はてなキーワード: 洒落とは
局の子にお昼おごらされたり、派遣社員の子から高額なマルチ商法の商品買わされたりしてた。
皆が「アイツはお人好しだから何言っても絶対断らない」と
もともとその子を優しくて良い女だと好感を抱いていた上に
この子なら断らないかもと思った俺は彼女を休日に食事に誘ってみた。
生まれて初めて女性からOKをもらい、嬉しくて店を色々調べて下準備し、
当日は思いきりお洒落してピカピカに洗った車で迎えに行き、
頑張って話を盛り上げてご飯を御馳走し、家まで送り届けた。
とても楽しくて何度も誘った。彼女も楽しんでくれていると思った。
段々好きになって今度告白しようと決心して食事に誘った時、
「本当はずっと嫌だった。もう誘わないで欲しい」と言われた。
彼女の顔は気の毒になる位必死だった。きっと決死の思いで言ったのだろう。
「ほら~!麻衣、ちゃんと断れるじゃないですか!今度から嫌な事頼まれたら、
今みたいにビシッと言えよ!俺、ずっと麻衣が何言っても断れないの、心配したよ!」
と、俺は泣き出しそうなのをこらえて出来るだけ明るく元気に取り繕った。
彼女はとてもホッとしたような顔をして何度も俺にお礼を言った。
俺から好かれている訳じゃない事がわかって、そんなに嬉しかったのかな。
下読みをしていると、時折変に縁がある応募者がいる。
応募総数は主催によって違うし、担当となる作品はランダムのはず。
なのに複数回下読みを担当することがあり、「この名前は見覚えがある」「こないだも応募してたな」「またお前か」となっていく。
どんなものを応募してきたかはあまり覚えていないのだが、あるときを境に名前を見なくなる。
単に自分に割り振られなくなっただけであるのかもしれないし、諦めたのかもしれない。
応募されてくる数を考えれば、何度も同じ人間が下読みを担当することのほうが特殊なわけで、前者であると考えるのが妥当だと思う。
しかしもし後者であるのなら、落としていたのが自分なのだから、夢や希望を叩き潰したと言えるのだろう。
そういった応募者が特に「酷い」印象で残っていた場合、次にまた当たった時、以前に比べると語彙力が上がっていることに気付いたりする。
しかし殆どの場合、少し洒落た言い回しや単語を覚えたというだけで、力が伴っていないことが多い。
知ったばかりの格好よく見せるための仕草や知識を早速使っている子供のような印象。
また、(誤解を恐れず言えば)才能のある人間というのは語彙を必要としない。
少ない語彙で読む人間に色や音まで再現させる場面を書く。
しかし、現実として応募作品の半分以上、八割前後は箸にも棒にもかからない。
文章力をつけるのなら語彙を増やせとはよく聞くが、増えれば「書けるようになる」のかというと、そうではない。
今まで下読みで出会った数百(とうに千を超えているかもしれないが)という範囲で判断する限りでは、箸にも棒にもかからない八割が表していると断言できる。
恐らく読んだ本の中から気に入った言い回しや単語を拾い上げ、使えそうな場面でドヤ顔で綴っているだけなのだろう。
そんな彼らは、まず問題なのが語彙力ではなく、作文能力だと気付くことが少ないのだと思う。
ストーリー性、エンターテイメント性で判断しろというのはもっともな話なのだが、それが言える段階にすら達していないということに彼らはいつ気付くのだろう。
好きこそものの上手なれ、は素人ないし、アマチュアレベルでのことであって、プロの世界で「上手」は「当然」のこと。
面白いと感じる話の文章が実はそれほどうまくないこともある。
しかし、どれも最低限のラインは超えた上での話。
一次、二次で落選してしまう人たちは、作文能力を磨いて欲しいと心から思う。
気持ちばかりが先走り、何が面白いのか伝わってこない、伝えられない、自分が気持ちいいだけの文章で応募する彼らに、今は理解できないのだろうけども。
自分よりはファッションに詳しい人についていってもらい普段からしたらちょっと洒落た服を買って、先日着て出かけてみたが、なんか落ち着かなくて変じゃないかとか気が気じゃなくて、着慣れていないと言うのもあるけれどすごく疲れた。
何でこんな苦行してるんだろうと言う気分になった。
とりあえず楽な服が一番だ。
もう少し分析すると、着るのにストレスがないものを出発点・ベースにして、洒落たものがほしいならそこを軸にチャレンジするべきだった。一足飛びに行き過ぎた感がある。
・・・
それにつけても毎回思うのは、最近の服は(俺には)細身過ぎる。俺は背がそんなに高くないわりに骨格がゴツイし胴長短足体型だし、普通の服がことごとく似合わない!
