2024-06-09

上司側の視点退職代行について

私は管理職をしている。

労働基準法上の管理監督であるかは知ったことではない。

会社管理職だといえば管理職だ。


管理職であるため、退職相談を受けることもある。

そして当然慰留する。


ただ私は慰留が嫌いだ。でも慰留する。

このクソみたいな現状の理由を以下に記載する。



1 会社の損失となるため

当然1人消えれば1人補充するか残存人員が穴埋めをする必要があり、組織にとってはコストとなる。

これをニコニコ笑顔承認するのは会社への反逆だ。

いや私はそう思わないがそう思う奴もいる。

当然そんな損失は止めなくてはいけない。

とりあえず話を聞いて「もう少し考えてみては」と伝えるわけだ。



2 自身マネジメント能力を疑われるため

組織からすれば辞めるには理由があり、職場環境ひいては上司責任では?と睨まれる。

私はそうは思わないがそう思う奴もいる。というか組織としてはそういうカードを持っておいて損はない。私を適当に異動させたくなった時に理由けができる。

従って辞める人員と適切なコミュニケーションを取る、または理由を把握する、または問題のある人材だったと判定しておく必要がある。

そのためには慰留する必要がある。


そんなの辞める奴には関係ないって?

うるせぇよ。



3 慰留されたがる奴もいる

多くの人は慰留を面倒だと思っているとも思いたいが、世の中には慰留されたい奴がいる。結構いる。いや本当に。

そのアホは大きく分けて4つだ。

自分が優秀な人材で、辞めるには辞めるが当然y会社は辞めてほしくないと思っていると勘違いしている奴

②辞めるつもりだが実はちょっと迷っていて引き留め次第で残ろうとしている奴

③辞める気などなく労働条件を上げようとしてくる奴

転職先が決まった上で、それを上回る条件を提示できるなら残ろうとする奴



世の中の上司って大変だよな。

こんな奴らと真面目に向き合わなきゃいけないんだから

本当にふざけた話だが、慰留によっては残る奴も意外といて、適当対応すると自身の進退に影響することすらある。

単に辞める奴にとっては迷惑な話かもしれないが、退職相談を通じて会社コミュニケーションを取ろうとするメンヘラ野郎は意外といるんだ。

そういうわけで慰留しないわけにはいかない。



4 残った他の部下に冷たい奴だと思われる

これが一番重要だ。上司が実は「辞めたい奴は勝手に辞めてくれどうせ代わりはいる」と思っていることがバレるのはまずい。その冷たさはモチベーションどころか組織不和に繋がる。

俺は知っている。意外と辞めても社内の奴と繋がっていることがあるということを。

から慰留するのだ。「お前が必要だ。こんな優秀な奴に今抜けられたら困る。せめて半年でいい。次が育つまで残ってくれないか」ってな。

腹ん中ではあいつとあいつで埋めてあとは新しい人材要求でどことどう戦うかを考えているよ。




そんなわけでストレスをぶつけているわけでも権利行使妨害しようとしているわけでもなく、ただ純粋自分のために慰留をしている上司もいるんだと知って欲しい。




じゃあどうすればいいのか。

実に簡単で「次の転職先が決まっています。先方の意向で社名はお伝えできません。」こう言ってそのまま辞めてくれればいい。

もう完璧だ。俺は辞める奴と適切にコミュニケーションを取ったし、転職先が決まってるなら引き留めようがない。




もしくは退職代行を使ってくれ。

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