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はてなキーワード: 屋根とは

2008-07-23

http://anond.hatelabo.jp/20080723074851

現場にいた川崎サポーターだが、これから調子に乗ったことを書くよ。

自画自賛上等。

浦和戦、川崎が逆転したあたりから埼玉スタジアムが黙っちゃって、気持ちいいのなんのwwwww

あいつらわかってないね、と思ったね。

何が日本一サポーターだ。数だけじゃねーか。

メインやバックの浦和サポはもともとコールにあわせた拍手もせずに団扇で自分を扇ぐのに忙しそうで戦う姿勢も見えないし、ゴール裏が黙っちゃったらこっちのもん。

北側が応援やめちゃったあと、南側のレッズサポの一部がコールリードしようとしていたが、全然ついていくやついなかった。

川崎側はその間、盛り上がる盛り上がる。

ジュニーニョが、ケンゴが川崎サポーターを煽る。

また盛り上がる。

レッズの奴等、応援やめちまったぜ。

埼玉スタジアム川崎応援歌しか聞こえてこない。

川崎のコールが、手拍子が、でっかい埼玉スタジアム屋根反響してはね返ってくる。

もう、最高wwwww

サッカーは相手があるものだから、相手も全力尽くして戦った上で勝つ方が気持ちいいけど、黙っちゃうのもたまにはいいよね。

しかも、完全アウェー埼スタでさ。

川崎サポはもともと応援を絶対にやめない。

どんなに点差がついてもやめない。

それが何の役に立つのか、というと、実際に役に立ってる。

ここ最近フロンターレの戦績は逆転ばかり。

惨敗した試合でいうと、例のベストメンバー問題の時があるが、そのときだって「俺らは最後まで応援した。現場にもいなかった犬飼黙ってろwww」と胸を張って言える。

そういうサポーターだから、相手チームが黙るとものすごく優越感があるんだ。

あいつら、黙っちまった。

サポーターなのに、サポートやめちまった。

これから何があるかわかんねーのに、放棄しちまった。

そんな相手に負けらんねー。

そう思っているうちにまた川崎側に点が入る。

サイコー!!!!

試合後は、前後左右とハイタッチだ。

お互い知り合いじゃねーけど、かんけーねー。

今日も俺らの選手たちはやってくれたな!!

ちょっとエンジンのかかりが遅いけどなwww

んでもって、俺もおまえも90分よく頑張ったよな、と。

コールリーダーが言う。

「はい、勝ったから、急いで撤収ー」

そだな。結果出たしな。ここ、さいたまだしな。

みんな気をつけて帰れよ、できればまとまって。

次、名古屋戦でな。

そんなことを言いながら、三々五々帰途につく。

幸せを静かに噛み締めながら。

(だから俺はこの時には事件が起きたことを知らなかった。)

応援なんてただの自己満足、とかいう説もわかってるさ。

でも、俺は最後まで応援しきることで自己満足感を十分に得てる。いいじゃねーか。文句あっかwww

しかし、なんでよそのサポは点差がつくと応援やめちまうのかね。

それが自分んとこの選手にとってプレッシャーになるとか本気で思ってんのかな。

相手チームの応援が響く中でプレーしている選手プレッシャーを感じるかね?

しかも、この試合では応援放棄したあげくに、試合中にペットボトルゴミバコから拾い出してトイレで水詰めてたレッズサポーター(無職)もいたらしい。

そんなヤツをサポーターと呼んでほしくありませんっ(><

とかいうレッズサポ

よく考えて見ろよ。

最後まで応援しなかったのは黙っちまったお前らも同じ。

スタジアム全体に最後まで応援するふいんき(ryがあれば、ヤツもトイレに水汲みに行くようなことを考えなかったかもしれないんだぜ。

俺はいつも思う。

応援続けて良かった。

毎試合、声を枯らしきって良かった。

どんな結果でも。

次頑張ろうって選手に思ってもらえたらそれでいい。

まあ、川崎選手はたいていは応援にこたえてその試合中に結果出してくれるんだがね。

そういうこと、よそのサポーターにはわかんないんだろうな。

それで、負け試合はいつも不完全燃焼なんだろうな。

せっかく応援しに行ってんのにもったいないな。

川崎サポでよかった。



続き!

つーか、愚痴

http://anond.hatelabo.jp/20080724084159

2008-07-15

http://anond.hatelabo.jp/20080715113458

ウインドファームには、24時間年中無休でコンスタントな強い風が吹く広大な空き地が必要だからなぁ。アメリカ砂漠とか、ドイツ沖の浅瀬ならともかく、凪はあるは、台風は来るわ、土地は狭い浅瀬は埋めた日本にはつらいぜ。特にヨーロッパ式の浅瀬風力発電には疑問を感じる。送電とか、メンテとか腐食とか。

いろいろ考えたが、日本の場合夜間電力で作りまくった太陽電池を家庭の屋根につけていくのが一番じゃないか。

2008-07-13

家事本質とは協調性なり

家事なんて案外楽にこなせると思っていた時期が俺にも(ry

今でもそう思ってる人に言いたいが本人の裁量だけで自由気ままに出来る一人暮らし家事と、他人と一つ屋根の下で暮らす場合での家事は全くの別物だぞ。

"今日だるいからコレは明日""収入は趣味貯金に回したいから他は削ろう"なんて自分の都合だけでしてた事に他人の都合が入り込んでくるから一気にストレスが増えるぞ。

同居人の都合で突然仕事が発生したり、自分には必要の無い事もしなきゃならん時だってあるし、食事の献立にも毎日気を遣う事になる。かと言ってワンマンで通そうとすれば同居人との関係もこじれるからダメ。だから上手いこと交渉をすすめて…とまあとにかく気を遣うことが多いのだ。

