https://news.yahoo.co.jp/articles/a11ad882af7ed509cfd3a0c8515716efb3f9294f
ジャニーズ事務所の二度目の記者会見で、挙手しているのに全く指名されず憤って指名されないまま質問を行った記者が、ルールを無視したとしてバッシングされていた
確かにルールを守るのは一般的には大切な事で、社会の正常な運行には欠かせない事だ
通常は順番待ちの列を抜かしてはいけないし、赤信号では止まらなければならない
例えば日本の社会問題である過労死は、労働者が会社の歪なルールに従った事で発生している
ジャニーズ事務所は長年ジャニーの性犯罪をデビューの為の洗礼という名のルールとし、それに従う事が所属タレント達の常識と化してしまっていた
そしてそれを取り上げるべきメディアはジャニーズ事務所への忖度や周囲からの圧力によって、その辺りの問題には触れないのがルールと化していた
こうした事からも分かる通り、ルールだからと言ってその是非を考えず盲目になり、黙って従うのは大きな問題に繋がる非常に危険な行為と言える
だが日本にはルールであれば例えそれがどの様なものであれ従うべきだ、と考える人も未だに多く、それがこうした問題が発生してしまう原因にもなっている
彼らは上に逆らう、という事自体を忌避するあまりルールに盲目となり、逆にそれに従わない者を攻撃するという、ブラック企業でよく見られるタイプの悪循環に陥っている
そもそも本来ルールとは絶対的なものではなく、生命や人権などのそれよりも優先するべきものがある場合は守らなくとも良い
実際、前述した順番待ちや赤信号のルールは急患やそれを運ぶ救急車には適用されないのだから
過労死や性被害を発生させ、その追及すら封じる様な悪質なルールなどは尚更守るべきではない事は明らかだ
本来ルールとは人権や倫理などのモラルを前提にして作られるべきものであって、それらを無視したルールに従う事は破滅を招くだけだが
今回の件から未だにそれを学べない権威主義者が日本人には多くいる事が分かった
だから今後も日本人は愚かな権力者が作ったルールに従って労基署に行くなどの適切な対処を行わず、過労死の様な悲劇を生み出し続けるのだろう