ホント標準体型の人うらやましい。
609 :彼氏いない歴774年:2010/05/07(金) 03:01:56 ID:FQqsCkpw
でも、女も小学生くらいまでは、男子vs女子ってかんじで対等に競い合ってたような気もする
小学生くらいまでは、男子より女子の方がマセてて、口が達者だったりもするし
中学高校くらいから女子は男子にたいして、>>607に書かれてあるように妙に諦めの境地というか
お腹を出して服従ポーズをする犬みたいに、媚びるようになってくる
そういう非対称や不平等を敏感に嗅ぎ取ってしまうのかなあ
610 :彼氏いない歴774年:2010/05/07(金) 17:23:24 ID:nz9CNsZo
>決まってイジメた男には何とも思ってないかのようなスルーっぷり。
昔モサでしょちゅう男に叩かれてきたけど、普通に今でもそいつら恨んでるけどなあ
大人になってお洒落や振舞い方を変えたら男から叩かれづらくなったけど
これは単にお洒落するだけの金銭的余裕が出来たとか
女社会にもっと溶け込みたいからとかであって
男の為にとか、男に叩かれたくないとかは全然考えてなかったし
相手の男じゃなくて自分を責めてる人が多いんだよね
頑張ってお洒落したら男にチヤホヤされるようになった!嬉しい!みたいな意見もよく聞くし
自分みたいなのは女じゃ少数派だな
611 :彼氏いない歴774年:2010/05/07(金) 19:25:56 ID:l8fJo0Hy
>頑張ってお洒落したら男にチヤホヤされるようになった!嬉しい!みたいな意見もよく聞くし
こう言う女の人は多いよね。
言外に、「私、素材がいいから磨けば光るのよ。
それが出来ない女は、努力不足か、もともとの素材が激ブスなんでしょうね。」
こういう女性って年をとって、また再び男からぞんざいな扱いをされるようになったら
どうするつもりなんだろう。
男様が、「外面的な美」を「女」に押し付けて
「男は中身!」と言って、「財力」や「内面」や「精神性」を男のものにした気持ちが分かるよ。
内面の方が、外面みたいに時と共にうつろうものじゃないから長持ちするし
(むしろ、歳とともに増えたり蓄積されることの方が多い)
外面美と違って、目に見えないものであるぶん、ゴマカシやハッタリもきくもんね。
よく女の人生はラクっていうけど、それは若くて可愛いうちに超絶好条件な結婚できた女だけで
長い目で見たら男の人生の方がよっぽどトクだしラクだよなあ。
612 :彼氏いない歴774年:2010/05/07(金) 20:36:15 ID:nz9CNsZo
そうそう、苛めた男ら許せない!男も中身を見ろボケ!とか愚痴ったら
幼稚だの努力しないブス乙だの過去を引きずるな暗いだの、批判の嵐なんだよw
しかも同性、それも同族寄りの女から結構言われたりする
同じ悔しい思いをしてきたはずなのに…って思うけど
長いものに巻かれろ思考になってしまうのも無理ないのかな
ブ ス は 理 系 の 大 学に 行 け。
男がよりどりみどりだぞ?
付き合ってから、彼のファッションを矯正すればいいじゃなイカ!
私はブスだから男が寄ってこない?
「アナタハン島」でググれ!
女日照りの補正は半端じゃないぞ。
国際会議に出たい?
