はてなキーワード: EANコードとは
International Standard Book Numberの略称で、世界共通で図書(書籍)を特定するための番号である(wikipedia)。
2006年まではISBNは10桁で運用されていた。俗にISBN-10と呼ばれる。10桁の内訳は
言語記号-出版社記号-書名記号-チェックデジット(以下CD)
となる。各桁の割り当てはCDに1桁、以外は決まっておらず、CD込みで合計10桁になる。
各項目の概要は
2007年以降は13桁に移行した、俗称ISBN-13、内訳は
ISBN-13に移行した理由は、英語圏でのコードが枯渇してきたため(その場合perfixに979が追加された)、EANコードとの共通化を図るためである。ISBN-13への以降に伴い、CDの計算方法が変更されたのは、CDの計算方法がEANに準じたためである。
手近のバーコードが印刷されている製品を見ると、45もしくは49から始まる13桁の番号が印刷されている、これがEANコード(日本の場合はJANコード)である。
ISBNが書籍識別番号なら、EANコードは世界のあらゆる商品の識別番号である。こちらの概要は詳しくは説明しないが、
このEANコードとISBNを共通化させるために行われたのがISBNの13桁化である。
先頭のコードは国を表す(日本は45と49)が、書籍という商品にのみ978、979という固有の番号が振られている。
当然の事ながら、製造者が勝手な番号を振っては共通コードの意味を成さないので、国別にコードは管理されている。
日本の書籍の場合は「日本図書コード管理センター」が、JANコードは「財団法人流通システム開発センター」が一元管理している。
以上の事から「勝手なISBNを発行する」という行為がどれほど業界無視かわかるだろう。
wikipedia電子化書籍の楽天ISBNは、例えば「芥川龍之介」の場合
が付与されているが、このISBNの問題点は、勝手な番号が振られている事以外には
という点である。楽天ISBNがどの程度広く利用されるかは不明だが(楽天内部ですら使ってほしく無いが、13桁もいらんだろ?)、
商品コードの混同、汚染という事態を惹起する可能性がある。「ISBNコード」が「商品番号」に変わった今、
あまり心配は無いだろうが、世界共通のコードを勝手に我が物とする厚顔無恥な態度は会社の体質と考えられ、
今後に同じような事態を引き起こす可能性は大いにあると考えられるので、
参照:http://yuichirou.g.hatena.ne.jp/Yuichirou/20060401