SNSの使い方がゴミなことで有名な元嵐の二宮和也が炎上している。
それは「世界からのサプライズ動画」というサービスを利用したこと。
Twitterをやっている人なら1度は見たことあるだろう、屈強なマッチョがカタコトの日本語を話し踊りお祝いをする動画だ。
簡単に依頼することができ、その売り上げはもちろん動画出演者であるダンサーにも入る。傭兵たちへの雇用創出を目指し、戦争に参加せざるを得ない人を減らすとも言っている。実際にその地域の子供の食事の支援なども行われているそうだ。
人気サービスである一方で、「差別だ」「はやく潰れろ」という声もある。
・人種的ステレオタイプ問題(人種がエンターテイメントとして消費されることへの嫌悪)
・事業の脆弱性に対する批判(こんなサービスが長続きするわけない、廃れたときダンサーはどうするのか)
俺はこのサービスを見るたびに、昔大学生だった頃のことを思い出す。
大学の近くにホームレスのおっちゃんがいて、なんだか気の良さそうな感じの人だったので
そのおっちゃんが要求することはないが、数名の学生が牛丼のテイクアウトを渡したりしていた。
おっちゃんは申し訳なさそうに受け取って、勉強がんばってねーと笑顔で手を振ったりしてくれた。
ある日、学生の1人がおっちゃんと商売をしておっちゃんに金を渡そうと言い出した。
その内容は、人のいいおっちゃんに悩み相談ができるというもの。依頼を受け、おっちゃんにその悩みについて語ってもらう。入金してもらったらその動画を送る。
それはなんだかんだうまくいっておっちゃんはちょっと人気者になったしお金も結構入っておっちゃんも喜んでくれていた。何より君らと話すのが楽しいと言ってくれていた。
同じ大学の学生数名が「差別だ」「弱者をエンターテイメントにしている」と大学に抗議した。
なんかそういう時だけ早く動く大学は、俺を含めた学生におっちゃんと関わるのをやめさせた。
その時は反省したけど、今思えばなんにも困ってない立場の人間がお金を必要としている人間の一時的な収入でさえ取り上げたの酷くね?って思ってる。
もちろん俺らにも差別意識があったのかもしれないけど、実際やったことは悪かったのかと言われると100パーセント悪いとは思えない。