実力があれば出れます。
某女教授なんて大した面じゃない(ひいき目に見ても美人とは言えない)けど、「日本女性」ということで、国際会議で大モテです。
実力がない?
在学中に優等生の彼氏作って結婚してしまえば、大手メーカー社員の奥さんとして安定した生活が送れます。
残念な子は事務職をして家と会社を往復するだけの生活だった。社外の人と会うこともないし、お洒落を工夫する気もなくなっていった。会社から派遣されて国際会議に出ることもないし、社外の偉い人と会うこともない。給与の額だけでなく仕事の内容でも大きく差がついた。
空から美少女が降って来るのを待っている非モテと何が違うんだ?
体が目的じゃなくて、内面を好きになって!というなら、賢い女になるしか無いんだけど、考えるのはイヤだというパターン?ワロタ。
人間は生まれ持った才能だけではなく、生まれてから努力して身につけるものもある。だけど美人とブスでは社会から与えられるチャンスが違う。
同じ大学にいる美人と残念な子を見てみよう。美人の子は大学に入ってほどなくして年上の彼氏ができた。もともと美人なのに明るく笑って、服のセンスやメイクもどんどん垢抜けていった。社会人は学生よりお金があるから旅行とかも連れて行ってもらったらしい。どんどん洗練されて眩しくなっていった。
残念な子は大学に入っても高校の頃と同じように女友達数人といつも一緒でつまらない話で盛り上がったり、趣味の同人誌を描くとかしかしてこなかった。男の陰はまったくない4年間だった。
街を歩くと就職活動をしている学生がいる。美人の子はすぐに大手企業から内定をもらった。残念な子は7月になっても内定が出なくて、暑い日にリクルートスーツを着て汗だくになって就職活動をしていた。そして地味な会社の事務職に内定を得た。これは始まりの始まりでしかなかった。
美人の子は仕事を通じて社外の人とも多く接して以前に増して磨かれていった。会社の仕事でおいしい食事をしながら社外の人と会ったり、取引先の社長と会ったと嬉しそうに言ってきたり、活躍の場が広がるにつれてますます綺麗になった。
残念な子は事務職をして家と会社を往復するだけの生活だった。社外の人と会うこともないし、お洒落を工夫する気もなくなっていった。会社から派遣されて国際会議に出ることもないし、社外の偉い人と会うこともない。給与の額だけでなく仕事の内容でも大きく差がついた。
人間は社会からチャンスを与えられると生き生きした顔になるし、ファッションも洗練されていく。大学卒業後10年もすると美人の子は優秀な人として活躍するし、残念な子はただのOLでしかなくなった。
自分に過去彼女が居た事=嫁さんが現在ウリセンや出張ホストと金を払って性交を楽しんでいる事
同じくらい配偶者に対して失礼な事だとあなたには思える?そして奥さんがやった時に悪くない事だと思える?
性病リスクも男より女の方がずっと高いんだよ。夫が性病貰ってきて奥さんが重病とか洒落にならない。
あなたは謝ったのに何の罪悪感もなくすぐに嫁が号泣するほどいやがっている浮気を繰り返した。
今度ばれたら本気で嫁の愛と信頼を失うよ。あなたは致命的に奥さんに比べて貞操観念がないんだよ。
それでいて追い詰められたら逆切れして何とも思ってない貞操観念振り回して奥さんを責める程度の小さい卑怯者。
あなたを選んだ奥さんはブラック企業に就職してしまった哀れな社員みたいなもんだなー、見る目がなくてその程度の男を選んでしまった自業自得とは言え同情するわ。
これちょっと洒落になってなくないか?
