はてなキーワード: ゴールデンアイ007とは
もちろん、そんなことを言う人間もだ。
例えば石の水切り。
川原とかで石を投げて跳ねさせる、なんてことはない遊びだ。
けれども夏休みの一幕において、精神的優位に立つ程度には大事でもある。
弟のマスダも、今年の夏はこの通過儀礼が待ち受けていた。
よく一緒にいる仲間たちと、近々キャンプに行くらしい。
指南を俺が断れないよう、ゴールデンアイ007でオッドジョブと防弾チョッキを譲るという涙ぐましい接待をしてきた。
プロフィール欄の特技や苦手の項目どちらにも、石の水切りなんて書いていない程度の俺に頼んでくるほど、弟は切羽詰っていたのだ。
仲間の中で最も上手いとまではいかなくとも、下手くそだと思われないレベルにはなりたいというのが要望だった。
意外にも身の程をわきまえた依頼に感心した俺は、サクマ式ドロップスに入ったハッカ味だけを食べる役を、弟が引き受けることを条件に了承した。
結果として弟は安定して2桁いけるようになり、俺は石の水切りを教えるのが上手い兄として認知されるようになった。
俺のプロフィール欄の特技にも、直に「石の水切りを教える」と書かれることだろう。
後にキャンプでの話を聞くと、川原がなかったので石の水切りはやらなかったらしい。
そのうち俺がプレイできるゲームは存在しなくなるのだろうな、というぼんやりとした危機感がある。
はじめてゲームで嘔吐したのは小学生のころ、ニンテンドー64のゴールデンアイ007を友人がプレイしている姿を横で見ていた時だ。
遊ぶ面子が集まるまでののほんの少しの間のはずだったのだが、私は見事に画面酔いをして友人の部屋の床にゲロをだばあと吐き散らすことになった。
モンハンが流行り始めた時、PSPを持っていなかった私は当初さして興味を引かれなかったのだが、
試にと友人に貸してもらったところ、開始3分でトイレにこもる羽目になった。
べつにゲームに限った話ではなく、映画クローバーフィールドでは最初のパーティーのシーンで嘔吐したし、
プライベートライアンは上陸作戦で兵士視点のカメラがゆさゆさ揺れるところでゲロを吐いてそこから先は視聴できてない。
WEBニュースに取り上げられていた『アーガイルシフト』が気になってお台場にVR体験しにいこうかと思ったのだが、
予約用のページに書かれた『乗り物等に酔いやすい方はご注意ください』の文言を見て全てを察し諦めた。