが110ccで小さく、若干パワー不足を感じる。

今人気のハンターカブメーターがシンプル機能も少ない、オフを走る目的もあるがタイヤチューブタイヤしかエンジンは125cc。そしてスーパーカブより10万程度高い。

非常に悩ましい商法

スイフトRSTにMTがあればそっち買ってたし、クロスカブに125ccがあれば間違いなくそっち買ってた。

MTスポーツカーだろう!ハイオク燃費も悪くていい。乗り心地も固くていいしタイヤ薄っぺらいやつを高い金出して交換してくれ。ということか。

RSTを友人が乗っているがかなり燃費いいらしい。17〜18くらい走るみたい。これにMTがあれば。レギュラーだし。

カブもそう。ハンターは44万だが、クロスは36万程度。クロスに125ccがあれば安いしその差額でマフラーやらなんやカリカリにイジる費用にしても良かった。軽いしねクロスは。

極端に振りすぎていて中間を埋めるちょうどいいグレードのものがほしいんだが、それがない。

結局スイスポハンターカブに乗ってるが、 楽しいし満足してるけど、もっと中間グレードがあったらなぁと。サーキット行くわけでもないのに毎回ハイオク入れるのもちょっとあほらしくなってくる。 

バイククロスカブのが軽いし脚付きがいいのでもっと乗りやすい。これが125ccだったらなぁと。

中途半端ものは売れないんだろう。グレード増やして量産が面倒になるのも避けたいだろうし。

悩ましいRSワークス商法

2023-07-03

どこでもドア

どこでもドアってことは文字通りどこでも行けるわけじゃん?

あれ、移動に伴う物理学的な制約をあのドアの寸法という点を抜きにしてすべて取り去るような仕組みだよね。

「どこでも」というのはつまり単なる「移動」のカテゴリに関連付けられる意味だけではなくて、場所として意味付けされ得るすべての存在をあの一枚の板の向こうに集約するという「どこでも」でもあるわけだ。

物理学現象意味論的論理性により定義してその論理性の構造内に我々という物理学現象を再定義するための現象とも言える。

そうなるとどこでもドアの先は、我々の宇宙とある座標というより、単一の「この」どこでもドアという現象によって支配された論理空間なのではないだろうか?

この仮説は一見、すぐに論破されうるようにも思える。

そう、もしその通りなら、どこでもドアをくぐった先に行った人間が、どこでもドアの手前のこの宇宙から消えることになるからね。

どこでもドアをくぐった人間が、ドアの先の論理空間内に広がる我々の宇宙そっくりな別の宇宙とある座標に転送されるイメージといえばわかるだろうか。

そうなればドアを閉じた後、その人間電話をかけても繋がらなければ証明できそうだ。

だがしかし我々の誰もが知るようにどこでもドアはそういうものではない。

ドアの先が5m先であればこの宇宙の中の5m先の座標に確かにその人間は移動できる。

これはどういうことか。

ここで考えてみる。

先ほど私はドアをくぐった先にはどこでもドアによって定義された論理空間が広がっていると言った。

どこでもドアの先、なのだ

この我々の宇宙も。

どこでもドアの向こう側にとっては、ドアの先にある宇宙なのだ

そう、どこでもドアという現象定義するのだ。

ドアの向こうも、

ドアの手前も。

どこでもドアという一枚の薄い現象宇宙に成立した瞬間、我々の宇宙も、ドアの向こうの宇宙も同時に出来した。

というよりも、ドアのあの薄さの中に、「一つの宇宙として同時に」存在している。

ドアにとっては、向こうも手前も無い。ただたんに現象として論理学的操作を行う一枚の板だ。

そしてドアはドアの薄さの中に我々を造った。

我々がドアをくぐる時、いやくぐっているつもりでいる時、ドアはその現象の中で、我々を消去し、我々を創造する。

一体全体、我々の宇宙どこでもドアによって定義された宇宙ではない、などという証明が出来るだろうか?