日によってブレはあるけど常に協調性を問われると思っていい。気を遣うべき他人が居ない時の家事家事であって家事でないんだよ。多分。

専業主婦(主夫)をニートとか言うほど家事をなめてる人は一度誰かとの共同生活か同棲をしてみろ。特に結婚前に同棲は絶対するべき。アカンと思ったら早々に切ればいいし、いい勉強になるから。

実際10年来の親友との共同生活でさえ今までに無い細かいケンカやストレスの日々で絶対気が合うと思って吟味した相手でも何度も刺してやろうかと思ったw

結論「母ちゃんは良く頑張ってました」って事だ。

2008-07-10

祇園祭山鉾巡行でのはてな本社の立地がよすぎる件について

祇園祭:京都新聞

11:35の時間の書いてあるところのすぐ右のあたりがはてな本社のはず。

交差点のすぐ近くのはずだから、窓を開ければすぐみえる立地だと思う。

階数を考えれば、山鉾のてっぺんよりも高い位置からみることになる。

しかもすぐ下の通りはいちばん前は有料観覧席になっており、

金を払わねばみられないくらいのところ。

下から眺めるのは誰でもできるけど、同じ高さからみるのは余程の人しかできないよ。

  

はてな本社があるのが、1Fにセブンイレブンがあって、直ぐ近くに地下鉄入り口があり、

通りを挟んだ正面にホテルのある建物ならば、まず間違いない。

近くでバイトしてたから、オフィスの窓から山鉾がみれることは保障する。

ただ、9階だと高すぎて、近くにきたときに屋根についている棒しかみえない可能性がある。

だけど、絶景は絶景。山鉾を上からみる経験なんてできるもんじゃあない。

はてなスタッフの面々は山鉾巡行の日は絶対に仕事をせずにオフィスにいたほうがいい。ビールでもあれば完璧

2008-05-10

年を取ればそれなりのものを求められる

衣食住…たしかにどれも同じような感じかも。こだわる人はこだわるし、こだわらない人はこだわらない。

それから年を取ればそれなりのものを求められる点も共通しているかもしれない。

「食? 腹がいっぱいになれば毎食300円の牛丼でいいよ」

「服? 暑さ寒さがしのげればいいじゃん。穴が開いたって別に着られるし」

「家? 屋根さえあればいいよ。風呂別に…


たとえば上記のようなことを20歳の人が言うのと、50歳の人が言うのでは大分印象が異なるように感じる。

http://anond.hatelabo.jp/20080509191720

2008-05-08

http://anond.hatelabo.jp/20080508085118

寺の屋根の修理で50万出せと言ってきて、爺さんが困っていた。

そんな寺いらね。

2008-04-17

ムカデがD.E.T.A.!

家族と遅い夕飯を終え、台所で皿洗いをしていると左足の親指にチクリという刺激。

干からびた米粒でも落ちてんのか?と何気なく足元を見ると、ムカデですよ。赤いよ長いよ蠢くよ。

虫は好きでも嫌いでもないので道端で遭遇しても別段驚きはしないが、室内しかも自分の足元という

こちらの意表をつく登場の仕方をされると流石にこちらもびびる。そら「おっ」とかいう声も出る。

続いて「ムカデムカデ!」と台所の状況をリビングに知らせるべく声を発すると、家族がやってきた。

だが皆「あ、ほんとだー」「気持ち悪ーい」「写真撮りたーい」「林檎たべたい」などとのたまいながら

覗き込むばかりで台所の入口よりこちらには入って来ない。その間もミミズは動く、動く、動く。

ムカデを採って焼かねばならぬ、否焼かない、焼きませんけど採って我が家から排除せんければならぬ。

わたくしたちは一つ屋根の下で共生などできない運命なのですよ、と、体長13cmほどの非常にイキのよい

リトル・レッドクリーチャーに向かって諭しつつ手を伸ばしたクリネックスを10枚強ほど掴み取る。

それをリトル・レッドに被せる、と同時にぎゅっと押さえ捕獲、そしてぎゅうぎゅうに丸め込み

ガムテープで隙間なく巻いてコンビニレジ袋に入れ口を結びドアーを開け玄関の外にひとまず隔離

結局のところ何が言いたいのかというと、赤黒いアイツは何処からおいでなすったのかということだ。

都心マンションの12階にどうやって侵入しおったのか。セコムは何をやっていたのか。入ってないけど。

昆虫に詳しい増田、だれかおせーて。

2008-03-28

「衣食住が確保された日本に生まれただけまだ裕福」とか言う奴

阿呆か?例え衣食住が確保されていたとしても勉学などに励む事のできる文化的生活を送るだけの精神的余裕がなかったら意味無いだろ?