後半国会大荒れ必至か 小沢2法案の行方は? (1/3ページ)
2010.4.13 22:47
会期末(6月16日)まで約2カ月となった後半国会は、国家戦略局設置を柱とする政治主導確立法案と、官僚答弁を禁止する国会改革関連法案の2法案の扱いが焦点となってきた。2法案は、「政治主導」を掲げる民主党の小沢一郎幹事長が今国会成立にこだわる最重要法案だ。民主、社民、国民新の与党3党の国対委員長は13日、23日をめどに国家公務員法改正案を衆院で通過させ、その後直ちに2法案の審議に入る方針を確認したが、自民党など野党の反発は避けられず、後半国会は大荒れになりそうだ。(山本雄史)
民主党の山岡賢次国対委員長は与党国対委員長会談を受け、国会内で小沢氏と会い、2法案を今国会で成立させる方針を説明した。
「強引に進めれば野党が反発し、にぎやかになるかもしれないが、覚悟のうえで進めたい」
山岡氏は厳しい表情でこう言うと、小沢氏は「わかった」と応じた。
小沢氏は13日夜、輿石東参院議員会長や副幹事長らと都内のホテルで会食し、「会期末に向けて重要法案はまだまだある。いろいろ難局もあるかもしれないが、それを乗り越えて参院選につなげていきたい」と機嫌良く語った。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100413/plc1004132248025-n2.htm
2法案のうち、政府提出の政治主導確立法案は衆院内閣委員会で審議することになるが、議員立法でまとめた国会改革関連法案は国会に提出されていない。国会制度や運営にかかわる内容のため、衆院議院運営委員会メンバーで構成される議長の諮問機関「議会制度協議会」による超党派の合意が慣例だが、自民党など野党側の反発で協議会は開かれていない。
野党側は、小沢氏や鳩山由紀夫首相の「政治とカネ」の問題を追及するため、予算委員会での集中審議の実現や小沢氏の国会招致、石川知裕衆院議員の議員辞職勧告決議案の採決などを要求しているからだ。
それでも「政治主導」実現を宿願とする小沢氏は2法案にこだわる。
平成11年、自民、自由両党の連立政権で、小沢氏は官僚が答弁する「政府委員制度」の廃止を実現した。
だが、事実関係の確認や統計の説明などで官僚答弁を認める「政府参考人」と内閣法制局長官らが答弁を担う「政府特別補佐人」の制度が設けられた。これを「小沢氏は骨抜きと不満に思っている」(民主党関係者)という。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100413/plc1004132248025-n3.htm
山岡氏は記者団に「これ以上ないぐらい丁寧に(野党との交渉を)やってきた。そろそろ限界なので進めていく決心を固めた」と強行突破を辞さない考えを示した。このまま議会制度協議会を開催しないまま与党が衆院議運委で法案の採決を行えば「憲政史上初めて」(与党幹部)となる。
与党側が強行策をとれば、「政治とカネ」の問題から逃げたとの批判をさらに浴びることは避けられなず、後半国会は大混乱となる可能性もある。
【国会提出済】
○労働者派遣法改正案
○地球温暖化対策法案
【国会未提出】
○国会改革関連法案
○郵政改革法案
俺らの世代でこの国の議会制民主主義の最期を看取る事になるかもな。
そういうことを怒ってる人は大抵、異性が「その要素『だけ』」で自分たちを値踏みしていると思っていて、かつ「その能力が高ければ高いほど、全ての異性がそれに重い価値を置くのだ」と思い込んでるからじゃないかね。
例えば私はものすごい面食いです。ただし人とは面食いの基準が違います。
わかりやすいイケメンは女が寄ってきそうなので嫌だし、少しでも悪そうな人は嫌だし、あまりお洒落な人は金遣い荒そうだったり拘り強そうだったりするので苦手だし、DQNな服装の人は怖いので苦手だし、不潔な人も無理です。「一見ブサメンに見えて女が寄り付きそうにないが、実はよくよく見ると整っているパーツもある、染髪や整形や化粧をしていない少しダサめの服装の男性」という物凄く狭いストライクゾーンを持っています。
容姿だけではないけれど、容姿で異性を選んでいます。「顔で人を判断するなんて!」と憤っている人にはボコボコに叩かれてしかるべき好みです。
さらに私は経済力も重視します。ただし人とは経済力の基準が違います。
金持ちは金遣いが荒いので嫌いです。自分ひとりの生活費も稼げないだけの貧乏な人は、私も老後や親の介護等の将来を考えて細々と貯金をしつつ自分ひとり食べていくのが精一杯で養ってあげられないので無理です。贅沢癖があって貯金できない人は尊敬できません。反対にあまりにケチで人に迷惑をかけないと節約できない人も駄目です。株や賭博等のリスキーな方法で収入を得ている人も怖いので嫌です。安定した不労所得で食べていける人は前述通り金持ち認定です。自力返済できない借金がある人は論外です。最低でも子供を公立高校→国立大学に出せるだけの学費を捻出できない親は子供を作ってはいけないという持論を持っているので、もし結婚する場合は互いの能力を省みて一生子供を作らない決断が必要かもしれません。
経済力だけではないけれど、経済力で異性を選んでいます。「カネで人を判断するなんて!」と憤っている人にはボコボコに叩かれてしかるべき好みです。
それに加えて性格も「DQNは論外、暴力浮気借金依存症賭博犯罪歴加害嗜好異常性癖も同様に絶対不可」等の大変厳しい条件から始まって相当様々な細かい条件を要求しています。なんという贅沢な条件であるかとボコボコに叩かれてしかるべき好みです。
でも私のような者は意外と叩かれません。どうしてなんでしょうね、こんなに細かく厳しく条件をつけているのに。
私の育った家庭環境は良くなかった。
主に外面だけ良く浮気好きで自分勝手で激昂すれば暴力をふるう気が小さい父のせいだ。
母が癌になった時も、入院準備の為に家に帰った母に「金がかかる!」と怒り狂い「癌保険に入ってるから金の心配はそんなにない」と言われても、嘘だ同僚が金がかかると言っていた!となじり続けた。私もずっと傍にくっついて母を守ろうとしてずいぶんと恐ろしい思いをした。
母が闘病中も父は浮気を繰り返し、母はストレスで病気を悪化させた。
今は私も妹もやさしい夫と結婚して、今の家庭は極めて良好だ。夫は家事も率先してやってくれるし私を大切にしてくれる。
妹も私も男を選ぶときに『父親と似ていない人』を重要視した。
父はとても外面がよくお洒落で話が面白く器用でよく気が付きひょうきんで気分屋で女好きでサービス精神があり、外の人からはいつでも人気があった。
夫と付き合っている時に、もさい話が面白くない気がつかないどんくさい不器用などと思っても、父を見て育ったためそれをマイナスに感じなかった。
父に時々殴られたり髪をつかんで引きずられたりもしたけど、自分がそれを人にやろうとは全く思わないし想像もつかない。
よく劣悪な家庭で育った子供は父親に似たダメ男を選んでしまうとか、虐待を繰り返してしまうと言うけど、それは魂が傷つくレベルのよっぽど酷い場合だけであって、親を反面教師にして負を裁ち切るのに成功する人も多いと思う。
これは虐待を受けた人を不安にし傷つけ、最悪虐待被害者は子供を虐待すると暗示にかけるような話なので、サポートとか解決法とかと一緒に広まればいいのに、虐待は連鎖するって話だけが一人歩きしすぎなのも問題を感じる。
大学に入り、生活費を稼ぐ為にコンビニのバイトを始めてもうすぐ丸二年。
女であるため深夜帯のシフトには入らない。
臨時で人が必要になっても私のシフトが延びるのではなく店長(オーナー)が入り、暗くなると危ないからと帰らされている。
確かに暗い道は怖いけど、田舎なんだから過敏にならなくても、と常々不満に感じていた。
そもそも大した容姿も持ち合わせていないのだから心配要らないと。
仕事中は小奇麗にしているつもりだけども、基本モサいひんぬー眼鏡のチビで、ちょっとお洒落頑張ってみようとショートにしたときは少年に間違えられて補導されかけたくらいだし。
話がずれたので戻す。
入って少ししたらすぐに常連も覚えた。
大体同じものを買うので、レジを通すまでもなく支払い額が分かっていることも少なくない。
人によっては先にピッタリの金額を出されたり。
そんな中に毎日ご飯を買いに来る人がいる。
晩ご飯が基本的にコンビニのものらしく、弁当や惣菜、飲み物を毎日買っていく。