2023-06-18

anond:20230615120414

一回の悪事で捕まる確率はそんなに高くないのかもしれない

だがしかし成功に味をしめず、捕まらないうちに足を洗って、しか悪事を知る奴らから逃れられてるやつはいないだろうな

誰も自分に都合の悪いことは言わないか

2023-06-14

どえらい会社説明会を受けてきた愚痴

今、どえらい会社説明会を受けてきた……これが「どえらい」かどうかは人によるけど、別にどえらくも何ともないと思うひとはスルー推奨。

都内の某IT企業就活サイトたまたま見かけただけだけど、面接時の提出書類手書き履歴書指定しているのを見て、「この時代手書き指定!?」と衝撃を受けた。令和のIT企業手書き指定とはどういうこったいと思って説明会に申し込んだ。

参加者は、私と、もう1人女の子(仮にAさんとしておこう)がいるだけ。中小企業あるある

ややあって採用担当のおばさんが入室してきて、説明会スタートアクセネイルも巻き髪もばっちりな、眉しか描いてない私の5億倍美意識の高そうな方だった。

おばさんはまず最初に、「では、マスクを外して下さい」と言った。「外していいですよ」ではなく? と戸惑ったけど 「マスクってもうしなくていいんですよね」とおばさんはニコニコなので、「そうですね、個人自由ですもんね」と返した。そう、個人自由。外して下さいじゃないねん。インフルとか流行り始めてんの知らんのか??

そんなこんなで説明会が始まると、おばさんはまず志望業界私たちに聞いてきた。AさんはIT業界1本、私はIT以外にも目を向けていると答えた。事実、色んな業界説明会選考を受けていたから。

だがしかしこれがおばさんの逆鱗に触れたらしい。「そんなふらふらした気持ちではIT業界ではやっていけない」とブチ切れ。えっこれ面接!?!? 説明会ですよね!?!? 面接で「まだITには絞ってない」とか言ったらんん? ってなるかもだけどさ、少なくとも説明会は「まずは話を聞いてみよう」くらいのスタンスでやるものだと思ってるよ。

まあ、無駄バチバチするのも嫌だしAさんにも迷惑なのでとりあえず「そうですね」と流してその話題は終了。

マスクの件とこの事件(?)で私は完全にやる気をなくし、ここから先何か言われたら極力言い返そう……と心に誓う。どうせ選考受けないし。

次に、「どうして説明会に参加しようと思ったんですか?」と聞かれる。ここでもAさんだんまり。何なら私もだんまりなんだけど、絶対何か言った方がいい空気なので「履歴書手書き指定なのが気になった」と回答。おばさんは「それだけ? それだけでここまで来たの?」と素で驚いていたけど、私無駄に行動力はあるのでそれだけで来ました。ごめん。

案の定……とかはあんまり言わない方がいいのかもしれないけど、「字は人を表す。私は十何年人事をやっているが、字だけでその人がどんな人か、百発百中で見抜くことができる」とのお答え。ありがとうございました。

次に現在選考状況の話。IT企業から内定を貰っている、と言うとおばさんめちゃくちゃビックリしてた。「どこの会社? 何してるの? 選考フローは?」……めっちゃ聞くやん。「でも、面接2回と性格診断だけですから」と答えると謎に納得された。こら。

続いて説明会資料が配布される。配り終えたおばさん、開口一番「何かご質問は?」。

……それ、説明会最後にやるやつでは?? Aさんを伺うと、やっぱり私と同じようにビックリしたような顔をしてた。2人でビックリしていると「無いんですか? ウチに関心が無いんですか? 何しに説明会に来たんですか?」とおばさん再びキレそう。

Aさんも何か発言する素振りはない。選考受けないしこのおばさんには既に嫌われてそうだしいいや、と思って、あわあわしながら以下のようなことを伝えた。

説明会は全体説明質疑応答の流れがスタンダード文化で生きてきたので、先に質疑応答を求められるのはちょっと文化の違いがあって戸惑っている。出来れば先に全体的な説明がほしい」