少なくとも片方が仕事に就いている親の下に生まれた、0歳から義務教育を受ける年齢の間はタダ飯を喰わせてもらえる事ができた、屋根の付いている家があり夜は布団にくるまって眠る事ができた、「ハイ幸せですね」?そんな事ある訳がない。それだけで幸せになれる程世の中は単純じゃない。

小さい頃は日夜虐待を受けていた、コミュニケーション能力が備わらない内から学校など協調性を求められる空間に放り込まれて友達もできず挙句の果てにいじめの対象になり勉強にも集中できない、ただ毎日学校まで歩いて行って自分を認めてくれない中をひたすら耐え給食を食べるて帰ってくるだけの生活、家に帰っても相談にさえのってくれない親でもない様な親は言うまでもなく信用できず、生かさず殺さず状態にされただ時間が過ぎるのを待つばかり。

義務教育期間が終わりました、今からあなたは立派な社会の一員です。良かったですね」だと?死ね。

2008-02-29

積極的な死を望んでいるわけではない

人間だから必ず死ぬ日がいつか来る。

その日が一日でも早く来ることを望んでいる。

明日もあったかいご飯を食べれるように。

来月も屋根のあるところで眠れるように。

ただそれだけのために働いている。

平日は働き、土日は特別なにもせず平日できなったことをやるだけ。

毎週やることに起伏はない。

イベントなど起きない。

ただ、死ぬときを待っているだけのような人生だ。

だが、積極的に死を望んでいるわけではない。

2008-02-21

http://anond.hatelabo.jp/20080221215340

芸術系の大学が近いから、メジャーなんだよ。

江古田駅のホームの上の屋根全裸でよじのぼって放尿しても、警察が来ないんだぜ。

2008-01-20

ばあちゃんがしんだ・・・

1月9日休み

母ちゃんからメールが来る。

「ばあちゃんが なくなった」

79歳・・・。突然だった。ほんとに突然だった。

つい一週間前の正月にひ孫連れて会いに行った時は、普通に元気にしてた。

それまでも1??2ヶ月に1回は会ってたんだけど、その時はなぜだかいつもよりたくさん会話した。

「13日は孫(オレから見たら従妹)の結婚式があるね。

久しぶりの孫の結婚やけん、楽しみやろ???

寒かけん、風邪ひかんよーに気をつけんばよ??。」

そんな事を言って、その時は帰った。

・・・まさか、それが最後になるとは思ってもなかった。

2年半前には、じちゃんが亡くなった。

じいちゃんは長い間病気で、いつ死んでもおかしくない状態だったから、それなりの覚悟はできていた。

じいちゃんが居なくなったら、ばあちゃんも弱ってもしかしたら・・・。

っていう周りの心配をよそに、ちょっとボケが進んだくらいで、元気だった。

補助なしの二輪自転車に乗って買い物に行くし、広い家で一人、ご飯作ってお風呂入って、生活してた。

老人ホームや周りの人間からの世話を嫌がっていたので、1日に1回くらいで誰かが様子を見たりしていた。

オレが親にも会わせた事のない彼女を連れて行った時、

オレの元嫁と間違えないように一生懸命名前を覚えようとしてくれていた。

たまにボケてて、完全に間違えてる時もあったけど、ばあちゃんの優しさに応えるため、

ばあちゃんの笑顔を曇らせないため、オレ達は気付かない振りしてた。

じいちゃんが亡くなった時、一番残念だったのは、ひ孫に一人も会わせられなかった事だった。

あと4ヶ月待てば、オレの次に結婚した従妹が初めてのひ孫を産んだのに・・・。

でも、ばあちゃんには一人だけだけど、ひ孫に合わせることができた。

「会いたい、会いたい。」って言うからヒマさえあれば連れて行って一緒に遊んでもらってた。

ひ孫もすぐになついて「ひーばーたん、ひーばーたん。」と言ってた。

ばあちゃんの喜ぶ顔を見て、周りも安心していた。

「まだまだ、いっぱい遊んでやらんばね!」

そんな矢先の突然の不幸。。。

死因は「急性心臓死」。

少しだけ心臓が弱かったばあちゃんは、9日の朝6時頃、一人でご飯を食べている時に倒れた。

最初に発見されたのは、10時過ぎに長男が様子を見に行った時・・・。倒れてから4時間も経っていた。

その時には既に息はなく、救急車が来ても応急処置をすることなく「死亡」の通告。

一人だった事から、事件の可能性もあるとして、警察官やら検察官やらが来て、調査する。

その間、1時間以上ばあちゃんはその場に倒れたまま。

結局事件性はなく、急性心臓死と診断される。

その日の夜。

仕事を終えたオレはばあちゃん家に向かった。

家族や親戚はもう帰った後らしく、オレの親だけが残っていた。

「みんな驚いていたよ。」

そりゃあそうだろう。オレも驚いている。

というか、未だに信じられない。実感がない。

布団の上にいつものように横になっているばあちゃんの顔には白い布が被せられている。

けど、それを見ても実感できない。

ゆっくり布をめくってみる・・・。

既に死化粧された顔は、白く綺麗だった。

手で頬に触れてみると冷たい。雪のようだ。

けど、それでもまだ実感できない。

ただ寝ているようにしか見えないくて、涙もでてこない。

本来ならその日にお通夜、翌日に告別式となるのだけど、

10日が友引だという事で、10日がお通夜、11日が告別式になった。

翌日10日。

どうしても仕事を休めなかったオレはいつも通りに出社。

なんとか定時に終わらせてお通夜に向かう。

通夜とか葬式をする時には、遺族の悲しみも薄れて単なる行事ごとの一つになったりするもので、

今回も例外ではなかった。

遺族や参列者の中で、心から悔やんでくれているのは何人いるだろうか?

遺族への挨拶や、お焼香も、礼儀・作法を守る事が第一のように見えてきてバカらしくなってくる。

親族だけ残ってのお通夜

そこではあたかも宴会でも開かれているような雰囲気。

「お??い、ともくん。ビールとおつまみ買って来て。」

・・・・・。

あなた達にとってお通夜って何ですか?

あなた達に、そこに居るばあちゃんの姿は映ってますか?

いつも通りの風景に、いつも通りに納得のいかないままオレはばあちゃんに線香をあげる。

ひとしきり喋って飲んで食べた人たちが、家に帰ったりその場で眠ったりし始めた。

オレは一人、ばあちゃんの前で線香をあげながら明日孫代表で読む事になった弔辞を考える。

・・・なんでかな?

哀しいはずなのにまだ一回も泣いてない。

オレもやる事が多くて、単なる行事ごとになってしまったのかな。。。

翌日11日。

親族写真を撮って、昼から告別式

今日淡々と「行事」は進められていく。

弔辞の打ち合わせ。

葬儀場の人

「もし弔辞をお考えになられていないのであれば、

こちらで用意したものを少しアレンジしてお読みいただく事も可能ですが?」

オレ

「・・・・・(なんだよ、それ)・・・・・。

いえ、自分で考えたものを読みます。」

この人達にとって葬式は「仕事」の一つなんだろうな。

でもこの人達がいなけりゃ、葬式をあげる事もできない。

釈然としないまま、オレは弔辞を読む。

ばあちゃんとの想い出、ばあちゃんへの感謝の気持ち、お別れの言葉を読み上げていく。

・・・すると親族や参列者から泣き声が聞こえてきた。

オレの弔辞で泣いてるのか、葬式の雰囲気に泣いてるのか分からないけど、それでもオレは泣かなかった。

後から言われたんだけど、

「ともくん、弔辞良かったよ。感動した。」

・・・なんだそれ。

あなた達を感動させる為に読んだんじゃないよ。。。

なんだろう。オレの方がおかしいのかな?

たぶんオレだけ泣いてないし、周りの人間のやる事なす事がいちいち気になるし。

もしかしたら、オレだけがひねくれてるのかな。。。?

告別式も終わりに近づく。

親族・参列者が棺桶に花やら想い出の品やらを入れていく。

オレは、一通ばあちゃん宛に書いた手紙を入れた。

昨日の夜、弔辞と一緒に徹夜して書いた手紙

ばあちゃんに言いたい事、聞きたい事、誤りたい事、お礼を言いたい事。

弔辞とは違って本当に言いたかった事、便箋3枚に書いた。

内容は誰も知らないオレとばあちゃんだけの秘密

後でじいちゃんと一緒に読んでね。

告別式が終わり、火葬場へ向かう。

いよいよばあちゃんの姿を見るのもこれが最後になる。

2年半前、じいちゃんが火葬される直前、ばあちゃんがひと言だけつぶやいた言葉をオレは聞いた。

「今までありがとうね。」

2人で50年以上付き添って、最後の言葉がこれだった。

オレはその時、じいちゃんの死より、その言葉感動して泣いたのを覚えている。

今度はオレから言うよ。

「ばあちゃん、今までありがとうね。」

単なるいち孫が言うのはじいちゃんに申し訳ないけど、オレからの最後の言葉はやっぱりこれにするよ。

火葬されてしまうまで1時間半。

みんなはまた思うように過ごす。

テレビを見たり、ケータイいじったり、おやつ食べたり、タバコ吸ったり、昼寝したり。

オレは少し焦げ臭い火葬場を離れて少し歩いた。

山の中腹から見下ろす風景は、ばあちゃんが79年間ずっと住み続けた土地。

田舎ではあるけど、だいぶ変わったんだろうな。

ふと、ばあちゃん家の隣に住んでた時の、藁葺き屋根の家を思い出した。

オレが小学校の頃に取り壊したけど、ばあちゃんとの想い出が一番つまってるのはあの家だったなぁ。

薄暗い土間の奥にあるお風呂

怖がって一人で行けなかったオレを連れて行ってくれた。

縁側と庭でいろいろ遊びを教えてくれた。

あやとりお手玉におはじきにゴム飛び。

ばあちゃん、オレは男の子だよ!

そういや悪ふざけでばあちゃんを川に突き落とした事もあったなぁ。。。

親に怒られてるオレに、ばあちゃんは笑いかけてくれた。

オレがどこからか盗んできた梅の実を漬けて、梅干しとか梅酒を作っていっぱいくれたね。

梅の美味しさを知らなかったオレは、梅が嫌いになって今でもあんまり食べられません。

そうそう、オレはばあちゃん家の中庭が大好きだった。

鯉が泳いでいて、アメンボとかカエルとかいたからしょちゅう見に行ってた。

あんなに広く感じたばあちゃん家。

でかくなったオレは今では背中曲げないと歩けない。

走り回ってた廊下も数歩で歩けるようになってるよ。

・・・あぁ。やっと少しずつ実感が沸いてきた。

ばあちゃん、いなくなったんだなぁ。。。

ばあちゃんが死んで2日以上たって、初めて涙が出た。

もう、あの優しい笑顔に会う事はできないだね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

火葬場の人から呼び出しがかかる。

そろそろばあちゃんの骨を拾ってあげる時間だ。

(・・・よし!)

