■「君たちはどう生きるか」感想

自分はもののけ姫くらいからリアルタイムで見て、振り返ってカリオストロ以降は全作見て、本やインタビューもそれなりに追っているまあまあの宮崎駿ファンです。

千と千尋の神隠し、風立ちぬあたりがフェイバリットです。箇条書きで感想書いていきます

• 最新作かつほぼ最終作であろう今作、面白くはなかった、かな…
• 当然だけどナウシカ２とかじゃないです。普通に新作
• 最後だからぶっちゃけるとか、大仰なものがあるわけじゃなく、まあ普通に新作アニメ映画という感じ
  • 老人が大量に出てきて、病人も出てきて、やさしくない限界集落みたいな雰囲気が出てた時は「そんなぶっちゃけやるの？」と緊張したけど、気のせいだった
• 宣伝が少ない件ですが、これ宣伝しようがない気がする
  • 宮崎駿の最新作、という以上の何かがあるわけじゃない
  • もう社会に浸透しまくった絵柄だし、派手なアニメーションはもう後進に水をあけられてる
  • つまり日本のメディアに受け皿がないと思う。あえて言うとそれが新境地かもしれない
• 前半はかなり静謐で、それで最後まで行ってくれたらだいぶ良かった気がしますが、後半ちょっとスケベ心出てましたよね
  • 途中までは死の匂いが常に漂う緊張感があったけど、魚を釣り上げた後は露骨に千と千尋みたいになって、あ～って感じだった

• 顔が二重になってるアオサギのイラストですが、中には禿げた醜男が入ってます
• 冒険活劇とも言われてましたが…冒険活劇…うーん
• タイトルはオープンクエスチョンだが、要は「自分の殻にこもるか、外の世界に出るか」の二択で、主人公は、まあ後者を選ぶ
  • 悪意のある積み木の下りはオッと思ったが、主人公も自分の小さな悪意(これよくわからなかった。あれ悪意なのか)を自覚して受け入れる
• 久石譲の劇伴はいつもの宮崎映画とは違ってこれは大分いい感じだった
• 過去作を思わせる背景やギミックはあるけど、別にサービスとか過去作とのつながりじゃなく、単に宮崎駿の引き出しに残ってたもの、という感じ
  • さすがにアニメ映画を10本もやってると底をつくのだろう、今に始まったことじゃないけど
• 主人公はいろいろ奮闘するが基本的には全て失敗する
  • インコの大王が階段を念入りに破壊するくだり、妙に有能で笑ってしまった
• 序盤の継母が弓を射るシーンがハイライト。かっこよすぎ

Permalink | 記事への反応(2) | 12:42

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