文化の違い」で鎮められなかったらどうしたもんかと思ったけど、おばさん、これ以上やり取りしても無駄判断したのか説明会開始。いや出来るんかい

最後選考フロー説明企業バレを避けるためにぼかすけど、すげえ色々やる。「面接2回とかで入るとミスマッチ起こして早期退職に繋がるので〜」とナチュラルに他社disりをぶち込む。やめなさい。

最後に、本当に質疑応答をして終了。帰りのエレベーターでAさんとおばさんの悪口で盛り上がってしまった。

圧迫面接なんて言葉もあるけど、まさか説明会でここまで威圧されるとは完全に予想外。IT企業は狭いと他所説明会で聞いたけど、就活生が将来の取引先やお客様になる可能性無きにしも非ず(カゴメなんかは製品送ってくれるらしい)。せめて、せめて説明会は気軽に話を聞きに行けるものであるべきと思ってる。だって説明会もの(みつを)。

2023-06-06

ベーシックインカム問題は、労働意欲の減退ではなくて財源

以下の記事話題になっているが、労働意欲が減退するかどうかについて語っているブコメをよく見る。

しかし、ベーシックインカムの真の問題は財源だと思う。

月間28万円のベーシックインカムイギリスが2年間試験導入

https://gigazine.net/news/20230605-universal-basic-income-in-england/

ベーシックインカムは全国民平等お金を配る制度だ。だから例えば全員に20万とか配るとなると、べらぼうな財源が必要になってくる。そうすると、所得税率を70%とか80%とかに上げなければならない。

稼いだお金ほとんどを取られた上で20万円を配られて嬉しいと思う人がどれぐらいいるだろうか。現状でも税金が高いという怨嗟の声を上げる人が多いというのに。(まあ、働いていないニートの人は税金を払うことな20万円を配られて嬉しいだろうが。)

というわけで、財源確保は超増税を引き起こすという問題がある。もちろんベーシックインカム推進派(特に新自由主義者)はそんなことは承知の上なので、別の策を提言している。それは各種社会保障廃止だ。

社会保障廃止してベーシックインカムに一本化

いま弱者給付されている年金失業保険生活保護健康保険などを廃止することで、ベーシックインカムの財源を確保しようという方法だ。しかもこれらの制度をなくすことで、各種事務手続きコストも削減できて、さらに財源を確保できると推進派は主張する。

かにこの方法なら超増税することなベーシックインカムを実現できる。

だがしかし、この方式は「強者に優しく弱者に厳しい」政策だ。

なぜなら、健康若い人であれば給付されたお金を全て生活費や遊興費に回せるが、慢性的病気を抱えた人なら、給付金を治療費に回さなければならないからだ。しか健康保険廃止されているので、10負担という厳しさ。透析とか受けている人なんかだと、治療費だけで給付金はなくなるだろう。

それを防ぐために、病気の人や高齢者には給付額を増額などすればいいという人もいるかもしれない。だがそれをした途端、社会保障廃止による事務コストの削減という大前提が崩れるので実施不可能

というわけで、ベーシックインカム実施すべきではないと思う。

富裕層への大増税

もちろんここまでの理屈は、富裕層大企業への課税強化で解決できる問題ではある。それが実現できるなら、庶民への大増税社会保障廃止必要なくなる。

でもそれが簡単でないのはみんな分かってるでしょ。

なので、ベーシックインカムまず富裕層への大増税を実現できてから話になる。その見込みがなくベーシックインカム実施しようとしてもろくな事態にならないのは上に述べたとおり。

個人的には、富裕層への大増税が実現できるなら、既存社会保障制度範囲内でも弱者救済を強化できるので、それでいいじゃないかとも思う。

なお、ベーシックインカムの財源として大量にお札を刷ればいいという人もいるかもしれないが、そういう人が同じ口でアベノミクスなどの異次元金融緩和批判してないよね?

