マスク着用、とりわけ男性のマスク着用について、私が以前から少し考えていたことを書いていきたいと思うのですが、
昨今のマスク着用について、人の少ない屋外ではマスクはしなくていいよ。といった具合に喧伝が進んでいると思うのですが
それでも私を含め、人通りの比較的少ない屋外でもマスクを着用している人はまだまだ多いという印象です。
私に関してはマスクをしてないとやはり心配という思いと、そもそもマスク着用がそこまで苦ではないといった理由で屋外でも着用しているわけですが。
しかしながら、屋外はおろか屋内、例えば満員電車の中でもマスクを外している人というのもこのところよく見かけるようになりました。
マスクできない理由というものも人ぞれぞれにあるでしょうから、そこは尊重していきたいとは思ってはいるのですが……
そんな中、気づいたことがあるのですが、屋外屋内限らずマスクを外している人には圧倒的に男性が多いということです。
以前からもマスクを着用しない男性が叩かれたりなどはよくニュース記事でも見た記憶があるのですが、
なぜ一部の男性はマスクを着用したがらないのか。逆になぜ女性はマスク着用に抵抗がないように見えるのか。
ここからはあくまで私の推測と観測範囲(と偏見)が大いに絡むのですが、
割とヤンチャというか盛んな男性性を顕示している男性にマスク非着用率が高そうという印象があります。
そういう男性にとって「マスク」というアイテムは自身の弱さを外部に対して晒すというようなそういう印象を持っているのではないか?ということです。
「弱さ」といってしまうと語弊があるかもしれませんが、自身がマスクで外部からの攻撃を防御している姿は「情けなさ」に直結すると思っているのではないか?といいますか。
強いことが美徳と刷り込まれた男性(意識的や無意識的かはさておき、特に男性性を武器に社会をサバイブしてきた男性)にとって、
マスクというのは、攻撃性を外部に晒すことを良しとされてきたのに、生まれて初めて自身の身を守るという防御性を晒すことを求められた経験というか。(そのつらさと規範性についても考える必要は大いにあると思いますが)
その他にも、男性は自身を大切にしない傾向が強いという特性ゆえ、自身を守る・大切にするという象徴でもあるマスクを着用しなくてもいい、
単にめんどくさいから、うっとうしいからなど、さまざまにその理由というのは考えられるのですが(めんどくさいから○○しない。というのはそこに特権性が隠れていると私は思っているのですが、そこは今回は割愛)
マスク着用とジェンダーは実は密接に関わっているのかもしれない。と私は思うようになっています。
逆に女性がマスク着用に抵抗がなさそうなのも、マスク着用などに見るある種の「抑圧」に晒されることは女性にとって慣れっこであって、
そういう抑圧を無意識的に引き受けてしまうという背景もありそうな気はしています。(特権男性は抑圧経験が極端に少ないがゆえにマスクへの抵抗も強いのでは?というのもひとつ考えられます)
あと、女性というのは顔の美醜のジャッジを常に受ける存在でもあり、マスクをしているとそういうジャッシを軽減できますし、そういうのもありそうな気もしています。
とはいえ、単にマスクをしているとメークが簡素で済むなど実利の面での効果も考えられますが。
考えすぎという面も大いにありますし、なんでもかんでもジェンダーに結びつけるのはよい向きではないとは思っていますが、
イケイケのフェロモン強そう系の男性集団になぜかやたらノーマスク率が高いという、私の観測範囲限定ではあるものの、そういう光景を見かけると
せやで ウェイ系嫌いなワイはマスク大好きや
女のほうが同調圧力に弱いというだけ
単に、ノーマスク警察が絡んできた時に返り討ち出来るかどうか、出来ないなら屈してマスクするしかないというだけの話では? 女だって190cmムキムキマッチョならマスク外せるだろ ...