眼鏡、髪型や服装には特に気を遣っていないけど小汚いわけでもなく、スーツ姿が殆ど。
たまに私服姿も見かけるけどもあまりぱっとしない。
レジでの受け答えは基本無言で、印象的にはエキストラ人生と言えばいいのだろうか。
社交辞令で「モテそうなのに」とか「彼女いないの?嘘ばっかり」と言われるけど、「ああそうだろうな」と内心思われるだろう感じの。
その人に、バイト帰り待ち伏せされた。(その時点ではその人だと気付かなかった)
田んぼの広がる通り沿い、自転車に乗って店から少し離れたところで暗がりから目の前に現れ道を塞がれたのは、ただひたすらに恐怖。
瞬間的に浮かんだのは、変質者・通り魔・強盗・強姦、そんな単語ばかり。
恐ろしくて声が出ず、とにかく逃げようとしたら、自転車のハンドルを押さえられ、「待って」を連呼された。
「俺です、○○です」と叫ばれても思い当たる人がいないため誰のことだか分からず、恐怖心から「人違いで襲われるのか」という考えしか浮かばなかった。
パニック状態で自転車を放して逃げるとか、そんなことも思いつかなかった。
とにかく、早く相手の手をハンドルから引き剥がして自転車に乗って逃げるということだけ。
腕を掴まれたため必死で暴れて股間を蹴り上げ、直後に腰を抜けて絶望的な気分になったのは覚えている。
そのあとは誰か別の人の怒鳴り声と「違うんです」という連呼、口に押し当てられた袋の感触と、ゆっくり息をしろという声くらいしか覚えていない。
落ち着いてきた頃には警察が来ていて、相手の姿はなかった。
店長の奥さんに付き添われて警察署に行き、「あの人に見覚えはありますか」と扉越しに相手の顔を確認させられたら、いつも買い物に来る常連さん。
身近にそんな人間がいたのかと恐ろしくなってまた涙が出てきて、店長の奥さんに宥められていると、その人の言い分が説明された。
曰く、私に告白するつもりだったそう。
だけど、私が逃げようとしたため、待ってくれと連呼し、私が知りもしない自分の名前を言って安心してもらおうとし、とにかく落ち着いてもらおうとしていたと。
確かに自分でも信じられないくらいのパニック状態に陥ったのは恥ずかしい。
それでもやはり怖いものは怖い。
夜道でただ声をかけられるだけでも怖いのに、いきなり道の正面を塞がれたり、捕まえて逃げられないようにされたりしたら。
それが本当かどうかはともかく、今までどれだけ人畜無害であった人でも、あんな真似をされたらもはや恐怖の対象でしかない。
厳重注意ということで終わり、謝罪もされたが、あの人がまた買い物に来るかもしれないと思うと、正直もうバイトに行きたくない。
店長は暫らく休んでいいと言ってくれているけど、家から近くてバイトを募集しているところは他にないし、生活費を賄っている以上どうしようもない。
助けに入ってくれた人(店の常連。漫画、ゲーム、デジ物の雑誌や食玩、拡販物をよく買うオタクキャラとしてスタッフに覚えられているイケメン)が私の住む所の近くらしく、当面自分が仕事帰りに迎えに来て送ってもいいと言ってくれているけど、どうしようか悩み中。
欧米の状況はよく知らないが、中国や東南アジアではエロや暴力を含む表現は厳しく規制されている。
お行儀の良い子供達はおとなしく与えられた検閲済み書籍を読んでいるが
(主に日本産の)漫画やポルノからそういったものを摂取している。
で、今回そのようなアングラ娯楽の供給源であった日本での表現が規制された場合、何がおこるかというのは非常に興味深い。
妄想してみると、おそらく、アジア全体でエロや暴力表現がアングラ化して先鋭化するのではないかと思う。
これまで手軽に手に入る日本産の娯楽で満たしていた欲求が満たせなくなれば、子供達は別のソースを求めてネットのより深い部分を探すようになるだろう。
そして洒落にならない本当の無検閲、無修正のエロと暴力にたどり着く。
今でも特に刺激をどん欲にもとめる子供は既にそこまでたどり着いているだろうが、より多くの子供がそれに触れるようになる。
同時に各国のアングラ出版業者は失われた日本産の娯楽の代替として自国産のエロと暴力を生産し始めるかもしれない。
それはそれで面白そうな世界ではある。
正直、内容について詳しいわけじゃないけど、反対派は結論ありきで感情論をわめき散らしすぎじゃね?
