むかしむかし、あるところに増田と名付けられた存在がありました。
時の女神にもらった右手と肝臓をたよりに、
自らの存在を体現する主体である肉体を完成させるため、
ほうぼうをめぐりました。
しかし、頭を手に入れたときからめまいが始まり、
胃を手に入れたときから空腹が強くなりました。
足を手に入れたときから靴擦れが痛くなり、
背中を手に入れたときから、柔らかい布団以外では眠れなくなりました。
屋根付きの部屋を手に入れたときから星空を見ながら寝ることもなくなりました。
なまえ | 増田 |
---|---|
Lv. | 3 |
状態 | 空腹Lv.3 めまいLv.2 靴擦れLv.4 |
もちもの | 右手Lv.3 肝臓Lv.2 頭Lv.1 胃Lv.1 右足Lv.2 背中Lv.1 |
あなたはだあれ?名前が無い?じゃあ名前をつけてあげる。そうだね、「増田」なんてどう?気に入った?よーし、よし、可愛い子ね。 あなたに名前を与えた時から、あなたはこの世に...
前回の話:デジタルデバイド増田物語 -序章- (嘘) むかしむかし、あるところに増田と名付けられた存在がありました。 時の女神にもらった右手と肝臓をたよりに、 自らの存在を体現す...