2023-06-03

飲食チェーン店で働いていた頃の思い出


ちょっと話してみたい。昔の話だ。

若い頃、都内繁華街にある飲食チェーンで店長職を務めていた。今はもう会社を辞めて実家に帰り、細々と親の仕事を手伝ってる。農業を営んでるから食料品という意味では繋がってる。

あの頃はまだ30代半ばで、男が乗っている時期だった。心も体も無理がきいて、若者の考えもなんとか理解できて。懐かしいなぁ。今では50代が近づきつつある。

守秘義務とか一応あるから、どこの飲食チェーンかは言わない。読んでるうちにわかるかもしれないが。できればそっとしておいてほしい。

何の話をしようか迷ったが、『人』の話がいいだろう。何人かに絞って話がしたい。皆、よくも悪くも思い入れがある。三人だけ挙げよう。



1人目 スダ君

 もちろん仮名だ。雰囲気で名付けている。背は低めだったかな。危なっかしいけど、素直な子だった。だが、ある事件を機に店を辞めてしまった。

 大学二年生で、MARCHクラス大学に通っていた。やんごとなき方々が通いそうな大学名だった。私は専門学校出なので、大学生と聞いただけで眩しい感じがした。

 彼は夕方~夜のメンバーだった。クローズまで残ることもあった。ところで、ある従業員I氏との折り合いが悪く、さらにスダ君が好きだった女子店員TさんがI氏と交際していることもあってか、勤務中に不安定な感じになることがあった。若さというものだ。

 閉店作業中にI氏と諍いになることがあったらしい。マネージャークラスアルバイト従業員場合、連絡日誌を付けるのだが、そういう報告をみかけた。

 実際、迷ったものだ。I氏は当時、二十代前半のフリーターで、付き合っていたTさん大学四年生だった。I氏はほかの女子アルバイトにも手を出していた。時には、新人クルーを無理やり自分ビッグスクーターに載せて、当店の近くにあるラブホテル直行することもあった。

相関図

I氏 ⇔ Tさん ← スダ君

ほかの女子数人(身体目的)

 当時は2000年代の半ばだった。男のそういう行為甲斐性のひとつとされた時代だ。迷惑行為ではあったが、相当の戦力だったため目を瞑らざるを得なかった。

 ある年の秋、閉店数時間前だった。いつもだと、店の目の前にある事務所シフトを作ることが多いのだが、この日ばかりは実店舗で指揮を取っていた。どんな時間帯にもインして、店舗運営状況を確かめねば……という意識もあったが、正直この日は気分だった。

 夜9時頃、スダ君がお店にインしてきた。この日は3時間半のシフトだ。だが、様子がおかしい。足早にタイムカードを切ったかと思うと、店の奥にあるシンクに手をかけてうずくまるように立っていた。

 ほかのアルバイトも「様子がおかしいのでは?」と察していた。私は、スダ君と仲のいい大学ふたり事情聴くように指示した。こういう時はこれでいい。私が聞いても真実を答える保証はない。聞き取りするとしたら彼らの後だ。

 大学ふたりが聞き取ったところによると、スダ君が事務所に入った時、こんなことがあったらしい。

事務所の休憩室で、I氏とTさんが半裸でセックスをしていた

・運悪く、スダ君が入ってきた音に気が付かずに目撃することとなった

過去にもスダ君の目線からみてそうなのでは、と思うことがあった

 これには悩んだ。どう対処すればいいのか。店を預かる者としては判断に迷うところだ。というのも、I氏もTさんも、はっきりいって当店の最高戦力(I氏はマネージャークラスTさん接客専門職クラス)であり、辞めてもらっては困る。困るのだ。ただでさえ人手不足なのに。

 本来免職処分とすべきだ。事務所本来目的以外に使うな、とは言わない。待機時間学校での課題を片付けたり、シフトを上がった後にお喋りをするとか、そういう使い方をしてもいい。少しくらいは。

