「アレックス・ガーランド」を含む日記 RSS

はてなキーワード: アレックス・ガーランドとは

2024-10-12

映画「シビル・ウォー」(アレックス・ガーランド監督)を観ての感想

空虚映画であった。

けっこう期待して観に行ったのだが、こんなにも中身のない映画だとは想像もできなかった。

従軍写真家ジャーナリスト視点から近未来アメリカ内戦を描く映画ということらしい。

IQの低い自称ジャーナリスト連中が、ロードムービーのような構成で、馬鹿っぽいセリフと行動で、頭の狂った兵士に殺されかけたり、立ち寄った街のブティック写真家たちが試着して、それを写真に収めたりして、これは何を表現しようとしているのだろう、俺は一体何を見せられているのだろうと自問する時間が少なくなかった。

タイトルにある「内戦」勃発の経緯も、何が問題なのかも、どこに向かっているのかも不明であるメッセージ性が全くといっていいほど見当たらなかった。

強いていえば一点、これから大統領に返り咲くであろうトランプへの脅し映画だということはわかった(トランプ再選の可能性が高いのだということもわかった)。

ただ、事前にどんな映画なのかを知らされていたならば、決して観ることはなかった(映画評論家のレビュー意味不明賞賛であふれている)。わざわざIMAXで、安くない対価を支払って観る価値のある映画ではなかった。

以下ネタバレ含む)

西部軍事勢力が、ワシントンD.C.に侵攻して、ホワイトハウス大統領側近たちと大統領虐殺する映画である

ラストシーンが、銃殺された大統領遺体の周囲で兵士たちが笑顔記念撮影をするというものイスラエル兵士パレスチナでの振る舞いを思い起こさせた。

大統領側近(報道官?)が兵士どもと交渉しようとする場面がある。それを兵士聞く耳持たず撃ち殺す。その流れで大統領銃殺する。その大統領トランプに似せられている。

ここまであからさまなヘイト映画をつくる監督とは一体どういう人間なのか。アメリカ映画産業には、トランプを忌み嫌う(殺したいと念願する)勢力が、浸透しているのだとわかった。逆に言えば、トランプはこれほどまでに既存勢力から嫌われているあたり、悪くない大統領候補なのだろうと感じさせるものがあった(実際、トランプ任期中は、戦争狂いのアメリカが新たな戦争を始めなかった。FRBに好き勝手することも許さなかった)。

後で知ったのだが、この映画をつくった監督アレックス・ガーランド)が、日本で行われたインタビューで、作品に込められたメッセージとは、と問われて答えたのが、「トランプには投票するな」であった。

結論空虚で、ただヘイトを煽るだけの、腐れ映画であった。

 
ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん