家族と遅い夕飯を終え、台所で皿洗いをしていると左足の親指にチクリという刺激。
干からびた米粒でも落ちてんのか?と何気なく足元を見ると、ムカデですよ。赤いよ長いよ蠢くよ。
虫は好きでも嫌いでもないので道端で遭遇しても別段驚きはしないが、室内しかも自分の足元という
こちらの意表をつく登場の仕方をされると流石にこちらもびびる。そら「おっ」とかいう声も出る。
続いて「ムカデ!ムカデ!」と台所の状況をリビングに知らせるべく声を発すると、家族がやってきた。
だが皆「あ、ほんとだー」「気持ち悪ーい」「写真撮りたーい」「林檎たべたい」などとのたまいながら
覗き込むばかりで台所の入口よりこちらには入って来ない。その間もミミズは動く、動く、動く。
ムカデを採って焼かねばならぬ、否焼かない、焼きませんけど採って我が家から排除せんければならぬ。
わたくしたちは一つ屋根の下で共生などできない運命なのですよ、と、体長13cmほどの非常にイキのよい
リトル・レッド・クリーチャーに向かって諭しつつ手を伸ばしたクリネックスを10枚強ほど掴み取る。
それをリトル・レッドに被せる、と同時にぎゅっと押さえ捕獲、そしてぎゅうぎゅうに丸め込み
ガムテープで隙間なく巻いてコンビニのレジ袋に入れ口を結びドアーを開け玄関の外にひとまず隔離。
結局のところ何が言いたいのかというと、赤黒いアイツは何処からおいでなすったのかということだ。
12階かぁ。そりゃあれだ、人にくっついて来しかない。 ムカデ落ちる->運悪く下を歩いていた家族->気づかずそのまま自宅まで->自宅でコートなりカバンなりから逃走&潜伏->台所...
ゴキもビビるけどムカデは更にビビる。 実は一度遭遇した事があって「昆虫に詳しい増田」でもないんだが、その時に会社で聞いた話をする。 一軒家だろうがマンションだろうが出るも...
赤いよ長いよ蠢くよ って、体が赤い?体は黒くて頭だけが赤い? 前者だったらベニジムカデかな?でも普通は地面にいて、家には出没しない。赤くて地面だから紅地百足なんだ。他増...