オレは泣くのを止めて、火葬場に戻る。

ばあちゃんには最後まで涙を見せないでお別れしよう。

人が焼ける独特の匂いの中で骨を拾ってあげる。

昔はオレを軽々おんぶしてくれたばあちゃんが、今はこんなに小さな骨になっている。

普通は骨壷に全部入りきれないものなんだけど、ばあちゃんは全部入れてあげる事ができた。

お寺への納骨まで終わって、やっと全ての「行事」が終了。

みんなはそれぞれの家へ帰っていく。

オレはいつまでも暗い気持ちでいたくなかったので、友だちと遊びに行った。

そして翌日12日は仕事に行った。

オレはこの時くらいから、ある事に少しずつ気付き始めていた。

さらに翌日13日は従妹の結婚式

先月には従妹のお婆さん(オレからは遠縁になる)が亡くなり、4日前にはばあちゃんが亡くなり、

結婚式を挙げるかどうか悩んでいたみたいだけど、両ばあちゃんに見せてあげたいから、と決行。

家族愛に溢れた良い結婚式だった。

両ばあちゃんも喜んでくれただろうね。

翌日14日はみんなの都合に合わせた結果、初七日をするようにした。

もうみんなほとんど悲しみは癒えたみたいで、昨日の結婚式の話しとか明るい話題も増えていた。

明日からはみんな通常通りの生活。オレも仕事

ばあちゃんに線香をあげて、家に帰ろうとしたその時。

ばあちゃんの遺品を整理してたら出てきたと言われて一つの封筒を受け取った。

どうやらオレに関係があるものらしい。

その場で見る勇気がなかったので、家に帰って開けてみる事にした。

封筒から出てきたのは1枚の写真

オレと元嫁が結婚した時の親族集合写真だった。

ただ・・・元嫁の親族側ははさみで切り取られていた・・・。

オレが離婚した時、親の次に気をかけてくれたのがばあちゃんだった。

どんな風になっても(離婚しても)、ともくんの幸せが一番大切よ。」

と言ってくれた。

その時も泣いたけど、思い出して今日もまた泣いた。

いっぱい心配してくれたんだなぁ。と思うと同時にいっぱい心配かけさせたんだなぁ。と悔やんだ。

ふと、写真の裏を見たら、ばあちゃんが書いたと思われる文字がいくつかあった。

「××ちゃん」

と書かれたとこには取り消し線が引いてあり、その下に

「○○ちゃん」

と10回書かれていた。

そう。

元嫁の名前を消して、何回か連れて行った彼女の名前を書いて覚えようとしてくれていたのだ。

それを知ったオレは涙が溢れ出た。

最後までばあちゃんの優しさに触れる事ができた。

そして、ばあちゃんが死んで5日。

受け入れる事を止めていた自分にはっきり気付いた。

「行事」や「他人」のせいにして、受け入れないようにしていた。

そして仕事したり友達と会ったりして、できるだけ一人になる時間を作らないようにしていた。

一人になると当然ばあちゃんの事を考えてしまうから、受け入れてしまうのが怖かった。

でも、もう、受け入れよう。

ばあちゃんはいないのだ。いなくなったのだ。

そう思ったら、今まで我慢していたのか、ずっと、ずっと、泣いていた。

淡々と書いた弔辞も手紙も、今思い出したら涙なしには書けない。

ばあちゃん、ありがとう、ごめん、ありがとう

そして、さようならだね。

出来ることならもう1回ちゃんと結婚して、

ひ孫を見せたかったなぁ。

2008-01-09

いつでも空を見つめてた

ほかに面白いものなんて無かったし

ネットゲームもここにはないし

夏でも空を見つめてた

暑くてたまらなかったけどそんなもんだし

ジュースクーラーもここにはないし

冬でも空を見つめてた

まぶしいからサングラスかけたりしてみたけれど

青いマフラーさえもここにはないし

何で空を見つめてた?

頭上には分厚い屋根ばかりだし

窓はカーテンに隠されてるし

2007-12-12

シャーペン投げた

屋根まで飛んだ

屋根まで飛んで

壊れて落ちた

ボールペン捨てた

つかずに捨てた

買ってすぐに

壊れて捨てた

風邪風邪ひくな

万年筆さがそ

2007-12-04

[]天災と瓦と父

えらく不安定だった空から突如大量の豪雨が降り注いだ。こりゃすさまじい雷が落ちるよと言いつつ窓にはりついたら、いきなり強めの地震が襲った。そのとたん修繕中だった屋根から瓦が大量にずり落ちた。以前からコツコツと屋根の修繕をしていた父がプッツンきれて、あまりの気合ドリル片手に庭にワープして(なんでワープなんだ)、ギャグ漫画のように石から瓦を高速で削りだしていっていた(削り出しかよ)。母はそんな父のそばで正気に戻そうとパニックに陥っていた。

リアルの母は夢と同じような感じだが、リアルの父はまともなのに…

2007-11-17

デジタルデバイド増田物語

前回の話:デジタルデバイド増田物語 -序章- (嘘)

むかしむかし、あるところに増田と名付けられた存在がありました。

時の女神にもらった右手と肝臓をたよりに、

自らの存在を体現する主体である肉体を完成させるため、

ほうぼうをめぐりました。

しかし、頭を手に入れたときからめまいが始まり、

胃を手に入れたときから空腹が強くなりました。

足を手に入れたときから靴擦れが痛くなり、

背中を手に入れたときから、柔らかい布団以外では眠れなくなりました。

屋根付きの部屋を手に入れたときから星空を見ながら寝ることもなくなりました。

なまえ増田
Lv.3
状態空腹Lv.3 めまいLv.2 靴擦れLv.4
もちもの右手Lv.3 肝臓Lv.2 頭Lv.1 胃Lv.1 右足Lv.2 背中Lv.1

2007-10-10

なんで人は人を嫌いになるのか

よくわからん。

なんでそんなに人を嫌いになるのだろう。

親兄弟と暮らしていたとき、自分は家族の誰とも仲が険悪ではなかったのだけど、それいがいの関係はあまりよくなかった。姉1,2と父親、姉2と母親、父親と母親。これら関係はあまりよくなく、日々怒鳴り声やら険悪なムードやらが漂っていた。そんななか、なんでこんなにもお互いが嫌いなんだろうと疑問だった。同じ屋根の下に住んでいる家族なのに。自分はその険悪なムードにあてられて胃が悪くなった。

大学に入ってそれほど険悪な関係というのを目撃はしなかった。まぁ、嫌なのであればすぐに離脱可能だからだろう。

会社に入った。なんでこんなに険悪な関係というものが現れるのだろう。仕事の仕方で意見の相違があったりしてもそれは意見の相違であって、その人自体を嫌いになる必要はないと思うのだ。その人の仕事の仕方によって自分に余分な負荷がかかるのであれば、戦うべきであってその人を嫌いになるべきではない。人を嫌いになることはなんの解決にもならないはずだ。

自分にも仕事上でやり方が合わない人はいる。一緒に遊びたいけど一緒に仕事したくない人もいる。仕事を一緒にしたいけど遊びたくない人もいる。

けど、全局面で一緒に行動したくない人はいないつもりだ。

仕事でも、遊びでも、飲みでも、食事でも、話でも、その人とはしたくない、という状況が自分にはわからない。仲のいい同僚の門出を祝おうというのに、嫌いなor苦手なあの人がいるから飲みに行かない、というのがわからない。

本当にわからない。

ギスギスした実家を出ているのに、なんで今も感じの悪い空気の中にいて板ばさみになっているのかも意味がわからない。

人はあんなに人そのものを嫌いになれるものなのか。

自分には分からない。

2007-09-29

http://anond.hatelabo.jp/20070929153147

別の増田だけど、親から子どもへの愛情は異常だと思う。

本能にすりこまれた愛のほうがよっぽど「神の愛」だろう。

「自分が産んだ」というだけで愛することができるんだから、理屈や損得を超越してる。

子どもからすれば親なんて同居してるだけの他人と一緒。

一つ屋根の下で暮らしてるうちに芽生える愛は、友愛や恋愛とたいして変わらない。

2007-09-20

自分をかやの外に置いた正論

飲食店経営している彼は言う.

店で捨てている食料で困窮している国の何人もの人を救える.

全国の飲食店スーパーなどで廃棄している食料で多くの人を救える.

食料だけでなく衣類なども同じだと言う.でも実際には救えていない.

ある日,店にボランティアでそういう国の人の為に義援金を集めている人がやってくる.

少しだけど協力した(お礼の中に靴下があった.買いに行くの面倒だったから)

彼がそういうのに協力しているのか知りたくて,彼にその話をしてみた.

彼曰く,義援金は本当に必要としている人には使われない.

それで金を集めて自分の懐に入れて贅沢をしているか,

又はその国に送られても上の人間が回収していしまい末端までは届かない,と言う.

そう思うのは当然だと思う.そうかもしれない,そうでないかもしれない.私には分からない.

どちらにしても,「だとしたら,あなたはどうするのか?」と訊きたい.

--

環境問題のことで話をしていた.

彼は屋根や屋上にを緑化することで数℃気温が下がると言う.

他にもこうすれば温暖化は防げると語る(何かの受け売りだろうけど).

スーパーレジ袋の話になり,1枚100円にすれば

誰でもマイバッグを持っていくだろうと安易なことを言う.

(裏を返せばそうなるまでは持って行かないとも解釈できる)

ある日,私が年中冷暖房なしで生活していると言うと,

(金が無いわけでも環境の為をでもなく,面倒だから設置してないだけ.

部屋にほとんどいないし.暑い日はカフェファーストフード読書して過ごす.

自家用車を使わず,公共交通機関を利用するようなものかな)

彼はそれを変だと言う.あり得ないと言う.そして私のしていることを否定する.

国民全員がそうしたとしても排出される二酸化炭素の量はそれほど変わらない.

なぜなら,排出される二酸化炭素の大半は企業によるものだから.

個人でなく企業が率先して取り組んでいかなければならない,と言う.

そんな彼の家族は夏は 24時間というか,家に人がいる間は

その部屋に人がいる・いないに関係なく,全室冷房付けたままだという.

1月の電気代が \40000 を超えるのだという.私に言わせるとその方があり得ない.

(私一人暮らしだけど \1500 から \2000).

そんな彼の店には店で使う食料を買ってくる度に貰ってくる,

大量のレジ袋がレジ袋の中にためられている.くれるから貰ってくるのだと言う.

ただ捨てるのが勿体無いから再利用して捨てるのだという.それをリサイクルだと言う.

最近は店によってはマイバッグ持参を率先して呼びかけているところもある.

企業が率先して取り組んでも,彼個人は賛同していない.私はもちろん持参している.

(ただゴミが増えるから,ゴミを捨てに行く回数が増えて面倒だから)

義援金マイバッグも自分がそれをしない言い訳をして

自分を正当化しているようにしか聞こえない.

義援金をしろとか,冷暖房を使うなとか,そういう話ではなく,

何もしないなら,それについて語ってはいけないと思った,というだけの話.

書いていて,私は何かの為というより,自分の為に利己的に何かをしているだけで

意思薄弱かもしれないけれど,それでも結果的に貢献しているらしいことに変わりは無い.

そんな私は駄目だろうか…正論ばかり振りかざすだけで,何もしない彼よりはましだと思うのだけれど

まぁ,私もこれを匿名で書いているだけで,そんな彼に対して何もしないから結局は彼と同じか…

2007-09-09

http://anond.hatelabo.jp/20070909172922

張り紙のしてあるテントみたいなもの

でもって、それの意味することがわかってるのかな?

秋葉原に、運動会に使うような屋根だけのテント設置して、見るなって張り紙して、コスプレして中で踊ってみ。

それで、見た人を片っ端からどなってみ。リアル有名人になれるから。

はてぶで話題になった人とか、そんな感じだよね。

サイトだとかテントだとかトップだとか、それにどんな意味あるのっていう。

そんな実質意味のないことを声高に叫んでるなんて、新手のパフォーマンスかそれとも変人か、って人も集まるって。

目立ちたくないなら目立ちたくないで、目立たない場所に行きなさいと。空気読んで立ち位置選べと。

http://anond.hatelabo.jp/20070909163049

いやいや、テントって言ってもいろいろあるわけよ。

ちゃんと鍵つきとか、警備員付きとかもあれば、テントなのか段ボールなのかって所や、屋根だけってテントもあるわけ。場所も、すみっこでこじんまりした所もあれば、中央にデンとおいてる人もいるわけ。

まあ、昔からこれで来てます。あなたたちがどっか行って下さい。とかいう人もいるかも知れないけど。

でもね、昔はあばらやばかりだったとしても、周りにどんどんビルがたって、今やデカイ道がついてライブとかメイド喫茶とかがあるような所になっても、まだテントで暮らしてると、いくらミルミルナいっててもそりゃ観光客も来るって。

2007-09-04

面倒見切れないなら助けるな、若造

バス停の地面に泥酔した10代後半か20代前半の男が、ワンカップ片手にバス停でぐたっと座り込んでいた。

しばらくすると20代半ばくらいのサラリーマン風の若者道路に落ちたら大変だと考えたのか、大丈夫ですか危ないですよと声を掛けていた。

私はそのまま次に来たバスに乗ったのだが、しかしそのサラリーマン風の若造、同じバスに酔っ払いと一緒に乗ってきた。

その若造、座席に座った女性悲鳴を上げさせたりしながらも、他の乗客の手を借りてようやく酔っ払いを席に着かせた。

しかし、バスに乗せたはいいがどこで降りるのか聞きだせずバスの中であたふたしている。

挙句に1,000円札を渡し、このお金を使ってちゃんと帰って下さいよ、私は3つ目で降りますからねと言いだした。

どうなるのかと見ているとその若造、酔っ払いに一緒に連れて行ってくれと言われて目的の3つ目のバス停で酔っ払いと一緒にバスを降りていた。

黙って見ていた者が言うのもなんだが、と言うより、だから匿名ダイアリーで書くのだが、若造に言いたい。

  • 面倒見切れないなら助けるな。
    • そもそも、バスに乗せるな。
      • 酔っ払いの判断を信じてバスに乗せるな。その路線で酔っ払いの家にたどり着けるのか確認したか?
      • 酔っ払いがバスの中で嘔吐でもしたらお前は後始末まで出来たのか?
    • 最初から放っておけ
      • 道路から離れた屋根の有る所に動かせばそれで十分だったんだ。
    • 放っておけないなら、面倒を見れる奴に任せろ。
      • さっさと110番すりゃよかった。
  • バスに乗せたからには最後まで面倒見ろ。
    • 犬や猫じゃないんだから、途中まで連れて来て捨てるようなことはするなよ。
  • 面倒見る相手を選べ
    • 10代後半か20代前半の泥酔した若者なんて、放っとけばいいだろ?
      • 親の金で泥酔してるような奴の面倒見る必要無いだろ。

2007-08-10

暑い暑いと不平を言うよりも、進んでエアコンつけましょう。

クールビズなんてださい格好は即刻やめるべきです。国会議事堂幼稚園砂場とは違います。ラフな格好なんて断じて許されません。自らが背負う共同体シンボルとも言える民族衣装、紋付袴、着物あるいはスーツといった正装で会議に臨むべきです。

そこで、屋根太陽パネル風力発電風車を設置すること及び、エアコンの使用を提案します。

2007-08-07

なあ、増田よ。暑いから怪談でもしないか?