そういう法律を推進しようとする連中にだって、一部の理はある訳だろう。だから、一定の支持が集まって、制度化しようと動きが出ている。
それなのにさ、反対派が「自分たちが絶対正義」であるかのように、人格攻撃なりレッテル貼りなりをやったり、独りよがりな理屈を並べ立ててわめき散らしたり、推進派を攻撃して迷惑をかけたりとか、やりたい放題やったって、状況は悪くなるだけじゃん。
いくら自分たちが自己満足で独善的な理屈を並べ立てたところで、日本は民主主義なんだから多数決で負けたら終わりなんだよな。それなのに、大多数の中立派を不快にさせるようなことをして敵に回したら、状況が悪くなるだけじゃん。推進派の票を増やすだけだろう。
ネット上だと、癇癪を起こして暴れまわれば相手を引っ込ませることができるし、論理の飛躍なり決め付けなりを織り交ぜて都合の良い結論を押し通すことができるし、それに味を占めて馬鹿な理屈を並べ立てる自称お利口さんが多いけど、こういうオフィシャルな場面でそんな小汚い手は通じないことは理解しろと。
つか、まかり間違っても、議員とか党とかに無理やり言うことを聞かせようとして突撃して暴れるとかしないで欲しいもんだ。そんなことしたら当然のように警察沙汰になるし、洒落にならなくなることくらいは弁えていると信じたい。
真面目に戦う気があるなら、むしろ「人格攻撃」とか「レッテル貼り」とか「論理の飛躍」とか「決め付け」とか、そういうのは出来る限り排除しなきゃ不利になるだけなのに、何でそんなことも分かっていないのか。感情を爆発させて暴れてる連中は、むしろ推進派に与してるだけだって自覚しとけ。
駅前の交差点で信号待ちをしていた時に、スーツ姿の男の人に丁寧に話しかけられ、高校生かと確かめられた。
「芸能界に興味はありませんか?」
と言った。
当時私はちょいピザで、化粧もしていなかったし服にも興味がなかった。
その時も、多分ジーンズにTシャツというお洒落もへったくれもない格好だったと思う。
加えて、ドラマもアイドルも興味がなく、そもそもテレビもろくに見ていなかったので、名刺を見もせず、むべもなく断った。
その人は丁寧に引き留めた侘びをし、引き下がった。
あれから八年。
相変わらずドラマにもアイドルにも興味はないけれど、少しはテレビを見るようになった。
別に今の生活に何の不満もないけれど、それでもごく稀に、「高校生の時、渋谷でスカウトされて」芸能界に入ったという女性タレントを目にすると、あの出来事を思い出す。
もしかしたら、いかがわしいもののスカウトだったかもしれない。
仮にちゃんとしたところのものであっても、もちろん成功したとは限らない。
けれど、もしあの時、ほんの少しの興味を抱いて話だけでも聞いていたなら、人生が全く違ったのかもしれない。
これから先、もう一生、風俗業界を除いてスカウトなどされることはないだろう。
もしも自分の人生で、ほんの少しだけ芸能界などというものに通じる可能性があったとしたら、多分あの一つのやりとりだけだった。
後悔しているわけでは決してないけれど、違う世界を覗く可能性のあった穴はあれだったのか、覗いていたらどうなっていただろうとぼんやりと思う。
覗かなかった現実では、私は平凡な仕事に就きつつちょいピザからピザへと進化した。
覗いていたら、もしかすると身長-120のゲーノウ人的体重で、有吉あたりにとにかく精神性がキツいなどと罵ってもらえていたのだろうか。
結局なにも変わらなかった気もするのだけど。