 ただ、過去においては、休憩室で飲み会を催していたクルー3名をまとめて免職処分したことがある。線引きが難しい。

 結局、I氏もTさんも当店に残すことにした。I氏は「次やったら辞めさすぞ」と何度もクギを差したうえで、出勤停止処分とした。Tさんは、大学卒業まで残り数か月だったのもあり、比較的温情のある処分をした。※思惑までは書かない。自分なりにバランスを取ったつもりだ。

 スダ君には、「人生いろいろあるけど挫けてはいけない」「あなたはひたむきだから。きっと報われる時がくる」など精一杯フォローしたものの、冬になるまでには店を辞めて、同系列チェーン店移籍した。確か、そこの店長から電話があって、「面接に来たけど、彼どんな子?」と聞かれたから、「ひたむきでいい子です。ちょっと心が弱いところもありますね。でも、戦力になりますよ」と答えた。今でいうリファラル採用だった。

 それから一年後、あの時スダ君から聞き取りをしてくれた大学から連絡があった。スダ君が、移籍した先の系列店でマネージャークラスランクアップしたという。私もその店に行ってみたところ、確かにスダ君がいた。社員と同じ服装でキビキビと働いていた。あの頃とは雰囲気が違う。人間として成長したのだ。

 それからすぐ、私も遠方の店に異動になってしまって、スダ君を見ることはなくなった。今はどんな人間に成長しているのだろう。いい男になっているだろうか。そんな未来を願っている。



2人目 フナモトさん

 この子は、いわゆるプレーヤータイプ極致だった。ほかの繁盛店から移籍してきた子で、クルーとしての実力は折り紙付きだった。POSでの接客もキビキビとこなすし、サービスレベルは最低限以上だし、料理を作るオペレーション作業も人並み以上にできた。

 どんな分野でもマルチ活躍できる子だった……ただし、現場作業に限っての話ではあるが。残念ながら、性格であるとか、人格であるとか、気質であるとか、そういうところに問題のある子だった。

 話は逸れるが、圧倒的美人だった。街を歩いていたら男は皆振り返るし、雑誌モデルをしていたとして不思議ではない。そういうルックスの子だった。

 ただやはり、性格に難があった。気に入らないクルー雑談を振られても冷たい態度を取ったり、無視することがあった。相手のことをミカンの皮くらいにしか思っていないのだ。

 ある時だったか、フナモトさんの接客現場でこんなことがあった(※当時は、女子厨房に入る子は極端に少なかった)。母親子どもふたりレジに並んでいて、子どもおもちゃ付きセットの説明を求めた。店内のカウンター横には、おもちゃの反則セットが豪勢に飾ってあった。※フナモトさんmaidになる。

 だが、彼女は冷たい様子で「ポケモンです。種類はこちから」とメニューを指さすだけだった。そのお子さんが十秒ほど迷っていたところ、フナモトさんがローファーの先でコーヒーシロップストローが入ったラックを何度も蹴り飛ばすのが見えた。

 またある時などは、夜の店内におばあさんがテイクアウトの注文後、「お水を持ち帰りでくれませんか」と言ってきた。フナモトさんはマニュアルどおり「お水は持ち帰りができません」(※衛生管理上の問題。お客の家で水が品質劣化した場合など)と答えたところ、おばあさんは「車にいる孫が薬を飲むので……水がほしいんです」とのこと。

 さて、こういう時はどうすべきか。一応、会社マニュアルには、接客については「ルールに準じつつも、自分らしい接客スタイルを求めてください。お客様のためになる接客を。迷った時はマネージャーに指示を仰ぎましょう」といったことが書いてある。

 フナモトさんはおばあさんに告げた。「その子カウンターまで来るなら用意できます」と。なるほど、機転が利いている。おばあさんが了承したところ、フナモトさんが水を用意してカウンターの前にいるおばあさんに水を届けた。

