意見が少しでも自分と異なると罵詈雑言はいた挙句、「無能」、「クズ」などの毒を吐く。吐いてる内容は正論なのかもしれんが、それに紛れる悪意がノイズになってほとんどの人間には相手にされてない。
俺はこいつとはフォローフォロワーではないし、ましてやいいねやリプやRTなどしたこともない。ただ、遠くから眺めてると珍獣を見てるようで面白い。いうなればsyamuと同じカテゴリの消費財だ。
先日もこいつがとある件で暴れ回ってた。発端は別のツイッタラーの発言だ。それが気に食わなかったようでお約束の罵詈雑言をちりばめた反論引用RTを連投していた。
まあ相手は大体無視するんだけど、今回はこの発言者がキチにたいして「そんな態度のやつとは会話しない。きえろ」と返しブロックした。まあ一連の流れを見てると彼がそう言いたくなるのもわかる。
ここからキチムーブがエスカレートした。なんとブロックをされながらも別アカで発言者のツイのリンクを取得して本垢で引用RTするという粘着してきたのだ。
こまった発言者はとりあえず自分の関連ツイをすべて消して、これ以上引用RTは控えてくれないかというお願いまでしてたが、将来の粘着を恐れたのか発言者はアカウントに鍵をかけてしまった。キチの完全勝利だ。
勝利したキチだがこの件で彼をブロックした人間は少なくないだろう。キチの年齢は知らないが、発言の節々から30代後半あたりだと思う。結婚はしてないし恋人もいないだろう。童貞の臭いすらする。
キチの行為を増長させてる一因は数少ない友人たちの擁護だ。例えば、キチムーブされた側がやりかえすと、「キチにそういう態度取るのやめなよー」と他者に促したりキチに混じって反論してきたりする。
じゃあこいつらもやばい奴らかと言うと他の発言を見る限りそういうわけでもない。むしろ既婚者であることや子持ちであることすら窺える。つまり現実世界でも居場所がある人たちなのだ。
俺はここに一種のグロテスクを感じずにはいられない。友人たちはキチの行為を増長させ、ますます他者理解の機会を奪っていく、「あなたはそのままで良いのだよ」という優しい言葉をなげかけながら。自分は正常な立場を確保しつつ友人に珍獣であり続けろと言うのだ。
ただ、今回のキチムーブに若干うんざりしてる友人たちの態度も垣間見れた。このまま離れてしまうのだろうか。まあ、友人たちが見捨てても俺は最後まで観察し続けてやるからな。