納涼と言えば怪談怪談と言えば夏だよね!

と言うわけで、最近思いついた恐い話しでもしないか?

話し振るだけじゃつまらんから、一つ語ってみるよ。

 

まあ、去年のことなんだ。丁度盆で帰省した時のことだから、

丸々一年も経ったんだなぁ……。

うちの田舎も文字通り『田舎』なもんだから、いろいろと風習って言うか、

因習みたいな、都内で知り合った友達とかに話すと引かれる習わしがあるんだよね。

うちの方だと、お墓って言うと立派な石構えのお墓ってもんじゃなくて、

木組みの社みたいな感じなんだ。

ああ、もちろん土葬ってやつ。

死体を木棺に入れて土かけて、その上に木組みの屋根付けた簡素な社が建つのね。

だんだん、社も朽ち果てて屋根を支える柱が倒れると丁度良い頃合い。

何が丁度良いかって?

そうなんですよ、掘り起こして骨を骨壺に入れるのに丁度良い頃合いなんです。

丁度去年がそんな年で、親戚一同で墓場を掘りっ返して骨を集めて壺に入れるんですわ……。

ぶっちゃけちゃうと、ほらニュースで「白骨化した死体発見云々……」なんてニュースがあるでしょう。あの状態――。

上手く自然分解してないとさらに酷いわけ。まあ、今回の体験には関係のない話なので割愛しますがね。

幸いと申しますが、ほぼきれいに白骨化してましてね。骨を集めたわけですが、最後になって誰もが気付いていても言わなかった一つの不思議

「右手が見あたらない」って事。

掘る場所拡げても出てこなかったんです。腕から先の部分がごっそり無いわけですよ。

かといって野犬が食い散らかすにはちょっと深い位置ですし、そんな痕跡も残ってなかった。

あの消えた右腕は今でも不思議の一つです。

2007-08-03

フルキャスト事業停止記念マスダ

こんにちは! 今日は記念すべき日だ。フルキャスト(FC)への業務停止命令が決定したんだ。FCといえば、グッドウィル(グッド)と並んで日雇い派遣の大手だからね。といっても、僕はFCやグッドを責めるつもりはない(嫌いなのは確かだけど)。責められるべきは、この“派遣漬け”の日本社会だ。「フルキャストなんて会社、知らないよ」という人は、ぜひ知ってほしいんだ。あなたの現代的な生活が派遣労働によって支えられているということを。

物流業界は、おそらくFC/グッド依存度が最も高い業種だ。現代の物流では、海外から輸入されたり、工場生産された商品は全て倉庫に集約され、そこから全国へ配送される。この倉庫というのは、映画に出てくるような、赤煉瓦と三角屋根古典的な倉庫とはだいぶ趣が違って、「物流センター」とも呼ばれる近代的なものだ。これらは大体、4-5階建てぐらいの、「箱」という形容が相応しい無味乾燥建築物で、お台場あたりから浦安市川あたりの東京湾沿いに集積している。

倉庫では、ピッキングと発送という2つの仕事をひたすら行う。ピッキングってのは針金で鍵を開けるアレじゃなくて、注文に従って棚から商品を選び出す仕事のことだ。たとえば、「うまい棒」を大袋で5袋、「とんがりコーン」を2箱、「プリングルス」を3箱、という指示が来たら、倉庫の中を歩き回って、それらが置いてある棚を見つけて、台車とかコンベアを使って発送係のところへ送る。ピッキング係の仕事はここまでだ。

 発送係は、ピッキング係から送られてきた商品が注文通りかどうかチェック(これを検品という)して、発送用の段ボール箱に詰める。このとき、中で荷物が暴れないように緩衝材を詰めるのが一番大事な仕事だ。詰め終わったらテープで箱を閉じて、パレットの上に乗せる。パレットってのは、フォークリフトのツメを入れるための台だ。パレットの上に乗せ終わったら、サランラップのお化けみたいなやつで荷物をグルグル巻きにする。これで荷崩れを防ぐわけだ。ラップ巻きが終わったらここから先はフォークのおっちゃんがトラックのところまで運んでくれるから、発送係の仕事は終わり。また検品に戻るわけだ。

 ピッキング係と発送係は分業になっていることが多い。つまり、ピッキング係は一日中ピッキングをして、発送係は一日中発送をする。これは恐ろしく退屈な仕事だ。だから正社員はこんな仕事はしない。小遣い稼ぎの学生が主戦力で、すこし年上の氷河期世代チーフとなって指示を出す。もちろん、どっちも派遣だ。

 考えてもみてほしい。あなたは今日、どこで何を買ったか? いや、ここでは「何を」はどうでもいい。「どこで」が重要だ。工場に直接買い付けに行ったりはしていない筈だ。あなたが買った物はすべて、時給700円のワープアによってあなたの元に届けられているんだ。皮肉なことに、ワープア達もこの消費社会の一員なんだけどね。それにしても、この事実からは目をそらしたくなる。我々の生活はワープアによって支えられているんだ。介護事業どころの話じゃない、老若男女みんながワープアありきの構造の中で暮らしているんだ。まったく、何回「絶望した!」と叫んでも足りないよ。

さて、キャンドゥで100円のジュースでも買ってくるか。

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