 しかし、おばあさんは水を取って、そのまま車に戻ろうとしたのだ。フナモトさんが一瞬早かった。おばあさんの二の腕を掴んで、水泥棒をガードしたのだ。

船「ダメっていいましたよね!?」

婆「いいでしょ。やめて!」

船「ダメって言ったよな、おい!?」

婆「ちょっと!」

船「おい!! ……お廻りさん呼びましょーか?」

婆「……」

 さすがに堪忍したのか、おばあさんは諦めて外の渋谷通りに留めてあった車に歩いていった。私はその様子を観ていたけど、どっちもどっちだと感じた。フナモトさんはお客様ファーストではなかったし、おばあさんにしてもジュースを買えばよかっただけのことだ。別に水でなくてもよかった。

 私だったら、「本来は衛生管理上の問題があり認められませんが、今回はお薬の事情があるということで持ち帰りを認めます」と言っていただろう。マニュアルに反する行為ではあるが、これなら上の人間が観ていたとしても申し開きできる。

 三つ目になるが、フナモトさんが専門学校卒業する半年前のことだ。店内のポジションを替わりたいという要望があった。弊社では、漢字表記だと接客専門職とでもいうべきランクがあり、それに選ばれるとお洒落制服を着ることができる。昔懐かしい、アンナミラーズ制服ちょっと似ている。

 だが、それはフナモトさんのわがままに過ぎなかった。本人から理由を聞いたところ、「可愛い制服から最後に着てから卒店したい」とのことだった。当然却下したのだが、それに激昂したフナモトさんは「だったら店を辞めます!!」と宣言して、マネージャールームパイプ椅子を立った。そのまま事務所を出て行き、二度と連絡してくることはなかった。残りのシフトはバックれてしまった……。

 約二週間後、別の系列から「フナモトさんという子が面接に来ているけど、どんな子ですか?」という問い合わせがあった。ちょっと迷った挙句に、こんなことを答えたかな。

「一本筋が通った子です。いい方に働くこともあれば、そうでないこともあります

 と告げた。嘘は言っていない。確かに嫌な別れ方はしたけれども、かつての仲間だ。応援はしたい。少なくとも、ほかの店への移籍妨害したくない。

 人格者じみたことを書いたけれども、保身のためでもあった。フナモトさんとは過去に二度、ホテルに行ったことがある。お店の公式飲み会があると、私はいつも若い子だけの方がいいだろうと思って(一万円を置いて)早めに帰るのだが、その時は最後の方まで残っていた。

 宴も酣(takenawa)ということになって、二次会に行こうと幹事が言い出した後で、フナモトさんと帰り道が一緒になり、いろいろ話すうちに飲み直そうということになった。私はまだ三十代だったので、いろいろと抑えることができなかった。

 フナモトさんの見た目はクールビューティといったところだが、いざ一緒に寝てみると情熱的なところがあった。やはり、体のいろいろな部分が柔らかかったのを憶えている。そういう体験が二度あった。

 それで、上の段で電話を受けた時は、フナモトさんが暴走したらよくないことになるのでは……!? という懸念があった。そうはならなくてよかった。

 思い返すと、これも懐かしい記憶だ。あの子は今も元気にしているだろうか。健やかであってほしい。



3人目 ワタベくん

 この子も鮮烈だった。当時は大学生。独得な雰囲気の子で、普段はボーっとしているかと思えば、厨房でのオペレーション中は熱気に満ち満ちていた。閉店時のクローズ作業も抜群に早かった。

 難点があるとすれば、マイペースなところや、人を怒らせる発言をするところや、常識のなさだった。ある時などは、冗談だと信じたかったが、早朝の開店作業中に「今日気合いを入れるためにビールを飲んできました!!」と宣言していた。

 今でいうところの、発達障害というやつだと思う。そうでないならパーソナリティ障害か。医師ではないので判断はできないが。

 さて、そのワタベ君だが、大学三年生のある時に「マネージャーになりたい」と言ってきた(※説明が遅れたが、正社員仕事をするアルバイトをいう)。確かに作業能力的には余裕でマネージャークラスだった。しかし、彼の発達障害的な言動は、他のアルバイト仲間の間では賛否両論だった。マイルールに対して過剰適応なところがあり、それが特に若い高校生クルーとの間に軋轢を生んでいた。

 当時のマネージャー全員に賛否を聞いたところ、半々ということになった。これは低い数値だ。普通は八割以上が賛成する。そして、ワタベ君本人に対して「貴君の意に添いかねる」という意思を告げたところ、なんと……彼は弾けた。バックレたのだ。

 フナモトさんと違って、自分シフトちゃんと消化していったが、店長である私に何も告げずに店を辞めた。ほかのアルバイト仲間には辞めることを伝えていたらしい。なんということでしょう……(劇的ビフォーアフター)。

 でも、これでよかったのだ。こういう極端な行動を取る人間管理者として相応しくない。彼がマネージャーになっていたとして、またどこかで軋轢を生んで誰かが店から消えてしまうような、そういう事態になっていたに違いない。

 それから、約七ヶ月が経った頃だった。なんと、ワタベ君がお店に戻りたいという(ほかのマネージャーから聞いた)。なんでも、そのマネージャーにワタベ君が電話をかけて「就職活動が終わったので店に戻りたい」という旨を伝えたらしい。

 これは、社会人でいうところの根回しに相当する行為だ。ワタベ君は成長したかもしれなかった。直球ストレートではなく、カーブを覚えた的な意味で。ワタベ君やるなぁ……。

 実際、この時期はとんでもない忙しさだった。スタッフの頭数があまりに少なく、基準に達していない人でも雇わざるを得ず、それがまた現在クルーとの摩擦を生むという悪循環だった。さすがの私も、相当な日数出勤することになった。時間外手当はゼロだった。名ばかり管理職というやつだ。

 話が逸れた。数日後、ワタベ君とマネージャールーム面談をしたところ、次のような意見があった。

・もうマネージャーになりたいとは思わない

・これまでは申し訳なかった

・週に四日以上必ずシフトに入る

 まあ、バックレではあるが、これからちゃんとするならいいだろうということで、ワタベ君を再雇用することにした。

 しかし、私が人を見る目がないのは皆様すでにお分かりのとおりだ。本当に見る目がない。この会社でも、最終的にはエリアマネージャー部長級)までは行けたのだが、そこでさらに上のクラス人達と揉めごと(本部クラスセクハラ関係)を起こしてしまい、最終的には理不尽降格処分店長に戻れ!!)を突きつけられ、会社を辞めることにした。

 さて。ワタベ君は普段はマジメだった。しかし、稀に凶悪な面を見せることがあった。ある日の早朝、お店の目の前に食品資材を搬入するトラックが停まっていた。ワタベ君は、せかせかと動いてトラックドライバーと協力し、荷台から野菜ジュースコーラシロップタンクPotatoを下ろし、店内に運んでいた。

 だがある時、見てしまった。トラックドライバーの目を盗んで、ワタベ君が野菜ジュースが50本ほど入ったビニル巻きの段ボールを――丸ごと盗んでいるのを。一瞬の早業だった。私でなければ見逃していたね。※一応、どうやって盗んだのかは伏せる。同様の行為を防ぐため。

 その時ほど、自らの人を見る目のなさを恨んだことはない。ワタベ君はすでに雇用三ヶ月目だったし、彼がいなければ深夜と早朝のシフトが回らない。困った事態だった。当時の私には、見て見ぬ振りしかできなかった。

 それから、ワタベ君は大学卒業まで店に在籍した。発達障害はやはりそのままで、ほかのアルバイト仲間との小競り合いが度々起こった。実は、ある時期から人手不足は解消していて、別にワタベ君には辞めてもらってもよくなっていた。クビにしようかと思ったことがある。しかし、性格や人柄が悪いとしか思えない彼が、多くのスタッフから嫌われながらも、一部のスタッフには懐かれているという現象を目の当たりにして思い留まった。

