それがなにかわからない。
人間に対する信用みたいなものが自分の中から失われたような気がするんだよな。
フィクションに出てくる敵のステレオタイプは全員ハゲのロシア人になるだろう。
「老人になると人は狂う」ということがクローズアップされるし、
ロシアを批判するような言説が、そして自由と民主主義の重要性について説く言説が世の中に満ち溢れるだろう
と思っていたんだけど、
世の中の人にとっては別に大事件でもなんでもないみたいで、特になにも起こらなかった。
日常が普通に日常として続いていくし、自分ひとりの中で大事件だった。
世の中のことはなにも変わっていない。
第二次世界大戦の反省として、国家間の大規模な戦争はやめることにしたんじゃなかったのか。
朝鮮戦争とかベトナム戦争とかはあったけど、昔の話だろ、とは思っていたんだよな。
湾岸戦争とかも長期間続く感じじゃなかったし、領土獲得戦争じゃない。
「領土を奪うための殺し合い」ってもんが俺たちの時代においてもリアルに立ち現れていることがショックだ。
それはもうやめたんじゃなかったのかよ。
命は大切なんじゃないのかよ。
何十万人も殺して得られるものってなんなの?
農地がそんなにほしいの?
農業大好きかよ。
農業国は軒並み苦労しているだろうが。
たとえ仲が悪くなったとしても、隣にいてもらったほうがいい。
自分が併合しちゃったらもっと友好的じゃない国と接することになっちゃうじゃん。
特に理性ある人とは思ってなかったけど、そこまで無謀じゃなかった。
どうしちゃったんだよ。あまりにも独裁進めすぎて都合の悪い情報入ってこなくなっちゃったのかな?
アフガニスタンであれだけ苦労したことを思い出せよ。あのせいでソ連なくなったじゃんか。
俺たちはどうしたらいいんだよ。