 なぜ、そんな判断をしたのか? 彼は本当に悪どい人間なのか、と思ったのもあるが――今風の言葉でいえば「多様性」だ。彼は確かに社会人以前に人として未熟なところが多くあった。だがしかし、一部の得意分野においては紛れもなく輝いていた。だったら、嫌なところには目を瞑ろう。それが当時の私の判断だった。

 風の噂だと、新卒時点での彼は、都内の某区役所地方公務員としてのキャリアスタートしたらしい。東京まれ東京育ちだから、やはり地元が一番ということだろう。彼も、元気でやっているといいのだが。



以上で終わりになる。

当時を振り返ってみて、間違いだったと思われる行動は多々ある。どれだけ後悔しても足りない。でも、それも人間だ。迷いながら進んでいくしかない。

ところで、満たされない心というのは、すごく大切だと思う。当時も今も、満足できる仕事をこなすというのは、とてもとても遠いことだと錯覚していた。

成長していくためには、これまでの自分を一人ずつ殺害していく必要があるのだと30代の頃は思っていた。朝が来るから起きるのです、みたいな当たり前のことだと思っていたけど、違うんだな。

人生が満たされなくても、自分自分なのだ理屈も何もない。ただ、それだけだ。だから店長として飲食チェーンで働いていた頃の失敗だらけの自分も、今では受け入れられる。そういう情けない私まで含めて私なのだ再確認できてよかった。

ここまで読んでくれてありがとう増田の皆さまの幸福を祈ってる。もし希望があれば、時間を空けて続きを書いてみたい。

2023-05-23

よふかしのうたを読んでる

だがしかしで出せなかったラインコトヤマ先生の"癖"に溢れた悪いお姉さんとか悪いお兄さんがたくさん出てくるのよい

2023-05-15

anond:20230515124842

この回な、この弁護士アホだと思うだろ?

それはな、ここまで「竹田くん」の乱行を散々読まされた読者視点から見れば確かにそうだよな。それはそうだ。

だがしかし、その情報なしに

とだけ聞くとどうだろう。この情報「だけ」から普通に考えるべきは「パワハラ事故責任個人に帰責して隠蔽している」話ではないだろうか。ちょっと前の医療ドラマで頻出のパターンの。

そうでなくとも、特定業務禁止して成長の機会を奪うからには、それに足るだけの大義名分となるエビデンスを揃えておくべきだった。「竹田くん」の行状ならばその措置自体妥当だ。適切な手続きに則ったエビデンスさえあれば。

逆に言えば、それなしの手続は、依頼人利益を代弁する弁護士立場からは当然批判すべきだっただけだ。弁護士はここまで不誠実な依頼人に振り回されただけであって、それを責めるのは、想定外レア症例に当たって救命できなかった医師を責めるようなもので、少々お門違いではないだろうか。

2023-05-12

高知家」の排他性の話

知事尾崎が打ち出したキャンペーンに「高知家」というのがある

高知に住む人だけでなく今は高知に住んでいなくても高知まれであれば高知家の一員

だがしかし高知まれでなければ高知に何年住んだところで高知家の一員にはなれないというものだった

県外から移住者からうちら高知家の一員じゃないの?」と突っ込まれるまで誰も気が付かなかった

突っ込まれから高知家の定義が変更されることはなかった

高知キャンペーンのために2000万円で博報堂にお願いして作成した動画は今でもYouTubeにあるから暇なら観てみるといい

3年ほど単身赴任高知に住んでたけどそのとき体感したのは村社会ぶりのひどさ

排他性に関しては全国1位なのは間違いない

しかダントツの1位

高知県のそれは郷土愛とは違う

2023-05-05

誰にも渡したくない

この価値がわかるのは自分が一番だとも思う

だがしかし、もう既に持っているものがある

そう思うと何か美徳に反する気がしてポチれない

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